大人オリジナル小説
- ーいじめという恐怖ー
- 日時: 2012/08/30 16:38
- 名前: 曇り空 ◆RCpQKCQVZQ
「いじめ」それは、される人の心を深く傷つけるもの。
「いじめ」それは、やる人に快感を与えるもの。
じゃあそれ以外の人__傍観者にとって「いじめ」とは何だろう。
ただのショーなのか。
いつ自分に回ってくるかという恐怖なのだろうか。
それとも___
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初めまして。曇り空といいます。
荒し禁止です。
これからよろしくお願いします。
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- Re: ーいじめという恐怖ー ( No.10 )
- 日時: 2012/08/31 17:30
- 名前: 曇り空 ◆RCpQKCQVZQ
第二話 ー優也sideー
2時限目が終わり、休み時間。
「ちょっと棟野来い。遊んでやる」
また亜洲島さん達だ。
「へぇー、それはどんな遊びなのかなぁ」
渚が亜洲島さん達に喧嘩売ってる。
「転校生のくせにいい子ぶってんじゃないわよ!」
「『くせに』っていった?」
「だいたいあんた、私がどんなご身分かご存じ?
この学校中誰でも知ってるわよ?」
「あんた?フンッ。私に向かってあんたとは」
「本当に生意気ね!」
「てめぇはギリギリ日本トップ10に入る財閥なんだろ?」
「そうよ!私の父親は○○銀行の会社の社長なのよ?
あんたの所の会社なんて直ぐに潰せるのよ?」
「やれるもんならやってみな。
逆に聞くが、私がどういうご身分かご存じかしら?」
「知らないわよっ!」
「本当に?
じゃあ私はどういうご身分か当ててみな」
「一般庶民でしょ!?」
「アハ、アハハ、アハハハハハハハ」
「ちょっと!朋子様に笑ったこと後悔しなさい!」
「どうして?こんな下級財閥になんで笑っちゃだめなの?」
「下級ですって!?」
『バァン』
亜洲島さんが凄い形相で渚さんを強く叩いた。
「あんた一体何様なの!?
もういい!あんたのとこ潰してやる!」
その時何故か渚は余裕の笑みを見せた
『プルルルル』
「あ、もしもしお父様。ここに何もかも潰してしまいたい人がいるんですけど潰して貰えませんか?」
『それは誰だね』
「鳴海渚」
『!?』
「どうしたんです?お父様」
『まさか…その鳴海さんに手を出してないだろうね』
「出したわ?」
『なんてことをしてくれたんだ!
その人は日本で一番の財閥の一人娘なんだ!
ああ、この事がその人の親に伝わったら我ら一族の命はないぞ!』
『プツッ』
どんどん亜洲島さんの顔が真っ青になっていく。
「アハハハハハハハッ!
だから言ったのに。
可哀想な子。
これをお父様やお母様に言うから。
覚悟しな」
「お願い…それだけはしないで!
何でもするから!」
もう以前の亜洲島さんの面影は何処にもない。
「何でも?」
その時渚の瞳が怪しく光った。
ー第二話終わりー
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