大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 理事長と先生と幼なじみと、彼女(NL&ヤンデレ注意報!)
- 日時: 2015/06/24 18:52
- 名前: ほむら
こんにちは!ほむらです。
オリキャラで書いていきますので、よろしくお願いします!(´ー`)ノ
あとたまにヤンデレ表現があります、ヤンデレ嫌いな人は今のうちにバックです!
- Re: 〜第2章〜 ( No.6 )
- 日時: 2015/06/30 18:33
- 名前: ほむら
〜第2章〜 奪い合い
1、白田 麗夜
「っ…理事長先生……」
あぁ、体を震わせて、怯えている。
可愛い、可愛い、私の由香。
「怖がらないで下さい、悪いようにはしませんから……」
そっと、制服に手をかける。
「や、やめてくださいっ…、私はこんなことっ…。」
とそこで、由香が激しく抵抗し始めた。
だが遅い。私の手は既に、由香の腕をつかんで、来客用のソファに押し倒した。
「静かに。黙って、私だけを見なさい。それとも、痛い目に合いたいですか?」
「……」
由香さんは無言で抵抗を止めた。
「そう、それでいいんです。」
再び制服に手をかけシャツをめくり、ブラに手を回す。
「ほら、可愛い下着が見えていますよ?」
「っ……」
途端に顔が赤らむ。もしかして
「言葉に弱いんですか?」
そう、耳元で囁く。
「そ、そんなことはっ…!」
「ふふ、まあどちらでもいいです、たっぷりと可愛がってあげますから。」
少し泣きそうな顔の由香さんを見ていると、背中がゾクゾクしてくる。
あぁ、これだ。この感情だ。
長年押さえ込んでいた、独占欲が満たされてゆく。
強引に、乱暴に、由香を独占してしまえと、脳が俺を甘く誘う。
躊躇わず、胸を優しく揉みしだく。確か乱暴に揉むと、胸の形が悪くなるらしい。
「やっ…ぁあ……っ」
体が震え、快感に負けてしまっている。
もっともっと、声を聞かせてくれ。
「ふふ、下が寂しそうですよ?」
「ち、違いますっ…!」
「違わないですよ、素直に快感に身を任せてしまえばいいのに。」
手を下にゆっくりと下ろし、スカートのファスナーに手をかける。
「あ、やっ……!」
___もう遅い。私の理性のスイッチは壊れてしまった。
- Re: 〜第2章〜 ( No.7 )
- 日時: 2015/06/30 18:32
- 名前: ほむら
〜第2章〜 奪い合い
1、白田 麗夜
もう何かもかも、手遅れだ。
気づいたときはいつもそうだった。
彼女を怯えさせていて、怖がらせていて、別れるしかない状況。
____もう誰にも、傷ついてほしくない。
そう、考えていたのに、また私は壊れてしまった。
***
「…っ由香さん……」
荒い息を繰り返しつつ、彼女の名前を呼ぶ。
シワがついた由香さんの制服を優しく整える。
「__理事長先生は、なんでこんなこと…するんですか……?」
由香さんの頬には、涙が流れていた。
私が、泣かせてしまった。
「なぜ……それは、貴方が好きだからです。貴方を私だけのモノにしたいからです。」
「……」
「返事に困るのも、わかります。それほどまでに、私が危険ということですから。」
「先生……私は、理事長先生の感情には、答えられません……」
ほら、自分のせいでまた、誰かを傷つけた。
もう諦めなければいけない。
私は誰かと、恋をしてはいけなかった。
ゆっくりと由香さんから、はなれる。
「嫌な思いをさせて、すみません。私のことは、忘れてください。」
言いながら、思う。
貴方が忘れられても、私は貴方を忘れられない。
心が諦めようと思っても、体はまだ諦めていないのだから。
- Re: 幕間 ( No.8 )
- 日時: 2015/06/30 18:33
- 名前: ほむら
〜第2章〜 幕間
園村 由香
____貴方が好きだからです。貴方を 私だけのモノにしたいからです。
そんなこと、生まれて初めて言われた。
私が、好き?
女子の全員から好かれていると言ってもいい、理事長先生が、私のことを?
