大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【二次・オリ】花に溺れる。【R18】
- 日時: 2021/11/08 12:01
- 名前: Re:rate
はい、Re:rate(リレイト)と申します。レイトと呼んで下さい。
つい先程まで別館の方で執筆をしていたのですが、流石にスレ削除が怖いので此方にお邪魔させて頂く事と致しました。
タイトル通り、基本好きなモノばかり書いていきます。BLでもGLでも何でも。
ヤンデレ、異常性癖、嫉妬、独占欲、オメガバース、娼婦や男娼その他諸々。
ボカロの卑猥だったり恋などの曲も、キャラクターのパロディで自己解釈小説にしてみたりなども。
文章力や語彙力など皆無ですが、拝読及びコメントなど頂けると光栄の限り。是非宜しくお願い致します。
では、これより始まりと致します。
御時間に余裕の御座います方は、宜しければ立ち寄り、御付き合い下さいませ。
〜ジャンル別作品一覧〜
【カゲプロ】
クロハ×コノハ『夢と幻像』…>>1-7
セト×シンタロー『もっと近くで…』…>>8-11
【アニメ】
「Free!」
真琴×遥『番の相手、一生の幸』…>>13-18
- Re: 好きを綴る。 ( No.5 )
- 日時: 2016/02/11 01:22
- 名前: Re:rate
次。
「お前は何故そんなに俺を欲しがるんだ…?」
再びコノハのモノへと手をかけながら、ふとそんな問いを投げ掛ける。
「ッ…どうせ、クロハは僕の事、なんて…見てくれな、から…ッ…」
クロハの手が止まる。
どうせ今から紡ぐこの言葉達は、現実として相手に届く事はないのだ。コノハはそんな事を考えてしまう位、夢に囚われていた。
「僕は、クロハが好き…だけど…クロハはきっと好きじゃなくてッ…
なのに…こんなに、されるから…ッ…」
何も心配する事なんてない。自分が虚しくなるだけなのだから。夢は所詮、どう足掻いたって夢でしかない。
「だったら…夢の中で位、クロハに甘えたって良いでしょ…ッ…?」
今相手がどんな表情をしているかは分からない。だが、少なからず驚きを感じている事は確かだろう。
不思議なものだ。これまでは何も分からなかったのに、今では相手の事が手に取るように分かるなんて。
「目は開いてるだろ…?俺をよく見ろ」
何故そのような事を言ったのか、コノハには理解出来なかった。姿は見えている。だが、それも自らの作り出した幻像なのだから。
- Re: 好きを綴る。 ( No.6 )
- 日時: 2016/02/11 01:25
- 名前: Re:rate
次。
「姿、分かるよな…?」
「クロ、ハッ…」
問いに対してコノハが名前を呼んだ事で肯定とみなし、再び口を開いた。
「良いか…コノハ。
これは夢なんかじゃない」
そう告げ、指に自らの唾液を含ませてコノハのすぼまりにゆっくりと挿れる。
「んッ…や、ぁん、ちょ…ッ…と、クロハ、痛い…ッ…クロハぁッ…!!」
開いていない箇所を無理矢理抉じ開けられるような苦しさ。初めて感じるその感覚にコノハは耐えられず、漸く指一本が入る頃には、もう完全に息が上がってしまっていた。
それでも一方のクロハはコノハの最も感じる所を探し、中で指を傍若無人にかき回した。
クロハの指が一番奥の前立腺を掠めたその瞬間。コノハの頭に小さな電流にも近いものが走り、その身が大きく跳ねる。
クロハは黒い笑みを浮かべながらその部分を執拗に擦り、攻め続けた。
まだ果てられないもどかしさからなのか肉棒からはぷくりと先走りが溢れ、シーツへと絡みついて粘性の糸を伝わせている。
「良いだろ…?ココ…」
