大人二次小説(BLGL・二次15禁)

憂鬱A
日時: 2016/10/23 00:27
名前: *アップリケ*

第二弾です。
以下の内容が含まれます。
・二次創作です。
・百合です。
・色々と妄想です。
苦手な方はBackして下さいね!

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Re: 憂鬱A ( No.1 )
日時: 2016/10/23 00:27
名前: 作者

1,
私の憂鬱はまだ終わらない。
以前霊夢に全てをぶちまけた筈だった。だけどあの後も一向に吐き気は収まらなかった。
「うっ…」
何で?何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何でn
あのとき確かに私の忠誠心は崩壊した。そして霊夢に抑えてもらった。
…解放された筈だった。
「何で…何でお前は私の頭からいなくならない!!!全部終わったんだ!なのにどうして…?」
はたから見たら独り言。おかしい人。だけど一向に口は止まらなかった。
汚い部屋に、ただずっと不思議な言葉が飛び交っていた。自分でも何を言っているか分からない位
頭の中が
ぐちゃぐちゃになっていた。
こんなの人には見せられない。半べそをかいて、掠れた小さな声で
「……霊夢」
ただ、ずっとずっと…そう、ずっと。
私は霊夢を呼んでいた。

Re: 憂鬱A ( No.2 )
日時: 2016/10/23 00:44
名前: 作者

2,
「…ははっ」
何かが切れた。
『あははははははははははははははははははははははははっははあははははははっはははははははっははっ』
「あれだけ出したのにまだ足りないなんてね!ほんっと可笑しな話だわ。十分に満足していないのだから自分から行けばいいじゃない。憂鬱?馬鹿馬鹿しい。そんなのどうでもいいわ」
壊れた。自分で何を言っているか分からなかった。一つわかるのは最初に戻っているということ。あの忌々しい喋り方。気持ち悪い。心ではわかっていたけれど止めることはできなかった。今自分にあるのは、
【霊夢を犯したい】という不思議な感情。
「あれだけ不意打ち食らったんだし、こっちから行っても別に可笑しくないものね」
帽子は被らず、箒も持たず、荒んだ心で。
「…ふふっ待っててね。すぐ行くから…」

沢山の可笑しな感情と、少しの狂喜。そして偽りの本心。
入り混じって
完全に自我を忘れた。

Re: 憂鬱A ( No.3 )
日時: 2016/10/23 09:05
名前: 作者

3,
「んー!今日もいい朝。さっさと掃除済ませなくちゃ」
いつも通り境内の掃除をする霊夢。今日は一段と風が強かった。だから、葉っぱが飛ばされてなかなか終わらなかった。
「これは一雨ありそうね…」
何とか掃除を済ませて、中へ入る。
今は秋。霊夢はすでに炬燵を出していた。どうせ参拝客なんて来ないし、お賽銭だって入るわけないから。そんなことをぼそぼそ言っていた。
「あー寒い!お茶でも淹れよう…」
赤い半纏を着て、のそのそ台所へ向かう。廊下も寒かった。
「そういえば今日は彼奴来ないのね。まぁうるさい奴がいなくて良いけど」
あんなことしたのに邪険に扱う霊夢だった。
「でも…やっぱりちょっと寂しいかなぁ」
少ししんみりしている霊夢は、お茶っ葉を思いっきりこぼした。
「あっ」
中身は空っぽ。新しい缶を出す羽目になった。
「あーもうっ全部彼奴の所為にしてやる……!」
理不尽だ。
そう、ぶつくさやっている時、境内に足音が聞こえた。

Re: 憂鬱A ( No.4 )
日時: 2016/10/23 10:13
名前: 作者

4,
「あ…やっと来た」
トントントン、と足音が聞こえる。襖を開ける音。
霊夢はお茶を淹れて、すぐ炬燵がある部屋へと行く。
襖をガラッと開けて、
「今日は遅かったの…えっ」
そこに居たのは紛れもなく魔理沙だったが、帽子は被ってないし、何時もなら外に立て掛けてある筈の箒も無いし、しかもいつもと雰囲気が…
「…歩いてきたの?」
「まさか。飛んできたよ」
形から入る魔理沙だから、何時もだったら「魔法使いっぽく無い」って言って自分じゃ飛ばないのに…
「どっか頭打ったの?」
「いや?なんとも」
兎に角、何時もみたいに騒がしく無いし、落ち着いてるし、何というか…
やっぱり根はお嬢様って感じ。
でも今更そんなことになるわけが無い。
「…ねぇ霊夢」
「なっ何」
「私さ、あの後考えたんだ。霊むのおかげでぜんぶふっきれたから、なんかかいほうされたかんじできもちがよかったの。だけどね、」
「…?」
「たりないの」
「…」
霊夢の上に魔理沙が乗る。
「ちょっあんた何やってんの」
「まだおわらないから、ぜんぶきえてないから、だから、おねがいれいむ」
「あのねぇ…こんな事やっていい年じゃ無いでしょう⁉…ったく何考えてんの!」
「じゃあこのまえのは?あれはかうんとされないの?おんなのこどうしでおふろはいっていっしょにねて、いっぱいふれたのに?」
「そっそれは…」
「おんなじことでしょう?」
その瞬間、霊夢に寒気が走った。確かに魔理沙は可愛いから、そちらから来てくれるのは構わない。だが、おんなじことだと言った魔理沙の眼が何処か怖かった。
何時だっただろうか。
同じような紅い眼をしていた時期があった気がする。
そういえば喋り方も何処か懐かしいし、これが『吹っ切れた』という事なのだろうか。
戸惑いの中に何故か安心感があった。

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