大人オリジナル小説
- 縁のきれめ
- 日時: 2017/05/15 20:50
- 名前: てがみ ◆svMdfnlanc
初めまして!小説を書くのは初めてですが、頭の中に思い浮かんだストーリーをしっかりと書けるようにしたいです(^^)
どうぞ、よろしくお願いします♪
【あらすじ】
大学2年生の冬、日本はクリスマスで盛り上がっていた。
東京を飾る緑と赤のイルミネーション、歓喜混じりの人々の話し声、繁忙期に入ったであろうレストランのにぎやかさ。
東京のみならず、おそらく日本全体が活気に満ちていると思われる。
この冬、私、松屋亜美はクリスマスどころではなくなっていた。
やり遂げなければならないことがあった。
別に家族なんて崩壊しても構わない、自己満足でいいから構わない。
私は手に携帯電話を握りしめて息を深く吸って「実行」に移した。
・・・と大分シリアスな展開にはしようと思っています♪(笑)
小説初めての方も、そうでない方もよろしくお願いします~!
- Re: 縁のきれめ ( No.1 )
- 日時: 2017/05/15 21:00
- 名前: てがみ ◆svMdfnlanc
#0 冬のはじまり
クリスマスともなると世間は活気に満ち溢れているように思えるし、恋人にとってはビッグイベントなんだろう。
イルミネーションも町に並ぶお店も、何もかも輝いている。
私はその光にやられて、いずれ焦げて消えるのだろう。そのくらい今、私は追い詰められているのだ。
いや、特に何もされていないけれど、自分から窮地に追い込まれるようにしたのだ。
後戻りは許されないし、する気もない。
ただ、傷ついてしまったあの人のため、という自己満足な理由で私は家族の「墓場」を建てようとしている。
あんな人と血が繋がっていると思うとむしゃくしゃしてしまうのだ、あの人の社会的な墓場を与えて、もう二度と土から出てこれないように深く深く、痛めつけて埋めてあげようと思うのだ。
クリスマスの電飾とは対照的に、私は黒い光を放っているように感じた。
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