大人オリジナル小説
- おもちゃ
- 日時: 2014/08/21 20:32
- 名前: フリーク・カイノ
私は、神崎美穂。
桜丘学院の天才クラスに通う高校1年生。
おもちゃと言われて「10年」が過ぎました。
この桜丘学院はエレベーター方式なので
大学に行くまでは「おもちゃ」扱いなのです。
「おもちゃ?」「ふざけるな」なんて思っているのでしょう?
「おもちゃ」の意味は、ターゲット。
「何のターゲット?」それは いじめ の ターゲット。
頭のいい私にとって凡人クラスの子や問題児で特別クラスの子など
知ったこっちゃないわけで。
頭のいい私にとって頭の悪いものはイコール 餓鬼 って思っています。
大体、頭がいい スタイルがいい ぐらいで いじめることもないだろ。
というわけで、これは私が大学に行くまでのお話なのです。
- Re: おもちゃ ( No.2 )
- 日時: 2014/08/25 10:53
- 名前: フリーク・カイノ
桜井 茉里 side
1時間目から3時間目はプールの授業の日です。
私がいっちばん大好きな授業です。
でも、美穂ちゃんは湿疹がひどく入れないんだって。
水に入ると「気分が悪くなる」って言ってたから今年も見学。
何時になったら、美穂ちゃんとプールに入れるんだろう。
ちなみに今日は(*)「C.Aクラス」の皆さんと一緒にプール授業です。
嫌だなあ…また散々いじめられちゃうかも。
あ、C.Aクラスっていうのは「特別学級 ギャル ヤンキー」などが入ります
あの子達だけ「私服」でいいんです。
私と美穂ちゃんのクラスは「制服」じゃないといけないんですよ?
しかもその制服のルールが厳しいったらありゃしない。
「ミニスカートは履いてこない 紺色のソックス リボンは緑色
髪の毛は結ばない。」なんです。
女は髪の毛が命だっていうのに担任の「舞川 裕二」先生はルール破ると
平気で髪の毛切ろうとしてくるんです。
あ、美穂ちゃんゴミ取ろうとして…
あっ!危ないっ!避けて!
言っても遅かったです。
裕二先生が目を見開いてびしょびしょの美穂ちゃん叱ってます。
「すみません。」
「なんであんなことした?」
「ゴミを取ろうとしたら、誰かに押されました。苦しかったです」
裕二先生はおこると怖いんです。
だからしかられないようにしなきゃいけない。
だから早くこんな生活やめたいな。