大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【DRAMAtical Murder】長編・短編小説
- 日時: 2014/12/10 20:37
- 名前: 瀬良 ◆eqTAfYUygg
初めまして、瀬良(せら)と申します。
ここではNitro+CHiRAL様のBLゲーム、DRAMAtical Murder(ドラマティカルマーダー)の小説を書いていきます。
短編がほとんどですが、時間が許される限り長編も書いていきたいです。
大抵がR-18です。
なお、小説の良し悪しは個人差があると思いますので、他人が不愉快になるような発言はしないで下さい。
更新は、作者の都合と気まぐれで更新するため遅めです。
リクエストについては…なんともです…はい…
それでもよろしければ、つまらない作品ですがどうぞ。
分かる方には分かる話
re:codeは完全クリアしました
ミズキルートご馳走様です
好きなキャラですが、みんな大好きです。選べないくらいみんな俺嫁です
でも、最近はまっているCPはミン蒼です。だんだんノイ蒼へと移行中ですが…ウイトリ蒼も大好物です。
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- Re: 【DRAMAtical Murder】長編・短編小説 ( No.2 )
- 日時: 2014/12/24 18:16
- 名前: 瀬良 ◆eqTAfYUygg
皆様、ハッピークリスマスです
クリスマスイヴ記念として、クリスマスネタの短編小説を思いつく限り、今日と明日で書いていきたいと思います
ほとんどがリコネ後の話と思ってくれれば幸いです
…ところで、DVDBOXは本日発売ですが、買いましたか?
私は…金銭的都合がですねぇはいそりゃあもうええ!!
予約もできなくてほんと激怒しか感じませんよ!
なのにアニメイト行ってきてしまいましたよ!!!
- Re: 【DRAMAtical Murder】長編・短編小説 ( No.3 )
- 日時: 2014/12/24 19:46
- 名前: 瀬良 ◆eqTAfYUygg
【クリスマス】ミン蒼
ー蒼葉sideー
「25日のクリスマスは、イエス・キリストの生誕を祝うものであり、24日のクリスマスイブは前夜祭を意味する。キリスト信者ではない俺がクリスマスを祝う必要なんざねぇ」
あー……予想通りというか、やっぱりというか……。
12月25日、ミンクと始めて一緒に過ごすクリスマス。
碧島にいた頃は当たり前のようにケーキやご馳走を食べて楽しく過ごした。
だから、今年も毎年と同じように過ごすつもりだった。
ミンクは嫌がるだろうな、とか思いつつダメもとで話したが…………ミンクらしく断られた。
でも、やっぱり……一緒に祝いたい。思い出を作りたい。
「じゃあさ、そのキリストの誕生日として祝うのは?」
「……他人の誕生日を祝ってどうするんだ」
「それは……」
ごもっとも……。
だけど……理由がもう見つからない……。だからといって易々諦めたくない。
でも理由がないとミンクは一緒に祝ってくれないだろうし……。
俺がいろいろ考えていると、ハアと大きなため息が聞こえてきた。
「……お前が祝いたいなら、勝手に祝えばいいだろう…………」
「俺は、ミンクと一緒に祝いたいの」
「………………物好きが」
呆れた、という表情がミンクから読み取れた。これは……もう無理か。
夜。
夕飯を食べ終え、後片付けをちょうど終えたときだった。
「おい。こっち来い」
ミンクに呼ばれ行くと、ソファに腰掛けたミンクが2つのコップに何かを注いでいた。
あれは……酒? つーか高そうな酒なんだけど。
「み、ミンク? その酒……どーしたんだよ?」
「………………お前が祝いたいと言ったんだろう」
「え?」
もしかして……
「……祝いたいと思う心さえあれば、なんでも祝ったことになるとでも思っておけ」
「……うん! ありがとう、ミンク」
ミンクの隣に腰掛け、酒が注がれたコップを手に取る。
乾杯……はしないだろうな。ま、しなくてもいいけどさ。
コップを傾け少しだけ口に含む。コク、と音をたてて飲み込むと、サッパリとした後味が残った。
飲みやすくおいしい。
視線を横へ向けると、ミンクもコップを傾けていた。
なんだかその様子が様になっていて、ドキリとした。
飲み終えたミンクが、俺を見る。
ミンクの瞳に俺が映る。
「……誘ってんのか」
「え……んむっ!?」
いきなりキスされた。口の中へと舌が忍び込んでくる。
「ふ……っ!! んっ…………!」
暖かい手がわき腹を撫で服の中へと、上へと……。
って……ちょっと待った!!
