大人オリジナル小説

言って、行って、逝って
日時: 2014/02/01 16:11
名前: 赤林檎♪

そういえば、ちゃんとした長編書いていないなぁ、と思い、書かせて頂きます!

こんな無名に言われても(笑)、と思うかもですが(笑)

そうそう、それと…

書ける筈も無いのに書こうと挑んでみる奴とは私のことです!


【終貴(しゅうき)】>>1
【白哉(びゃくや)】>>2
【紅(くれない)】 >>3

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Re: 言って、行って、逝って ( No.2 )
日時: 2014/02/01 15:36
名前: 赤林檎♪

【白哉(びゃくや)】





 消えた君を探して、何もできない自分に苛立って、僕は死のうとだって思った。そこまで考えて、ああきっと君たちもこんなことを考えて消えてしまったのかな、と思う。
 君の事、何も知らなかった、知ろうとしてなかった、分かってあげられなかった。何も言えなかった、聞いていなかった、話せなかった。
 言いたかった事なんて、今考えればいくらでも浮かんでくる。
 ああ、お願いだから、出てきてくれよ、紅月、紅音。
 君たちが来なくなってから、もうしばらく経つんだ。
 ふぅ、と息を吐き、二人の居ない教室を見回す。
「何時もなら、一緒に帰ってる頃だ」
 言って、少し悲しくなって、呟く。
「今日ね、君たちを探しに行くんだ」
 そっと、廊下に出た。
 空を向いた窓から入ってきた光に振り向くと、沈みかけた太陽が、僕を笑っている気がした。

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