大人オリジナル小説
- 道端の女の子
- 日時: 2017/04/06 00:54
- 名前: 漣
漣(さざなみ)と申します。
初投稿、初小説なので、
読みにくいところが多いと思いますが
どうぞよろしくおねがいします^^*
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- 野花摘み ( No.2 )
- 日時: 2017/04/06 01:41
- 名前: 漣
そうして私はすぐさまスウェットから、動きやすい服装に着替えて履き潰されたスニーカーを履いて外に出た。
「よいしょ…、んしょ…」
女の子はまだ声を上げて、野花摘みに熱中している。
二つぐくりにされ取り残された毛がうなじあたりからぴょんぴょんと跳ねている。後ろを向いているので、こちらにはまだ気づいていないみたいだ。
「こんにちは!」
私はなるたけ明るい声を出し、にっこりと微笑んだ。
女の子は一瞬びくりとしてから、こちらを振り向いて不思議そうな顔をした。真っ黒い瞳が私をじっと見る。
「何してるの?」
「おはなつみ」
まだキョトンとした顔のまま、答える。
「そうなんだ〜!、何摘んだの?」
「いっぱいつんだ!!」
そう言うと女の子は抱えていた花を、こちらに見せつけるようにして突き出した。
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