「や、ッ…ん、なんか、変…にッ…なる…!!」
前立腺を刺激され続け、目尻に涙が滲む。それでもコノハが果てるにはまだ快感と刺激が足りない。それを悟られ、クロハがコノハの肉棒に再び触れて来る。
コノハは小さく身体を震わせながら、また精を吐き出した。
「は…そろそろ良いだろ」
クロハの言ったこの言葉の意味が分からなかった。
ズボンを脱いで固くなりきったそれを露にしたクロハを見つめ、コノハは顔から耳、項に至るまでを真っ赤に染めた。
そしてクロハが何をするかと思えば先程解したすぼまりに自身をあてがい、ゆっくりと腰を進めている。
ひくりと震えながら、入ってくる感覚に耐えるコノハ。後ろから聴こえる吐息の混じった声に思考までもが蕩けていく。
それでも快感からか痛みからかも分からない涙が溢れ、コノハの頬を濡らす。
「くろ、はッ…も…やあぁ…ッ…ぅ、あ…!!」
限界を告げる言葉を並べるが、理性の飛んだクロハにはもうその羅列は届かない。
そしてこの後、コノハの一際高い矯声と互いが繋がる部分から漏れる水音が部屋中に響いた。
- Re: 好きを綴る。 ( No.7 )
- 日時: 2016/02/11 01:26
- 名前: Re:rate
最後。
鳥の鳴く心地の良い朝。最初に起きたのはクロハだった。
隣では昨夜身体を繋いだ相手が真っ赤に腫らした目を閉じて気持ち良さそうに寝ている。
クロハは少し微笑み、相手の頭を優しく撫でると、んぅ、と一つ声を漏らす。
その様子にまた微笑んだその時。
「コノハー!そろそろ起きろ!!クロハもだぞ!!」
ふとそんな声が聴こえた。この声の主はおそらくキドだ。
なかなかリビングに来ない為不審に思ったのだろう。というのも、何時もならコノハは一番に起きている事が多い。それが起きて来ないのだ。怪訝に思うのも無理はない。
(早く起きないと大変な事になるぞ…?)
柄にもなくそんな事を考えて、またコノハの顔を見つめる。
コノハは、この事をずっと夢だと思っていた。
それに気付いてはいたが相手が自分の事を好きだなんて考えもしなかった為、ずっと先に踏み出せずにいた。
だが、もうそのように怯える必要もない。
これからはベッドの上でだけではなく
もっと触れて、もっと笑い合って
ちゃんと相手を"恋人"として愛す事が出来る
気付かない振りはもう終わりだ
- Re: 好きを綴る。 ( No.8 )
- 日時: 2016/02/11 11:57
- 名前: Re:rate
次いきます…!!
『もっと近くで…』
シンタローside
セトは綺麗だ。
話も上手くて、常に素直で。
あいつの周りの誰かが必要としている時、ちゃんとその誰かの隣にいる。
つまり、誰にでも優しい。
だが
誰にでも優しいという事は
誰も選ばないという事にも繋がる。
俺は、ちゃんとあいつの『特別』でいられているのだろうか?
深夜も近くなった頃。
御休み、という声と共に皆が自分の部屋に戻る。
今リビングに居るのは俺とセトの二人のみ。
「…ッさ、皆戻ったし…此処じゃ広すぎる。俺達も戻ろうぜ」
お互い眠くはないのだが、あまり広い場所に二人きりというのも落ち着かない。
「そうっすね…戻りましょうか」
ヒビヤがこのアジトに来た為、部屋数の問題で俺とセトは部屋を共にしている。
最初はモモがヒビヤと一緒に寝ると言ったのだが当の本人が尋常じゃない程嫌がり、一人が良いと言って聞かなかったので仕方なく俺とセトが同室になったのだ。
だがそれは俺にとっても都合が良かったので反論する事もなく快く受け入れた。
唯一気になる事といえば、すんなり納得した事に対するモモが俺に向けた得体の知れない何かを見るような視線くらいだろう。