大人二次小説(BLGL・二次15禁)

オリキャラBL(仮)
日時: 2015/05/24 20:31
名前: 信樂

初めまして。信樂です。
このスレを見て頂きありがとうございます。
ここではオリキャラBLを書かせて貰います。Rも入ります。題名は仮で、まだ決まっていません。

別館の方でも名前は違うけれど書かせて貰っていました。今もボチボチ活動中。

キャラ紹介

榊原 雪希(さかきばら ゆき)
男子高校生2年 ・ 身長169 ・ 体重 45
母が外国人、父が日本人のハーフなので容姿が他と違う。それを気にしている。学校は休みがち。
名前の由来…雪のように白く(清く)希望を持つように

狗杙 怜(いぬくい れい)
男子高校生2年 ・身長185・体重73
とにかく自由。真面目な時もある(主に雪希のこと)男女誰からも好かれている。元気。妹、弟がいる
名前の由来…賢く、愛情を持って誰とでも接することが出来るように

主人公はこんな感じです。他のキャラも後に出てきます

それでは、宜しくお願いします。

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Re: オリキャラBL(仮) ( No.5 )
日時: 2015/05/26 21:23
名前: シャーペン
参照:

中間テストなんて嫌いだぁ
シクシク

Re: オリキャラBL(仮) ( No.6 )
日時: 2015/05/29 23:51
名前: 信樂


episode 2

君を愛して、求める。そうしたら君は、精一杯不器用な愛を俺にくれた。そんな一生懸命で健気な君が愛しくて、昨日よりも好きになった。きっと、明日は今日よりも好きになる。君といると、夢を見ているみたいにふわふわとした気持になる。何だか安心して、いつもより素直になれる。こんなこと、君に言ったら、怒るかな。

「れーいっ!おはよ 」
「あ、竹本ー。おはよ」

妙に懐っこい彼は竹本翔。中学の時は雪希と翔とよく一緒にいた。高校でもその縁は続いていて、高校も一緒なのが奇跡みたいだった。翔は空気の読み方や盛り上げ方がうまい。だからなのか、友達が多く人付き合いが誰よりも出来る。だけどそれは、色んなものを犠牲にしてきた証。雪希とは似ても似つかない。

「雪希は?」
「...あー、休み...」
「そっか。ま、すぐ来れるようになるだろ。怜もあんま気ぃ落としなさんな」

彼の物言いに、俺はつい笑った。彼も俺と目を見合わせるとつられたように笑った。

「ははっ。あ、携帯鳴ってる」
「んー?あ、雪希だ」

君からの連絡なんて珍しくて、頬が緩む。けれどその内容は、到底笑えないもので。

『いつ家来れるの。さみしい。こわい。』

「ゆ、き...?」
「っえ、なに、これ」
「行かなきゃ、俺、雪希のとこ、」

竦みそうになる足を無理矢理動かし、置いていきそうになる腕を彼が掴んだ。怯えた様な、怒っている様な。
彼はただ一言、俺にもギリギリ聞き取れる程の小さな、小さな声で、

「行くな... 」

と。

「なん、で。行かなきゃ。雪希、今あの子一人でっ...」
「俺のことも一人にすんの?俺はどうでもいいの?」
「っ、違う。そうじゃないよ翔。ごめん」
「......じょーだん。冗談だよ」
「...は」

彼は笑っていた。冗談と言える笑顔なんかじゃ無くて、諦めたような何かを悟ったようなそんな笑顔。
そうして、一言一言ゆっくりと、話始めた。

「雪希のこと、心配なのは分かる。彼奴も色々あったし。だけど、俺が雪希と同じくらい心配なのは、怜だよ」

なんで、という呟きを遮って彼は苦しそうにだって、とその言葉を絞り出した。

「だって、お前、本当にいつか、死んじゃいそうだから。雪希のこと想いながら、笑って死んでいきそうで...怖い。....なあ、怜。お願いだから、心配させるようなことすんじゃねぇ...」

ああ、彼にも心配させてしまっていた。彼は見ていないようで見ている。異変とかすぐに気付いてさりげなく俺にその話を振ってくる。俺はその優しさに甘えてしまっているんだ。

「ごめん、ごめんな、翔」
「....行け。先生には俺から言っとくから」
「....!ありがとう...!」
「怜は担任の授業が嫌になってサボリですって」
「ワァーオ。担任泣いちゃうぜぃ。かけるん?」

