大人オリジナル小説
- 【欠片 −絆ー】
- 日時: 2013/11/17 13:35
- 名前: 虚優
初めて投稿します。
虚優(きょう)と言います。
- Re: 【欠片 −絆ー】 ( No.2 )
- 日時: 2013/11/17 14:39
- 名前: 虚優
ここはとある中学校のサッカー部室。
今日も変わらず、煩さに満ちている。とゆーか、いつも以上に煩い気もする。
「なぁー、今日から1年が正式に入部するっつーのに太ちゃん遅くね?事情知ってる人ー!」
「知らねぇっつーの」
「あ、玲珠が同クラじゃね?」
部員達が思い思いに言ってる中、私はビクンと体を震わした。
(いや、朝日向は今日遅刻したからね?皆忘れてるけど、遅刻したら罰則という素敵な校則があるっていうの)
と内心思いながらも、快く応じるが。
「朝日向は朝、遅刻したでしょ。罰則受けてるの」
「うわ!太ちゃんドンマイ」
再び騒ぎ出す中でキャプテン(兄)である結彩がポツリと呟く。
「え、それってこっち間に合うの?」
一瞬で静まり返る。
そうなのだ。大体、この中学校の罰則はキツイ、厳しい、面倒臭い、という最悪なレベルでして・・。
「無理だね」
うん。だよね。
「マジか・・・」
「ん〜、先生に頼めば明日にも伸ばせたけど、朝日向にそんな頭は無いからね」
「・・・・・・朝日向抜きで進めるか」
「うん。そうしよっか」
まあ、朝日向の事なので抜け出してこっちに来そうなんだけど。
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皆、口にはしないけど内心そう思ってるだろうね。
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