押し倒されそうになった体を勢いで起こし、ミンクを押す。
持っていてはずのコップが手から消えていたが、それどころでない。
「そ、そーゆーことはベッドで……!」
って……俺は何言ってんだ!? それじゃあまるで期待していたような……!
「……ベッドなら、いいんだな?」
「へ? うわぁ!!?」
いきなりミンクに抱きかかえられ、運ばれる。
…………まあ、ミンクだし……俺の言い間違いとはいえ……確かに、少し期待していたのかも……しれない。
でも何より、ミンクが俺と一緒に祝ってくれようとしたのが嬉しかった。
来年も……一緒に、こうやって過ごせたらいいな……。
ミンクと2人で。
終
- Re: 【DRAMAtical Murder】長編・短編小説 ( No.4 )
- 日時: 2014/12/25 17:50
- 名前: 瀬良 ◆eqTAfYUygg
メリークリスマスです
先日のお知らせですが、訂正します
今日、明日ではなく大晦日までクリスマス小説を書きます
2日で考えていた小説を書くのは無理だと悟ったからです
それでは、良いクリスマスを
- Re: 【DRAMAtical Murder】長編・短編小説 ( No.5 )
- 日時: 2014/12/28 20:21
- 名前: 瀬良 ◆eqTAfYUygg
【クリスマス】ノイ蒼
ー蒼葉sideー
「ちょっと出かけたいんだけど」
ご馳走を食べ終えたノイズは、そう言った。
雪が降るクリスマスの夜。人で溢れかえる街中を、ノイズと歩く。
「なぁ、どこ行くんだよ」
「内緒」
行き先を述べずどこかへと向かうノイズの後を、白い息を吐きながらついて行く。
ノイズの右手を握る左手だけが温かい。
……本当に、どこ向かっているんだ?
飯を食べ終わった後だから、飲食店ではないことが確かだ。
クリスマスに関係する場所だろうか…………ノイズが? なんか想像しにくい。
「……なぁ、いい加減教えてくれてもいいだろ?」
「………………」
「ノイズー?」
「………………」
「おい、年下」
「着いた」
周りに人気はない。俺とノイズの白い息だけが空へと消えていく。
街の高台なのか、ここからは街のすべてが見渡せた。
「……………………綺麗」
それしか言葉が出なかった。街をキラキラと輝かせるイルミネーションがどこまでも、どこまでも広がっていて……神秘的だった。
「この景色を、どうしてもあんたに見せたかった」
「……俺、今すげー感動しているよ…………ありがと、ノイズ。メリークリスマス」
「Glückliche Weihnachten」
お互いに顔を見合わせ、笑う。
「で、クリスマスプレゼント」
「え?」
繋いでいる手を持ち上げられる。
「手、離して」
「……?」
言われるがままに、手を離すと、ノイズの右手に俺の左手が乗っている形になる。
そして、俺の手の薬指に……鉄の輪が……え?
「ノ……イズ……? これって……」
声が震え、少しずつ視界が歪む。聞かなくても、分かるのに。
「俺には、これからもあんたが必要だ。だから……死ぬまで、俺と一緒にいてよ」
何も見えない。歪みすぎて形がはっきりと見えない。頬に何かが伝う感覚がした。言葉が出ない。
「……返事、聞かせてよ」
何度か咳き込みながら、やっとの思いで返事をする。
「……う、ん…………。こち……ら、こそ……………………おね、が……いし、ます……」
「なんで泣いてんの?」
「うれ、し……くて……」
嬉しい。嬉しい。嬉しい。嬉しい。
頬を撫でてくるノイズの手が暖かくて……さらに涙が出てくる。
「……泣いているあんたも、そそるね」
「ふふっ……何言ってんだ……エロガキ」
視界がはっきりとしてきて、ノイズの顔が見える。
「……俺があんたを幸せにしてみせるから」
「俺も……ノイズを幸せにする」
ノイズと俺の唇が、深く深く合わさる。
クリスマスの夜。綺麗なイルミネーションをバックの、告白。
凄くロマンチックで……ノイズに合わないけど、ノイズらしかった。
終
そろそろ18書こうかなー
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