大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 俺の常識範囲外 【オリジナルBL】
- 日時: 2015/08/21 20:12
- 名前: 亜月羽蝶
こんにちは!亜月羽蝶といいます!!
この小説では、少しシリアスなシーンが出てくるかもしれません
まだまだ文章力が足りませんが、どうか温かい目で見守って下さい!!
それでは、よろしくお願いします!
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- Re: 俺の常識範囲外 【オリジナルBL】 ( No.1 )
- 日時: 2015/08/24 22:57
- 名前: 亜月羽蝶
no1 【学校/放課後】(梓side)
桜舞う4月……俺、柏木梓(かしわぎ あずさ)は高校生初の彼女をGETしてしまった……
「やばいやばいやばい!嬉しすぎる!!!」
今、俺はモーレツに嬉しい!!!!だって彼女だよ?彼女!
……もしかしたら俺……兄さんより早く彼女つくっちゃった?!
だって、兄さんの彼女とか見た事ねーしっ!きっと居ないよな?
はやく帰って兄さんに言わなきゃ!!!
あ、俺って結構なブラコンらしいんだよね〜
自分では普通だと思うんだけどな……
【梓home】(梓side)
「兄さーん!ただいま!!」
「おかえり、梓」
「っ!………帰ってたのか……」
「ここは俺の家だ。なんの文句がある?」
…コイツは長男の柏木唯(かしわぎ ゆい)
俺が会いたかったのは、優しくてカッコイイ次男の柏木優(かしわぎ ゆう)
双子の癖に唯は、俺にだけ厳しくて怖い……
……だから俺は正直、唯が苦手だ…
「唯、兄さんは?」
「優なら部屋で寝ている。何の用事だ」
「唯には関係ないだろ……。早くどいて、上がれない」
「俺には言えない事なのか?」
「………別に、ただ彼女ができたって言おうと思ってただけだよ」
「……………は?彼女だと?」
なんだよ……いつもは目も合わせない癖に、今日はやけに突っかかって
くるじゃねぇか………
「そうだよ、早くどいてってば……」
「……………梓、ちょっと来い」
唯を押しのけて進もうとした俺の腕を唯がイキナリ掴んできた
「……っ………離せっ!!!」
やばっ!つい叩いちゃった…………
怒ってる………よな?…どうしよう…………
唯は怒るとメチャクチャ怖い………
怒った唯はホントに手が付けられない……
止める事が出来るのは兄さんだけ………
…………俺、大ピンチ!!!!!
「…………そんなに俺が嫌か……梓」
「は?………いや………。……今日……なんかおかしいよ唯?」
あまりにもいつもと様子が違うから、本気で心配になってきた……
……なんかの病気?
「………………そうだな、今日の俺はお前のせいでおかしくなったんだ」
「……え?あ……れ?」
ダンッ!
「!…………何す………」
「うるさい」
「っ…………」
壁際に追い詰められたっ………
何?俺、何させられるの?………
「ゆ…………い………?」
「フッ…………俺をおかしくさせた責任……とれよ」
…………見事に騙されました……………………
…だって!悲しそうな顔とかするから……
「震えてるな………俺が怖いのか?」
「………違………う」
………ほら、こうやって不敵に笑う顔は兄さんとソックリで
……どうしても、逆らえなくなる……
…お願いします………兄さん
………………助けてっ……………
- Re: 俺の常識範囲外 【オリジナルBL】 ( No.2 )
- 日時: 2015/09/15 20:53
- 名前: 亜月羽蝶
no2 【梓自宅】 (梓side)
「……何してるの、唯」
「っ!兄さん!!」
……よかった……起きてきてくれたんだ………
「……何?その手は…………」
「……別に。ただ遊んでただけだ」
……は?何言ってんだよ唯!!
兄さんの前だからって……
「梓、大丈夫?」
「あ、うん……」
「唯に何かされてない?触られたりしてない?」
「え、いや…………大丈夫」
なんか兄さんまで いつもと違うような………
触られたりって、どういうこと…?
「…おい優」
「………なに?」
「……梓に彼女ができたらしいぞ」
「へぇ…
…………え?」
「フッ………詳しくは本人から聞いた方が早そうだぞ。じゃあ俺は寝る」
……バタン
「……………梓、…彼女…………できたの?」
「………………あーー………うん」
「そう……か」
「うん…………」
な、なに?この気まずい空気………
兄さん…………もしかして…
「兄さん……怒ってる?」
「え?………僕が?」
「あ、いや!アハハ………んなわけ無いよね!…ごめん…変なこと言って」
なに言ってんだよ俺!!兄さんが怒るわけないだろ!……
「………俺、部屋戻るね?」
「……………うん」
「……………」
「…………待って梓!」
ガシッ!!
「うわぁぁ!!」
「えっ!!」
……ドサッ!
…えーと、状況を説明すると……… 歩き出そうとした俺の肩を兄さんが
掴んできて、二人して………ドサッ……ってね?