きも、と半ば引き気味で言われた。ああ、いつも通りだ。翔も、俺も。ここに君がいたら、どれだけ最高なんだろう。

「ほら、行けよ」
「うん。ありがと」

走り出した。焦って転びそうになる。足がもつれて上手く走れない。一秒でも早く君の元へ行かなきゃ。足、動け。

学校から君の家までは遠くはない。全速力で走って、十分で着いた。
インターホンなんて鳴らす暇はない。玄関を開けて、君の元へ向かった。


雪希、ねぇ、雪希。
俺の時間も体も、何もかもあげるから。だから、お願い。



雪希の全部俺にちょうだい。





更新不定期です。ごめんなさい。
シャーペン様
折れにくいシャーペンありますよねw
小説書かれているんですか。探してみます。

Re: オリキャラBL(仮) ( No.7 )
日時: 2015/05/30 13:44
名前: 信樂

竹本 翔(たけもと かける)
男子高校生2年・身長178・体重65
元気。運動部をあれこれ掛け持ちしている。どの部にも所属しない。したい時だけ。成績はあんまり良くない
名前の由来・・・人を補佐し、援助する者になれるように。また、時には自らを高みに連れていく。心身整った人間になれるように。

新キャラです

Re: オリキャラBL(仮) ( No.8 )
日時: 2015/05/30 19:11
名前: 信樂


episode 3

「雪希!」

君は蹲って、震えていた。時折、ごめんなさい、と繰り返し呟く声が聞こえる。
俺はそれが痛ましくて、優しく抱き締めることしか出来なかった。そうしたら、震えも少し止まってやっと、俺の顔を見てくれた。

「れ、い...?」
「うん。俺だよ」
「っごめ、ごめんなさい...。こんな、俺なんかの為に...っ、ごめん...」

先程までのやり取りからは信じられない君の表情が、声が、儚くて脆い。こんな華奢な体を強く抱き締めたら壊れてしまいそうで。

「雪希、大丈夫。大丈夫だから」
「こわ、くて...、父さんが帰ってきたらどうしようって。いつもは、こんなんじゃないのに」

なんで、と君の掠れた声は、静まり返った部屋に響く。
俺がもう少し大人だったら、君をここから連れ去ることが出来たんだろうか。俺にもっと力があったら、君を支えられたら君はこんなに悲しまなかったんじゃないか。そんな意味のない仮定を、何よりも悔やんだ。
君の濡れた瞳が、不意に此方に向けられた。どこか欲するようなその目はどこか色っぽい。

「...キス、して」
「っ、雪希?」
「怜の証が欲しい。父さんに付けられたものより、ずっとあったかいものが」

ねぇ、怜。欲しいよ。

形のいい唇が俺にそう告げる。
瞬間、くらっと。理性が壊れた気がした。
腕を引き、唇を寄せる。柔らかくしっとりとした唇。俺がこの世で最も好きな唇。
舌を入れると、君の肩が少し揺れた。そうして聞こえる声も艶やかで、酷く儚い。

「...ふっ、ん...。ぁ、ん、んん...」

唾液が交じりあって水音が響いて、目の前には君の顔がある。これで興奮しないなんて、男じゃない。
俺の服に握りっぱなしだった君の手を、むくりと勃ちあがったそれに押し付けた。

「やっ...!?」
「雪希が、悪いんだよ...」
「っや、俺、キスって...んん!」
「キスしながらならいいでしょ...?」

また水音が響く。先程と少し違うのは服の擦れる音がすること。その度に君も俺も反応する。

「もっ...、バカァ...!やらっ、んっ、ぁ、」
「ん...ふ..,」
「や、めろって!」
「ぐふっ」

君の手が見事に俺の鳩尾にクリーンヒットした。腹あたりをさすりながら君を見ると、恥ずかしさでいっぱいなのか顔が真っ赤になって、バカ、とか嫌い、とか何度も何度も叫ばれた。

「雪希が悪いんだからー」
「ふっ、ふざけんなっ...!何で俺がお前の性処理に付き合わせられなきゃなんねぇんだよ!」
「気持ち良かったよ。ありがとう」
「話聞けや!」

諦めたように君はずるずると落ちていく。真っ赤な顔はそのままで。そうして、俺の目を見てぽつりと呟いた。

「あり、がと...」

顔は腕で隠されて見えなかった。だけど、相当真っ赤な顔だろう。それは、俺もなのだが。

「雪希、今日は赤飯だね!」

喜ぶ俺を横目に、君は呆れたように微笑む。
ありがとう、ともう一度言った礼の言葉なんて、俺は知らないまま。

礼なんていらないから、君だけでいい。
君に対する一生の独占欲。








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