大人オリジナル小説
- 生きていても価値が無いのは解っている……。
- 日時: 2013/03/10 23:29
- 名前: 白亜
こんにちは。白亜ともうします。
初めてなので、よろしくお願いします。
脱字やらがあるかもしれませんが、内容を少々理解しながらお読みいただけるとうれしいです。
- Re: 生きていても価値が無いのは解っている……。 ( No.4 )
- 日時: 2013/03/24 00:17
- 名前: 白亜
ミーンミーンミーン……
セミのなく声が、この真夏の地に降り注いでいた。
少女、ミカはノースリーブの白いワンピースとハットをかぶって、アスファルトの上を駆けていた。
「はぁっはぁっ」
額に汗を流しながら、ただひたすらに。
ミカの後ろの方から、大きな声で叫ぶ声がした。
それは、この間ミカを5人で囲んでいじめていた集団のひとりだった。
「お前いつか殺してやるからなぁ―――――!覚えとけよミカぁぁぁぁっ!」
この大きな声が、周りの家の中まで響いていたのに、誰が気付いただろうか。
気づいていても、知らんぷりをしていたと思う。
『ミカ』と言う少女は、借金取りにやられて亡くなった。
あの汚い母親の娘。
それが、この町の最近の話題だった。
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