大人オリジナル小説

復讐屋〜GATTO〜
日時: 2016/10/18 23:33
名前: 真梨菜

ー東京都、秋葉原ーa.m.1:42…
「もしもし?…うん、お仕事終わったよー。そっちも片付いた?…うん、うん、わかった、じゃあ今から帰るね」
ゴミのように群れる人集りを避け、夜の街を歩く。
「早く依頼人さんにお金、貰わなきゃ♪」
ふふっと鼻歌を歌いながら足を進める。

ーーー
「ありがとう、これが依頼料だよ」
「…うん!バッチリですね。では有難く頂戴します♪お客様」
いつもと同じ手つきでお金を数え、カバンにしまう。
「クックックッ、本当に嬢さん達はいい仕事している…こんな老いぼれの復讐に付き合ってくれるとは…」
喉を震わすように笑う客。それに対して彼女は軽く笑って見せた。
「ふふ、まだまだ老いぼれなんかじゃないでしょ?ねぇ、大統領さん?」
彼女らはまた、復讐に手を染める。

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Re: 復讐屋〜GATTO〜 ( No.2 )
日時: 2016/10/25 16:03
名前: 真梨菜

ーーー
朝食、もとい昼食を終え、4人はそれぞれ仕事についた。
gattoでは、幅広く相談を受けており、恋愛と金関係は架真野茉夢、人間関係は刃羅賀朱目が担当している。偵察や情報収集は燈夜杏と織樺葵水が担当している。
「燈夜ちゃん、こっちの仕事終わったよ〜」
「杏ちゃーん、こっちも終わり〜暇になった〜」
今日は仕事があまり入ってなく、特にやることなく暇を持て余しているようだ。
「終わったなら好きにしなよ…あんまり仕事入ってないし…」
そう言いかけた時、仕事玄関の扉がノックされた。
「はーい、どちら様〜?」
「Uccida quella persona」
聞こえてきたのはここの合言葉。
「ほら、早速お仕事のようね」
今日も開店する。
《復讐屋〜gatto〜》

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