大人オリジナル小説
- いらない翼はない
- 日時: 2012/07/27 17:58
- 名前: クリアドロップ
初めまして、又はこんにちは★ クリアドロップです(^ー^)ノ♪
二作目を立てることに致しました!
一作目は「社会問題、ウチが解決したるがな!!」なんですが…あんまり社会問題に触れてないかな〜と、思いまして。
いえでも、どちらもお願い致しますよΣ(・□・;)!!
注意○。●
「荒らし・中傷・チェンメ・関係のない話(沢山)はおやめ下さい」(^^;;
「更新は不定期ペースで御座います」( *`ω´) \(- -;コラァ
上記↑がoKなお方、宜しゅうお願い致しますm(_ _)m**
次は、しっかりやらせて頂く予定です♪
- いらない翼はない ( No.3 )
- 日時: 2012/07/28 17:31
- 名前: クリアドロップ
____『いらない翼はない』
この言葉は、もう過去のものだと思っていた。
もう、一生 聞くことはないだろうと思っていた。ううん、願っていたのかもしれない。もう、聞きたくないとーー
けれど、また聞くことになるなんてね・・、思ってもいなかったよ。
____『鶏とか、ペンギンに羽は何であるの?お空を飛ばないでしょ?』
____『羽はねえ、お空を飛ぶだけの羽じゃないんだよ』
____『なんで?』
____『いらない羽はね、ないんだよ。必ず何かの役にたつんだよ。
周りが分からないようなことでもね、何かの役にたってるんだ』
麦わら帽子、汗の染み込んだタオル。白いランニングシャツ。えんじ色のダボダボズボン。まぶしい、ヒマワリのような笑顔。
縁側に座って、風鈴の音を聴きながら二人でスイカを食べた。
庭に咲く、朝顔を眺めてスケッチする様子をじっと見ていた。
柔らかいタッチで描かれたその青い花は、本物そっくりではしゃいだ。
いつも撒かれる米粒を食べにやって来るスズメ達。
幸せだった。
何もかもが平和で、穏やかに時は過ぎて行ったあの頃に、
“戻りたい”