大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- ヘタリアその他でBL小説書いてみました。
- 日時: 2015/11/13 15:47
- 名前: ねこまる
僕の趣向はおかしいのかな?検索しても検索しても見たいタイプの作品数が少なすぎるんです……こうなったら自給自足してやります。
ってな訳で、基本好き勝手書きたいことを描き散らしていきます。駄文散乱。更新不定期。コメント、リクエスト等は大歓迎ですのでこの一人楽しすギルやつになんかしら与えてやっか、などという天使のような方はぜひ。
ちなみに僕は南伊領です。ちぎー。ああ、後にーにと誰も好きですね。最近ハマってるのは湾ちゃんの声マネとモブ独。mkmkは犯されてナンボ。快楽堕ちっていいですよね。
僕のこと知ってる人いるかな……?
- Re: ヘタリアが不足しています。 ( No.1 )
- 日時: 2015/11/03 14:50
- 名前: ねこまる
今日は風邪ひいてガッコ休みなう。頭いたいネー………………これでいいのか受験生w
なんか書こ
流血注意
暗い、閉め切った部屋の中。頭の中で反響する声にどくん、と心臓が痛いほどに鼓動する。喉につかえるような感情に視界が赤くなっていく。そんな世界を振り払うかのように目を固く閉じた。何度か、深呼吸を繰り返すと黒ずんだそこに反対の手を添える。
指先に力がこもる。がりっと瘡蓋の剥がれる嫌な音が小さく響けば、手首からじんわりと赤い血がにじんだ。少しずつ、少しずつ溢れるソレは球体を作り、やがて糸が切れるように壊れて垂れていった。国旗の色の、メイプルの色の、自分の象徴のその色が手を染めていく。なぜだか笑いがこみあげて、それでもうまく表情を作れないこの顔はいびつに歪んで奇妙な笑みを作った。
「あは、は……はは、へんなのぉ……」
ぱたぱたと音を立てて床に落ち朱の円を作るのを見れば、再び何度も力強く爪を走らせてしまう。ああ、痛い痛い痛い痛い。ちりちりとした焼けるような痛覚にふと傷口に舌を這わす。唾液がしみて一層増す痛みと共に鉄の味が口内に広がってゆく。ぼろぼろに傷んだ心が目の前ににじむ赤色に泣き声を上げる。疲れた。疲れた。疲れた。
腰かけていたベッドへ重力のままにぼふりと倒し目を閉じた。ひりひり熱を持ち続ける傷がしばらく眠りの邪魔をしていたが、それでもいつの間にか意識は眠りへと落ちていった。
「ぅ……ん……?」
玄関から響いた破壊音にも聞こえる騒音に意識が浮上する。ぼーっとハッキリしない頭のまま体を起こそうとベッドに手をつく。瞬間、鋭い痛みが手首から走り、一気に意識が覚醒した。痛みの原因へと目をやれば昨夜のことを思い出す。誰だかはわかりきっている訪問者に血の気が引くと同時に現状を理解し飛び起きた。とりあえず応急処置として大きめの絆創膏を張り付けて、ラフなパーカーへと着替える。
「Good morningマシュー!おーい!寝てるのかーい?」
「……今君に起こされたよ」
どんどんと壊れるんじゃないかと思うほどに叩かれる寝室の戸を、半分ほどあけ恨みがましく彼を睨む。ちらりと目を横に向ければ見えたのは、本来開かないはずの所まで開いた扉と、困った表情を浮かべて立っているクマ三郎さんだ。
……また今度続きかく。北米北米ぃ