大人オリジナル小説
- おまじない。
- 日時: 2012/10/15 22:11
- 名前: 三朝 ◆Ma8jEpmcbs
初めまして。
三朝(みささ)と申す者です。
久々に社会問題系小説書こうとしてます。
*諸注意*
・荒らし、チェンメ等はご遠慮ください
・アドバイス等は大歓迎です(^−^)ノ
・更新は亀よりも遅いです←
・誤字脱字、たまにやらかします←
・先に言っておきますが、チャットシーンやメールシーン等では顔文字や「(笑)」を使います。
嫌な方は見ないことを推奨←
□登場人物□
中野千花(ナカノ チカ)
伊藤美雨(イトウ ミウ)
波崎涼香(ハサキ スズカ)
- Re: おまじない。 ( No.5 )
- 日時: 2012/10/15 22:34
- 名前: 三朝 ◆Ma8jEpmcbs
「なんだ、通知メール来てなかったのに…」
トイレの個室に籠ると、ケータイを開きレインとメッセージのやりとりをしているサイトへ行った。
通知メール自体は着ていなかったけど、レインからのメッセージはあった。どうして、だろう…。
そんなことを思いつつも、気にしたって仕方ないので気にすることをやめた。私にはレインがいればいい。私の話を聞いてくれる人がいればいい。それが、レインだった。
レインからのメッセージはとても短かった。
『クラス、やだな。また切っちゃった』。
そんな短い文章でも、私にはレインが何を言いたがっているかわかった気がした。レインとずっと仲良くしてた私なら、レインの事情を知ってる私なら。
ふと時々、レインが言っていることは全て嘘なんじゃないかと思うことがあった。嘘を吐いて、レインの相談に乗っている私をすごくバカにしているんじゃないかと思うときがあった。そしてその、非常に冷めた冷たい感覚のそれはいつだって、レインと一番盛り上がっているときに唐突にやってきた。
それでも、『レイン』は大切だった。信じてない、信じられないけど、私の話を聞いてくれる、数少ない存在。だから私も、レインの話を聞いて、レインを支えたかった。
要するに、本当なら今すぐ返信したいけど、私はあえてその選択を取らなかった。
早めに教室に戻って掃除をしないと、クラスの女子がうるさいな。