「いった…………何?兄さん……?」
「うっ…………え……梓?……どこ?」
「………兄さんの…………下」
「え?」
要するに、俺は今兄さんの下敷き?っていうか押し倒されてる感じに
なってるわけで…………その……この体勢……なんか
「は、恥ずかしいから……あんまり見ないでよ………兄さん」
「……っ!梓………その顔は……………………反則だよ?///」
【梓自宅】 (優side)
……はぁ………もう、なんでこんなに可愛いの?梓って…
ほんとに食べちゃいたいくらい可愛い……///
「……な…に?兄さん……どいてよ……」
「もうちょっと……このまま……」
「……やだよ…………だから恥ずかしいんだってば」
なんで梓は男なのかな?梓が女の子だったら、絶対僕の彼女にするのに……
「ねぇ、新しい彼女なんてやめて僕の恋人にならない?」
「………は?」
「恋人だったら、絶対に梓が女役だね。こんなに可愛いんだもの」
「ちょっと………なに?」
「……実はココも女の子なんじゃないの?」
…僕はそう囁きながら梓の腰へと手を進めた……
- Re: 俺の常識範囲外 【オリジナルBL】 ( No.3 )
- 日時: 2015/09/23 23:22
- 名前: 亜月羽蝶
no3 【梓自宅】(梓side)
「やっ……兄さん!」
「梓……」
…兄さんの目………怖い…………
俺の兄さんは、………こんな事……しないっ!!
「っ!………もう……やめてっ!!」
ドサッ!!
「っ!………あず」
「兄さんは!……………………兄さんは……こんな事しない…よ……ね?」
「……………そうだね……ごめん、僕がどうかしていたよ…………。怖い 思いをさせてしまったね…………もうおやすみ、梓」
「………………うん……」
……ガチャ
「………兄……さん……。おやすみなさい……」
「……ああ、おやすみ梓」
…バタン
「………はぁっ………」
…兄さんが出て行った途端に腰が抜けてしまった……
どうして………あんなこと……
俺には………わからない………わからない………よ。…兄さん……
【梓自宅】 (唯side)
…ガチャ
「……思ったより早かったな、優」
「………………」
……どうしたんだ優のやつ?機嫌が悪い……?
……というよりは、落ち込んでいる…のか?珍しいな……
「………フッ……お前が落ち込んでいるとは、面白いな」
「………………」
「……………梓か」
「…っ…………違う」
….本当にわかりやすいなお前は………
………大方、梓に迫って拒否された、とでもいうところか?
「………唯は……さ、………絶対に叶わない恋をしたことがある?」
「……なんだ急に」
「……………………」
「…フッ………あるさ、現在進行形で…な」
「そっか……さすが双子って事かな……
叶わない恋って………苦しいんだね……」
………コイツ、そうとうヤバイな…………
俺に対してこんな事言うなんて………
「…フッ……いつもの余裕はどうした優?」
「………余裕………か………ふふふふふ……ははは……」
………まずいな、……………おかしくなり始めてしまっては……
俺にだって止める事は……………さて、どうしようか…………
梓……は、今は無理か…………………
「…クソ………本当にタイミングが悪いな、お前………」
- Re: 俺の常識範囲外 【オリジナルBL】 ( No.4 )
- 日時: 2015/09/28 21:27
- 名前: 亜月羽蝶
no4 【梓自宅】(優side)
「……僕には、梓が全てなんだ………。ねぇ、分かるよね?唯」
「……………落ち着け、優」
「ふふ………大丈夫、落ち着いているよ?」
…僕は…………何を言っているんだろう…………
………唯が困ってるのに……
「…ショックなのは分かるが……」
「ショック?…………僕が?……」
「……………優」
……僕は…僕は………梓………?…….梓、梓の事が…………
梓………唯…………
「…………あ………ずさ…………っ」
ドサッ
「っ優!!…………………はぁ………オーバーヒートしたか……」
【梓自宅】(梓side)
「はぁ……………」
兄さん………なんであんな事を………
今日は唯もおかしかった……
やっぱり双子って、こういう所まで似るのかな……………
コンコン
「…………誰?」
「梓、俺だ………開けてくれ」
「………そこで話せよ………」
「…………………優が倒れた」
ガチャッ!!!
「っ兄さんが?!どうしてっ!」
「…落ち着け、今は寝ている………大丈夫だ」
「落ち着いてなんていられるかよっ!!放せ、唯!!!」
兄さんが倒れたのに、なんでお前は平気なんだよ………
心配じゃないのかよ…………
唯のこういう所……ほんと腹立つ………
「………そんな顔をするな………俺だって心配だ」
「……なら!!どうし…」
「だが、……優が倒れたのは…………お前のせいなんだ、梓」
「……………………は?…………なん……で……?」
「………それは……………」
どうして、なんで俺なの?俺が………俺が悪いの??
俺が…………何を………
「まさか…………さっきの?」
「……さっき………………おそらくな。優と何があった?」
やっぱり………さっき俺が拒絶したから………
……俺が…悪いんだ………全部………俺が…………
「……兄さん………っ」
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