大人オリジナル小説
- 34人もいる
- 日時： 2013/01/20 14:46
- 名前： 奏流
∠ 初めに
とりあえず皆様が不愉快にならないよう書いていきます( ´∀｀)
∠ キャラ説明
1番 相川 紗央莉 女
2番 飯田 海星 男
3番 宇田 淳 男
4番 大橋 麗美 女
5番 大矢 優樹 男
6番 川上 愛菜 女
7番 川尻 悠里 男
8番 桑原 海斗 男
9番 今 梨々香 女
10番 近野 聖夜 男
11番 斎藤 紗和 女
12番 酒井 悠 男
13番 佐藤 綺羅 女
14番 佐藤 真希 女
15番 宍戸 美沙 女
16番 曽井 翔希 男
17番 高橋 清良 女
18番 高橋 奈々 女
19番 田中 太一 男
20番 谷 俊 男
21番 谷本 奈緒 女
22番 中谷 詩織 女
23番 中村 花奈 女
24番 中谷 真衣 女
25番 林 真也 男
26番 樋口 舞 女
27番 細川 渉平 男
28番 増田 由佳 女
29番 松村 風太 男
30番 村瀬 陸斗 男
31番 山口 七海 女
32番 山崎 菜 男
33番 山田 琉那 女
34番 渡辺 麗莉花 女
35番 渡部 拓海 男
∠ あれだよ、あれ。
いじめられてる人は
11番だよ
- 34人もいる ( No.1 )
- 日時： 2013/01/20 15:46
- 名前： 奏流
第1話 〝34人も敵がいる〟
「近づかないで」
「目障り、消えて？」
「紗和、ごめんね。もう一緒にはいられない」
何度も言われてきた言葉
そっくりそのままお前に返したいくらいお前が憎い
三ヶ月前
私は小学校を卒業してから東京に引っ越してきた。
中学校のみんなはほとんど顔見知りで私は一人ぼっちだと思っていた
入学式の時教室に入ると
「誰？」
「あの子知り合い？」
などの声が聞こえてきた
やっぱり、知ってる人がいない・・・。
友達、できるかなぁ。
「ねぇねぇ！！あんたどこ小やったの？」
関西弁でサラサラのショートヘアの可愛い子がはなしかけてきた
「え、北海道札幌のえっと・・・言ってもわからないと思うよ。」
「ホンマかぁ、うちはね大阪にある小学校から転校してきたよ」
同じ・・・転入生。
「じゃあ、同じ小学校だった人がいないの？」
「うん。そうだ、うちらツレになろうよ」
・・・ツレって何・・・？
私がずっと黙っていると女の子が
「嗚呼、すまんすまん。ともだちっていう意味だよ」
とも、だち？
私はその言葉が嬉しくて
「うん！」
と勢いで言ってしまった
女の子は笑い
「ええ返事や！うちの名前は山口七海。あんたは？」
「えっと、斎藤紗和です。」
「紗和かぁ、紗和って呼んでもええか？」
「・・・うん！もちろん。」
「ホンマかぁ！！うちのことは七海って呼んでええからな」
七海・・・。
「うん・・・！！七海っ！！」
「よし、ええ返事や。これからもシブロクヨンキューな、紗和」
「うん」
シブロクヨンキュー？
何それ。
初耳。
と思いながらも返事をした。
七海は走っていきほかの友達のところへ行ってしまった
すると先生が入ってきた
「はい。みんな、おはようございます。」
おはようございます
とみんなが返事をする。
私も少し遅れて言った
「じゃあ、廊下に並んで体育館に行くよ」
するとみんな友達と一緒に廊下に出る
みんな2人とかで行っているのに私だけ1人だった。
七海も5人くらいの女の子に囲まれて教室を出て行く
「・・・友達作んないと」
そう言って一人になった教室を出て
目から出てくる涙を服の袖で拭いた
入学式の最中隣の子が声をかけてきた
「ねぇ、紗和だよねぇ？」
「え・・・えっと。」
「ああ、ごめんごめん！！あたし、佐藤綺羅！ほら、小1の時一緒だったじゃん！！そっからあたしが東京に引っ越しちゃってさぁ。」
「あ、キーちゃん？」
「うん。そうそう。」
「久しぶりだね！」
「うんうん！」
「・・・うるせーよな、あいつら」
「まじそうだよなぁ。調子乗ってるよな、特にあいつ、えっと。誰だ？」
「斎藤だろ？」
「ああ、そうそう。」
「最近ストレス溜まってんだよ。」
「・・・いじめちゃう？」
そんな声が聞こえてきた感じがした。
あの時もっと私はみんなと仲良くすれば良かったって
今更後悔した
