大人オリジナル小説

愛されなかったキミへ。
日時: 2012/11/04 18:24
名前: ゆき






―――――――――――どうしてなのだろう。




















どうしてキミばかり――――――


























―――――――――――傷つかなければいけないのだろう………―――
















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Re: 愛されなかったキミへ。 ( No.3 )
日時: 2012/11/11 10:45
名前: ゆき


―――――――8年前―――――――

「 ……真奈っ おはよう!! 」
「 おはよう、 愛!!!! 」

私の隣には、いつも可愛く微笑む彼女、”黒澤 愛”の姿があった。

私たちは、誰もが羨むくらい仲が良く、
”大親友”そんな言葉が、自然と私たち二人のものになっていた。

「 昨日、可愛いお店見つけたんだ。
  お揃いのもの、買おうよ!! 」

「 うんっ!!! 放課後、早速行こうね!!!」

放課後も、ずっと一緒。

時々、マクドナルドで恋バナをしたりもして。

どっちか一人でも失恋すれば、必ず二人とも涙していた。

だって、自分ことのようにつらかったのだから。
彼女の悲しみを、半分労わってあげたい。
そういう気持ちになるくらい、私たちの絆は深く、強い確かなものだった。


毎日が天国のように幸せで、
何度、時間が増えたらいいのに、そう思っただろうか。

何度、一生、愛と親友でいたい、そう願ったろうか。


………でも、ある日を期に、幸せでしかなかった私の世界は、
どんどん歪んで、そしてガラスのようにバラバラに砕け散っていった。


そのきっかけをつくったのは、クラスのある女の子。

…些細な一言から始まってしまった。

「 黒澤愛ってさ、ちょっと可愛いからって、
  調子乗ってるよね。」

その子がそう言った途端、みんな一斉に口を出し始めた。

「 わかるわかるっ!! 自意識過剰っていうの?
  自覚ありの、ぶりっこだよねー。」

「 超、身の程知らず。
  鏡見ろよブース。 」

「 皆言い過ぎだってぇー!!!
  ぎゃはははははっ!!! 」

……歪んでる。

皆歪んでるよ。

妬みから始まった、暗い現実。

皆…………狂ってる。



そこから始まった、彼女への陰湿な、”いじめ”。

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