大人オリジナル小説
- 死ぬという意味 【みちるの章 突入!!!】
- 日時: 2012/11/05 20:09
- 名前: らぶりーめめ★ ◆I4R7vnLM4w
―登場人物―
―佳奈の章―
月島 佳奈
(つきしまかな)
kana tsukishima
森本 美波
(もりもとみなみ)
minami morimoto
―みちるの章―
真壁 みちる
(まかべみちる)
mithilu makabe
田井中 茉莉
(たいなかまつり)
matsuri tainaka
その他、多数!!
―プロローグ―
死ぬなんて、簡単なことだと思ってた
いなくなっても、悲しむ人なんていないと思ってた
あの日の屋上
震える手
孤独な心
私のすべてが
悲鳴をあげていた
- Re: 死ぬという意味 ( No.3 )
- 日時: 2012/11/01 21:33
- 名前: らぶりーめめ★ ◆I4R7vnLM4w
「佳奈・・・」
聞き覚えのあるこえ。
なきたくなるほど懐かしい声。
「美希・・・?」
「そうだよ・・・」
美希・・・?
何で美希がいるのよ・・・。
私は美希を消そうとする気持ちが、あったのかもしれない。
「私・・・死のうと思ってるの。」
「え?」
「美希のトコに行きたいの。それが“つぐない”だと思ってるから」
「つぐない・・・?そんなものいらないわ」
つぐないが・・・いらない?
どうして・・・。
私は美希につぐないをしなくてはならない。
美希が要らないといっても、それはしなくてはならない事。
「佳奈は・・・・悪くないんだから・・・」
私は・・・悪くない?
どうして・・・。
すべては私のせい。
ちがうの・・・?美希・・・。
―――――――――――――――――――――――――――――
ピッピッピ・・・
心電図の音で、私は目覚めた。
そこには・・・
誰もいなかった。
私は・・・病室にいた。
たった一人で。
心電図の音が、妙にずきんずきんと、心の中に響いた。
美希のときも・・・
この心電図にずいぶんドキドキさせられたものだ。
でも私は・・・
心配してくれる人さえもいないんだから。
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