大人オリジナル小説
- 死にたがりな女
- 日時: 2012/03/31 01:34
- 名前: 黒蝶
あぁ、なんで誰も私を殺さないの?
こんなにも死にたいのに!誰も殺さないなんて。
ニュースに流れる殺人予告ってなんか変・・・
死にたくない人を殺してどうすんの??
私はいつでも死を受け入れられるのにな〜
外を歩けば誰かが殺してくれるんじゃないかって思った。
だけど、誰もいないんだよ。
自分で死を求めるなんてアホだしなんか嫌。
自殺サイトで一緒に死んでくれる人募集中なんて、
本当に死にたいと思ってるやつとは会えない。
だから、いつか殺されること夢見るしかない。
そんな、夏の日だった。
- Re: 死にたがりな女 ( No.2 )
- 日時: 2012/03/31 16:41
- 名前: 黒蝶
あ。なにここ?
「遊園地?なんでこんなとこきてんのよ」
「わかってないな。この遊園地はカップルで来ると安くなるんだ
だからきたんだ」
「自分の彼女と行けばいいじゃない!!私は・・・・・」
嘘でしょ?なんで泣くのよこの男・・・
意味分かんない。
「ごめん。僕、そんなつもりじゃなかった」
なんで謝るのよ、死ぬ気が失せちゃうじゃない。
「別にいいわよ。ただし入園料は全部払ってね」
「了解です」
本当に、私を殺してくれるの?
疑問ばかりが浮かび上がるなのに。
彼のまぶしい笑顔でかすみそうになる。
それから彼と私は思う存分満喫した。
こんなに楽しいことはあっただろうか、何度も思う。
生きている中でそれがしらなかっただけなんだ。
愛されない自分の過去、憎しみ・怒り・恨みを全部彼がとりに
来たのではないの?
そんな都合のいいことなんてない。
でも。期待してしまうんだ。
あの笑顔が私の汚い薄汚れた心を真っ白にするんじゃないかと。
PR