大人オリジナル小説
- 闇へ染まる彼女【コメ大歓迎】
- 日時: 2013/03/26 20:14
- 名前: 水奈 ◆y4sWQj6Fr6
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2a/index.cgi?mode=view&no=1564
皆様、おはこんばんにちは。もしくは初めまして。
もしかしたらどこかで見かけた方もそろそろ居るはず……
今回はいじめなどの学校の闇を中心に書いて行きたいと思います。
もしかしたら規定ギリギリまで行く可能性があります。(←重要です!)
途中で嫌と感じてしまった場合は、ご退場いただいても結構です。
この話は上記URLの過去話のような位置づけです。
どちらを先に読んで頂いても結構ですが、二つ読んでくださると更に内容が楽しめるかもしれません。
なおこの話の更新は、自分がカキコ内で更新しているものの中で一番遅いと思われます。ご了承ください。
では、本編をはじめて行きたいと思います。
〜注意〜
・本編で出てくる人物、団体、場所などは現実と一切関係有りません。ほぼ全て空想です。
・本編で出てくるいじめなどの内容は、現実で行うことを一切禁止します。絶対に行うことはおやめください。
・最終的にこの話は、いじめなどの実態を知っていただくような話になります。
・この話内では、作者が思いついた方法、世間で良くある方法を全力で出してきます。一部かなり非情な部分も出てくる場合もあります。
・中盤辺りから話の内容のハードルが一気に高くなる可能性があります。お読みいただく際は体調などにもお気をつけてください。
・荒らしなどが目的の方は即ご退場ください。した場合はスルーさせて頂きます。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
- Re: 闇へ染まる彼女【コメ大歓迎】 ( No.10 )
- 日時: 2013/04/23 22:13
- 名前: 水奈 ◆y4sWQj6Fr6
学校の北階段を登り、屋上へ行く私と夏夜。
屋上までいけるのは、この北階段だけである。だが、この階段は窓がかなり少なく、蛍光灯なども壊れていたり、消え掛かっているものがほとんどのため、生徒が歩いてくるような雰囲気ではなかった。しかも、生徒はほとんどこの階段を利用しない。
人が来ない反面、ちょっと悪い不良や、ちょっといけない事をする人、暗い所で一人になりたい人にとっては、絶好の場所でもある。
そんな、学校内で一番危険な場所を通って行くと、最上階の屋上へ到達できる。
ちなみにこの学校、屋上は休み時間中と放課後、完全下校までの時間のみ開放されているので、割と生徒の出入りは多い。
「誰か先客でもいるかなー」
陽気な夏夜。
彼女はいつもこんな感じで、とても陽気な性格である。
「どうだろう? 昼休みだからいてもおかしくないね」
「だね。とりあえず、覗いてみようか?」
「そうだね」
そう言い、私は屋上へ出る鉄の扉のノブへ手をつける。そして開けようとした時……
「あれ? やっぱり先客がいたね」
ふと、数人の男子生徒の面影が見えた気がした。
「どれどれ。――――ホントだ。いるねぇ」
夏夜も扉の窓から男子生徒の存在を確認した。
「でも、何か様子がおかしいわね」
「うん。何処か動きが、休んでるようではないね」
屋上へでるための扉の窓から覗いているため、しっかりとした様子は把握出来ないが、どうも彼らの動きがおかしいと思った。
「ちょっと、静かに出てみようよ」
夏夜がそう提案してきた。
私は、「見つかったら何されるか」って言ったが、夏夜は私の言葉を聞かず、ノブを回して屋上へ出て行く。
「ちょっと、待ってよ」
誰にも気づかれないようにゆっくりと夏夜の後ろを付いて行く。
私達から見えた男子生徒はどうやら、フェンスを越して奥の貯水タンク辺りにいる様子だった。
屋上出入り口は彼らからは死角になっており、私たちは容易に彼らをしっかり確認できる場所まで歩いて来れた。
夏夜は、男子生徒たちから見えないと思われる、時計塔の壁に隠れる。私も、夏夜の元へ駆け寄る。
「これで確認できるね」
「うん」
彼女が先に彼らの様子を確認する。だが、夏夜は何故か硬直してしまう。
私も心配になり、興味本意で彼らの様子を確認する。
だが……
私の目に見えたものは。
世間でよく騒がれるおぞましき行為……
――――そう。
「いじめ」という行為が――――
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14