大人オリジナル小説

恋せよ乙女たち【恋愛小説短編集】 【目次あり】
日時: 2019/03/01 21:36
名前: ぴな& ◆eltWj8iNLM

どうも、ぴな&です。
普通に恋愛小説を書きます。
拙い文章ですが、読んで頂けると嬉しいです。
どうぞ、よろしくお願いします。


「恋せよ乙女たち」
*登場人物&設定
>>1
*本編
プロローグ>>2
第一話>>3
第二話>>4

Page:1 2 3 4 5



Re: 恋せよ乙女たち【恋愛小説短編集】 【目次あり】 ( No.3 )
日時: 2019/03/01 21:34
名前: ぴな&

前話:プロローグ>>2

[第一話]
「おはようっ!」
「……ょぅ…。」
「ねね、聞いた?今日転校生が来るんだってー!」
「そうなの?」
双子が教室に入ると何人かの生徒が二人のもとへ集まる。
中でも、噂が好きな相川遊癒(あいかわ ゆゆ)が転校生という話題を持ってきた。
愛紗は少し驚いた顔をして
「珍しいね、こんな時期に」
と返す。
今は10月。新学期でもなければ長期休暇が終わったばかりでもない中途半端な時期なのである。
しかし、なかなか来ない転校生が来る、という一大イベントに皆興奮しているようで、クラスはその話でもちきりのようだった。

キーンコーンカーンコーン
「あ、座ろ座ろ!先生来ちゃうよ」
チャイムの音と誰かの呼び掛けを切っ掛けとして皆各々の席へつく。
ガラガラッ
音を立ててドアが開くと担任の吉田先生が入ってきた。
吉田先生は社会科の先生でまだまだ若く、キリッとしたスーツに身を包む姿からは新米教師という緊張が抜けていない様に感じる。
「今日は転校生を紹介したいと思う。」
その声と共に入り口に姿を現したのは人なつっこそうな笑みを浮かべた少年だった。
「高橋大希です。どうぞよろしく」
と短く名乗った。
「高橋くんは親御さんが海外に仕事に行くことになったため、おばぁさんの家に住む事になったそうだ。」
先生は此処へ来た理由を簡潔に説明し、彼処の席が君の席だ、と双子の間の席を指して言った。
「お隣さん、宜しくね。」
大希は両サイドの双子にそう言うと整った顔に満面の笑みを浮かべた。
「こちらこそよろしくねっ!私は橘 愛紗。以後お見知りおきを」
愛紗はにかっと笑ってそう返す。
「………ッ!?えと…橘…悠李…」
人見知りで、男子が苦手な悠李はビクッと体を震わせて驚くも自己紹介をする。

***

ー休み時間
「ねね、二人て姉妹か何か?」
名字が同じであることに気付いて不思議に思ったのか、そう問い掛けてくる大希に愛紗が「双子」と答える。
その答えに目を丸くして驚く大希。
「あ、一時間目理科室じゃん、行こ」
「一緒に行っていい?」
「おっけーだよ」
いそいそと準備を始めた愛紗に場所がわからない大希は慌てて言う。

それ以来イケメン転校生はこの恋愛からは程遠そうな双子と行動する事が多くなるのだった。


次話:第二話>>4

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