大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- FAIRY TAIL グレナツ☆
- 日時: 2011/03/29 17:53
- 名前: ゆあ☆
オレの恋人は、男です。
同じギルドの同じチーム。
炎のオレと、氷のアイツ・・・アンバランスなようで結構相性良かったり。
じゃなきゃ男同士で恋愛なんてするかよ!
あーーーー!!
おいグレイ!!!!オレのシュークリーム盗るなぁぁぁぁ!!!((怒
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- Re: FAIRY TAIL グレナツ☆ ( No.1 )
- 日時: 2011/03/29 18:28
- 名前: ゆあ☆
〜グレイとオレと、恋する乙女? その1〜
「ナツ!仕事行くぞー!」
みんなの前では普通に接してくるオレの恋人、グレイ。
まぁ、一言で彼を紹介すると・・・「ド変態な氷野郎」。いっつも所構わずオレに抱きついてくるから・・・毎回顔を真っ赤にして拗ねているオレ。ギルドのみんなが見てるのに・・・////
「あんた達は仲イイのか悪いのかわっかんないわ」
肩を竦めながらオレの横で呟くルーシィ。
「ルーシィは仕事行かねェのか?」
オレが聞くと、ルーシィは首を横に振る。
「やめとくわ。最近結構ハードだし・・・家賃も今のところは払えてるしね。・・・それに・・・」
「それに??」
「あんた達のジャマ、したくないもの☆」
小声でイジワルそうにそう言われても・・・
「なっなんでそのこと・・・」
「みんな結構気づいてるみたいよー?エルザとかガジルは鈍感で気づいてないみたいだけど(笑)」
・・・よかった。ガジルにオレ達の関係を知られたら、どれだけからかわれるか分かったもんじゃない。エルザだって、根掘り葉掘り聞いてくるだろう。そんなのたまったもんじゃない!
「・・・分かった。とりあえず仕事行ってくる・・・」
顔が真っ赤なのをルーシィに気付かれないようにくるりとそっぽを向いて、すたすたとグレイのもとへ歩いて行った。
「ナツ〜顔真っ赤よぉ〜??」
・・・・・・バレてた。
「何話してたんだよ、ナツ」
グレイが顔を覗き込んでくるが、
「べッ別に!!」と下を向いて先を歩いた。
「おしえろってーナツ♪」
ちゅっ・・・わずかなリップ音。
「ちょっ・・・グレイ!!////」
そう、こいつはいきなりキスしたんだ。ギルドの入り口で。みんなは酒飲んでて、気づかなかったろうけど。
「ほら、行くぞ」
手を差し伸べるグレイ。
「グレイのっ・・・アホ・・・////」
口では悪態を吐きつつ、オレの手は素直にグレイの指を掴んでいた。
そう、やっぱり好きだから。
「・・・・・・っ」
でもその時のオレは気付かなかったんだ。オレ達をずっと悲しげに見ているヒトがいたなんて・・・誰かに辛い思いをさせていたなんて・・・
- Re: FAIRY TAIL グレナツ☆ ( No.2 )
- 日時: 2011/03/29 19:15
- 名前: ゆあ☆
〜グレイとオレと、恋する乙女? その2〜
「・・・グレイ様・・・っ」
「ちょっどうしたのジュビア!!」
ジュビアの目が潤んでいる。一緒に話していたルーシィとミラはいきなり泣き出したジュビアを慌てて慰める。
「ジュビア!ほらハンカチ!」
「ありがとうルーシィ・・・」ジュビアは強く鼻をかんだ。ルーシィが渡したそのハンカチで。
「そ・・・そのハンカチあげる」
心なしか顔が引きつってるルーシィ。ミラは冷静にジュビアに尋ねる。
「で、何があったの?」
「・・・グレイ様が・・・ずっと・・・ナツさんと一緒にっ」
「・・・あぁ・・・それでか・・・」
「たしか付き合ってるのよね、あの二人」
「みっミラさん!」
「やっぱりぃぃぃぃ」
ミラの空気の読めない発言に、ますます涙と鼻水をこぼすジュビア。まずい、このままではギルドが洪水の被害に・・・
「やっぱりグレイ様、ジュビアよりナツさんを・・・ジュビアなんてうっとうしいだけなんだわっ・・・。グレイ様の周りをちょろちょろと・・・きっと二人でうっとうしがってたのね!」
それはどうだろう。ジュビアの行動はまさにストーカーにも等しいが、別にあの二人はそこまで気にしてないんだと思う。・・・お互いのことで頭がいっぱな、バカップルだろうから。
ルーシィがそんなコトを思ってると、ミラが諭すようににっこりと笑ってジュビアに話し始める。
「グレイは、ナツと一緒にいて楽しそうよ?もちろんジュビアといる時も笑顔だけど、やっぱりナツが一番なんじゃないかしら。ねぇジュビア、あなたは好きなヒトにずっと笑っててほしくなぁい?」
「それは・・・そうですね・・・」
こくりとうなづくジュビア。
「私ね、あるヒトに恋をしたことがあるのよ」
「えぇ!ミラさんが恋!?」
ルーシィが大袈裟に驚き、ミラは「なんで驚くの?」と首をかしげる。
「仕事の依頼者よ。とっても優しくしてくれてね・・・戦って傷ついた私を手当てしてくれて、すごく魅力的な男のヒトだったの」
うっとりと話すミラ。
「でも・・・彼には彼女がいたの。当時の私とは似ても似つかないような、清楚でキレイな女性」
ジュビアは、昔のミラを語るグレイの言葉を思い出した。
【今でこそ優しいお姉さん的なミラちゃんだけど、昔はヤバかったんだぜ!悪魔とか魔王とか呼ばれててだな・・・】これ以上は聞かなかった。あまりにもイメージと違いすぎて。
「彼は、私を治療している時も、自慢そうに彼女のことを話すの。二人で喋っているところも見たけど、私といる時なんかより、何倍も楽しそうだった。こういうところを見ると、やっぱり相手の幸せを願ってしまわない?」
「・・・はい。ジュビア、決めました」
ジュビアは一人、決心する。
帰ってきたナツに、告げるコトがある。
しっかり、しっかり言わなければ・・・
自分のために、二人のために・・・
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