大人オリジナル小説
- 愛されなかったキミへ。
- 日時: 2012/11/04 18:24
- 名前: ゆき
―――――――――――どうしてなのだろう。
どうしてキミばかり――――――
―――――――――――傷つかなければいけないのだろう………―――
- Re: 愛されなかったキミへ。 ( No.2 )
- 日時: 2012/11/10 08:52
- 名前: ゆき
「 はい? 」
くるっと首を回し振り返ると、
どこかで見覚えのある、懐かしい顔が、
胸の奥をぎゅっと握り潰した。
……なにこの感覚。
彼女を見るだけで、凄くつらくて苦しい気持ちになる。
………そんな謎も、彼女によって、すぐの解かれた。
「 お久しぶりです。 黒澤です。奇遇ですね。」
……やっぱりそうだったんだ。
「 …久しぶりね。……優ちゃん。 」
そう言うと、優ちゃんは愛嬌のある笑顔で微笑んだ。
「 ここの席、座って? …聞きたいことがあるから。」
「 …失礼します。……お話って… 姉のことでしょうか……? 」
「 ……ええ…。 ……詳しく、教えて。」
先ほどまでニコニコしていたとは思えないくらい、
真剣な面持ちで私を見つめる優ちゃん。
「 ……わかりました。
長くなると思いますが、飽きたりしないでくださいね。」
ふふっと微笑んだ優ちゃんは、
先ほど笑顔からは考えられないくらい、寂しく微笑んだ。
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