大人オリジナル小説
- いらない翼はない
- 日時: 2012/07/27 17:58
- 名前: クリアドロップ
初めまして、又はこんにちは★ クリアドロップです(^ー^)ノ♪
二作目を立てることに致しました!
一作目は「社会問題、ウチが解決したるがな!!」なんですが…あんまり社会問題に触れてないかな〜と、思いまして。
いえでも、どちらもお願い致しますよΣ(・□・;)!!
注意○。●
「荒らし・中傷・チェンメ・関係のない話(沢山)はおやめ下さい」(^^;;
「更新は不定期ペースで御座います」( *`ω´) \(- -;コラァ
上記↑がoKなお方、宜しゅうお願い致しますm(_ _)m**
次は、しっかりやらせて頂く予定です♪
- いらない翼はない ( No.6 )
- 日時: 2012/07/31 09:09
- 名前: クリアドロップ
教室を開けると、騒がしかったのが嘘のようにしんと静まり返った。
平気、へいき、ヘイキ・・・、いつもの事なんだから。
だけど、心の奥がズキンと痛む。ヘイキなのに、いつも。
胸を抑えてうずくまりたい程に、苦しい。息がし辛くなってしまう。
机にゆっくり歩み寄る。
痛みを、苦しみを抑えながら。
油性のマジックで書かれた乱暴な言葉、
『 死ね ウザイ 消えろ 来るな 自殺しろ ブス 』
誰が、泣いてやるか。
瞳に溜まった雫をあたしはいつも抑えて、何でもない、気にしないという風に椅子に腰掛ける。机の横には鞄をかけて。
黙って、筆箱から消しゴムを出してその暴言をこすって、さ・・。
これが、当たり前の生活なんだよ、私の。
本当は辛いんだよ?
何で生まれてきたのって思うんだよ?
心なんてきっと灰色で汚れてて、もうバラバラに砕けて灰になってるよ。
その時、あたしはまだ気付いていなかったんだ。
黙々と消しゴムを机にこすり付けるあたしを、じーっと見ている誰かに。
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