大人二次小説(BLGL・二次15禁)

オリキャラBL小説R18(リク、雑談ぉk
日時: 2015/08/23 20:34
名前: 蟻原

男子校であんなことやこんなことをしたり純愛でラブラブしたりするBL小説です。
だいたい一人称ですすんでいき、一話完結が多くなってます。短編集。
裏要素があるときは※がついているので苦手な方は飛ばしてどうぞ!

リクエスト、雑談バチ恋ですっ

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Re: オリキャラBL小説(R18アリ) ( No.1 )
日時: 2015/08/23 13:21
名前: 蟻原

1話.再会
 なんつーか高校3年にもなって、よりによって男子校に転校するなんて、思ってもみなかった。
 俺、鴫原 夏人(シギハラ ナツヒト)は不良生徒だった。仲間と散々騒いで、問題おこして……
 だからなのか、親父の転勤にあわせて、地元から遠く離れたこの男子校に来たわけだ。
「ったく、アイツらと引き離しとけば俺が大人しくなるとか思ってんのか?」
 今日は日曜で、静かな校内の会議室で一人、俺は生徒かいちょーを待っていた。
 完全に俺にびびってた教師が、校内案内をそいつに任せたらしい。
「……失礼します」
 ノックとともによく通る声が響いた。なんか、聞き覚えがあるよーなねぇよーな……
 ガラガラと扉が開いて、眼鏡の生徒が入ってきた。
「お前……っ!?」
「え……??」
 俺がガタッと立ち上がると、ソイツは目を丸くした。
「ミツル……っ!?」
 柳場 充(ヤナギバ ミツル)。
 俺らが中学に上がるとともに転校してしまった、小学生のときの大親友。秘密基地をつくったり、自転車で競争したり……
 そして、なにより、コイツは正真正銘の男だが、俺は……恋愛的な意味で、充のことが好きだった。
「貴方は……? あの、もしかして」
「俺だよっ! 夏人だ!」
「え、なつ、ひと……!?」
 まさかの再会だった。
 またコイツに会えるなんて……!男子校バンザイ!

           *

「いやぁ、まさかお前とまた会えるなんてなぁ……」
 学校を歩きながら思いで話に花を咲かせ、俺らはまた会議室にもどってきた。
 そして、俺は決心していた。コイツに、俺の積年の思いを伝えることを。
「俺も嬉しいよ」
 ミツルはにこっと笑いかけた。
 やばい……顔赤くなってるかもしれねぇ。
「え……?」
 俺はミツルを長机に押し倒した。
「あ、あのよ……俺……っ」
「え、えと……!? ナツヒト……?」
 心臓の音がうるさい。完璧に緊張してる。
「俺、お前のこと好きだった。友達としてもそうだけど、恋愛対象として好きなんだ」
「……っ」
 ミツルが顔を背けた。
「……嫌われても仕方ないと思ってる。それでもいつか、俺のものにしてやる。勉強はできなくても……略奪は、得意だから」
「……ばかヤロー」
「いだ……っ!?」
 バチン、とでかい音をたてて額に衝撃がはしった。……でこぴん?
「……アホナツ……っ」
「は? ちょ……っ!? まっ」
 ミツルが俺の肩をつかんで、乱暴に体制をひっくり返した。
「ん……っ!?」
 たどたどしい、軽いキス。
「ナツヒトのこと、嫌いになるわけないだろ……っ」
 ぐいっと顔を近づけて、ミツルが俺を睨む。その表情さえいとおしく感じて……
「……それに、お前にまけるとかありえないから。ね……?」
「ん、ぁ……っふ……ぁ」
 今度は、深い深いキスだった。
 口内がミツルの舌に蹂躙されていく。それでさえ幸せに感じてしまう俺は、もう……おかしいのかもしれない。
「ん……っ。ナツヒト……好きだよ」
「ぉ、俺、も……っ」

 どうやら俺の青春は、はじまったばかりらしい。

            再会 fin

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