あり得ない、そう思った。
そして私の答えは
私は、理事長先生の感情には、答えられません
こんな簡単な言葉でしか言えなかった。
その瞬間に、理事長先生の瞳が大きく、揺らいだ。
はだけた制服から冷たい空気が入り込んできて、汗ばんだ体に心地いい。
しかしその心地いい風は、すぐに私の体を冷やした。
理事長先生の瞳が揺らいだのは、本当に一瞬のことで、瞬きした時には終わっていた。
理事長先生は別れ際、「嫌な思いをさせて、すみません。」と言った。
そんなことない。嫌じゃなかった。
ただ、急に性格が変わったような理事長先生に驚いて、思考がついていかなかっただけなんです。
言葉が喉元まできている。それでも、言えなかったのは何故だろう。
***
生徒玄関のところに来ると、國村先生と幼なじみの狼牙くんがいた。
声をかけようと思ったら、それはなにやら言い争いだった。
「だからさぁ……あれは俺のせいじゃねぇっての。どうせ、俺のこと気に入らない奴が仕組んだだけだろ?」
「ったく、そろそろ気をつけてないと退学になるって忠告してやってんのに……」
「お前の忠告なんていらねぇ、ついてくんな。」
狼牙くんが、國村先生の返事も待たずに、こちらへすたすたやって来る。
不機嫌オーラが滲み出ている狼牙くんに声をかけるのも憚られ、私は隠れて通りすぎるのを待った。
「よし、通りすぎた……?」
そっと玄関に出てきたところで、
「もうすぐ施錠だぞ、園村。」
「うぁい!?」
しまった……先生の存在を忘れていた。
挙げ句のはてに、変な声で返事もしてしまった。
「うぁいって……年頃の女子が変な声出すなよなぁ。」
呆れたようにこちらを見下ろす國村先生。
「せ、先生が驚かしたんじゃないですか!」
「あー、分かった分かった、悪かったよ。とにかくもう戸締まりするから帰れ帰れ。」
「はーい。」
理事長先生のところで一時間も居たんだ。
短いように思えたけど、結構な時間が経っている。
「じゃあ、先生さよーならっ!」
「おう、気ぃつけて帰れな。」
國村先生もいい先生だと思う。
狼牙くんと何があったか知らないけど、仲良くなってくれるといいなあ。
- Re: 〜第2章〜 ( No.9 )
- 日時: 2015/06/30 18:35
- 名前: ほむら
〜第2章〜 奪い合い
2、國村 俊
「じゃあ、先生さよーならっ!」
「おう、気ぃつけて帰れな。」
___園村、由香。
俺の心をこんなにも揺らす、不思議な存在。
女子高生にも関わらず、子供っぽい言動と笑顔。
どうにも目をかけてしまう、無邪気さ。
だが時にはしっかりしている、謎の性格。
けれど今、俺の胸中はその由香に対して、怒りの炎で燃え盛っていた。
なあ由香、俺知ってるんだよ。
理事長室でお前が理事長と何やってたか。
理事長に惚れられるなんて、厄介なのに。
あんな理事長より、俺の方が幸せにしてやれるのに。
なのに抵抗もしないで、気持ち良さそうにして。
俺だって、嫉妬くらいするんだけどなぁ?
***
翌日のお昼休み。
五時間目は俺の担当教科である科学のため、由香は早めに理科室に来ていた。
「先生先生っ、今日は理科室ってことは実験ですか?」
楽しそうに、俺に聞く。
俺のことを『先生』と呼ぶ、その他人行儀なところにまで少しイラついてしまう自分が、酷く汚く見えた。
___なんだ、自分も理事長と変わらないじゃないか。
由香の些細な動き、仕草、会話にすら、怒りを覚える。
そうか、俺だって惚れた女が欲しい、ただの獣だったんだ。
自分で納得がいくと、驚くほどに理性が崩れた。
慎重に慎重に積んできた、理性の積み木。
それは簡単に簡単に、崩れて壊れた。
ガタンッと音を立てて、椅子から立ち上がる。
椅子が倒れたが気にしない。
「せ、せんせ…」
由香には喋らせなかった。
教卓を挟んで身を乗り出して、由香の唇を奪う。
柔らかな唇の感触を確かめながら、思う。
理事長は、由香の唇に触れたのか。
自分の欲深さにゾクリとする。
だが、悪い感覚ではなかった。
今だけは、由香と二人で居られる。
つまり、由香を抱けるということだ。