大人二次小説(BLGL・二次15禁)

東方桃源郷
日時: 2018/01/20 23:28
名前: 彩都
参照: http://r18novels.com/bbs/bbs3/index.cgi?mode=view&no=3211

 ここは幻想郷。八雲紫は今、1人の少年の前に立っていた。少年は紫を睨んでいる、それもその筈、此処は少年の心の中なのだ。勝手に入られていい気分では無いだろう。
 
「いい素材ね」

 ――指先が光る。すると青年の体から何かが抜けていく。魂というものだろうか。それは、少年の体の形を象って、紫、抜かれた少年の前に現れる、そして抜かれた空っぽの体の少年は膝から崩れ落ちる。

「ん? 何で後ろに自分の体が?」

 目を覚ました少年は目をこすりながら一言口にして、周りを見回す。
 
「貴方にやってほしいことがあるの」
『何てこと……この子良いわ。とてもそそられる……凄まじいフェロモンね』

 かくして、理不尽な物語は幕を開く。幼くも凄まじいフェロモンと「元に戻す程度の能力」というものを持った少年の物語が――

 紫に会って一か月が過ぎた。彼は、茨木華扇(いばらきかせん)に庇護されながら、華扇(かおう)という名――彼女からの愛を受けているのだろう――を受け、博麗神社に住みながら、霊夢とともにいろいろな場所を回り、紫の命通り異変解決などを行っていた。
 
 その折、ある天狗にあう。幻想郷最速を名乗る、風神少女、射命丸文だ――

 「華扇くん、情報をあげますので、貴方も何か下さい──そうですねぇ、『体で支払って下さい』、いいですね? それでは現場に行きましょう」
「えっ? 『体で支払う』? あの、何を……って、ちゅ、宙に浮いてる!?」
 そう言って文は僕の体を掴んで、空中に浮く。
「まぁ、天狗なので、そりゃ空にも浮きますよ……では、行きますよ!」
 ビュンッ! と急に文は飛んでいく、その風はとても気持ちよかった──だけど一体何なのだろう、『体で支払え』って──

 数日後、僕こと華扇(かおう)は魔理沙に妖怪の山へと案内された、僕は文に会いに行く為に、『体で支払え』と言う意味も調べに、一人で妖怪の山へと歩を進めていく──
 すると目の前に赤い袴に白い巫女の様な服装の帯刀している少女と出会った、その少女は犬の様な耳を持っていた。
「貴様は誰だ?」
「僕の名前は華扇、文──射命丸文に呼ばれて、この山に来たんだけど──に『この山に来い』って連絡があって、知り合いに連れて来てもらったんだ、すまないけれど、文を知っているかい?」
 犬の様な耳を持つ少女は少し考えてから僕に言う。
「そうか、それでは案内しよう、迷わない様に進んでくれ」
「あぁ、分かった」
 そう言って僕は犬の様な耳を持つ少女に着いて行く事にした──果たして『体で支払え』とは何なのか、まぁ、文の事だ、『文々。新聞の販売を手伝って下さい』、とかだろう、そう思いながら僕は前へ、前へと進んでいく──そして文に出会って気付く、『体で支払え』とは『そのまんま』の意味だと──だが、今の自分はそんな事は分からない──

 このようなやり取りがあり……今、紫すら惑わした彼のフェロモンが解き放たれることとなる。
 これは華扇少年を争奪戦とする、幻想郷の女性たちのバトルロワイヤルである。

 ――prologue End


 前置きが長いですが、大体雰囲気はつかめていただけたでしょうか?

 同志(参加者)募集要項(ダモ&彩都が不定期に話しかけて、メンバーを集める予定)

貴方のお名前【/】(英語や漢字のお方は読み仮名もお願いします)
性別【】(必ずしも書かなくてもOKです)
年齢【】(同上)
東方歴【】
好きな東方キャラ【】(できるだけ多く)
この板で使いたい東方キャラ【】(4名まででお願いします。絡みが書きづらくなる恐れがありますので、できれば同じ陣営内(道教組とか)のキャラいいかもしれません)
東方への愛をお願いします【】

 注意事項
・誹謗中傷やキャラ批判、宣伝、荒しは行わないでください。仮に行っている人がいた場合、無視してください。その手の方々に反応すると、つけあがります。
・自作の作品のキャラであれば、オリキャラも使用可能です。ただ、あまりにオリキャラを押しすぎたりするのはなるべくしないように、お願いします。
・なお登録キャラはあくまで、主要として使ってもらうキャラとしてで、必要な場合は、ほかのキャラも使用可能。その際は、このキャラを使わせてもらうと明記ください。

 登録が決まっているキャラ
 ・射命丸文・犬走椛・姫海棠はたて、河城にとり、茨木華扇、八雲紫、十六夜咲夜

 これ以外のキャラでお願いします。

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Re: 東方桃源郷 ( No.5 )
日時: 2018/05/19 21:57
名前: ダモクレイトス  ◆MGHRd/ALSk

「はぁっ、はぁっ……もう、無理。死ぬ……果てる」
 
 もはや、喘息気味に喘ぎながら、かおは切れ切れにいう。そのさまは今にも気絶、ない事切れてしまいそうなほどだが、それも無理なきことだ。実際、彼は朝の6時半程度に、気怠げに目を覚ましてすぐにレミリアと交わり――正確には目覚める前から眠姦されていた――現在朝7時半、つまり1時間も獣のように盛ったのだから。その間に、彼女の肉壷に6回もカルピスを放出しているのは、彼としては内緒にしたいところだろう。彼がそれを数える余裕があればだが。

「……お前、本当にっ……人間か? っていうか、そんな貧相なのになん……で2メートル級の巨漢より体力あり……やがるんだ!? くそっ、ぶっ潰すつもりで犯したってのに! はっ、やばい。さけべねぇっ! はっはは」

 サラッと怖いことを口にするレミリアに対して、かおは気力で突っ込む。

「2メートル!?」
 
 それはもしかしてガリガリで身長が高いだけということではないだろうかなどと思いはしたが、レミリアの性格からそんなことをするはずはないだろうから、筋骨隆々の高身長なのだろうとすぐに思い直す。そもそも前者であったとしても、かお自身十分に痩身である。ぐるぐるとそんな思考が頭を廻り、かおは小首をかしげた。たぶん、レミリアの反応から察すにその犯された巨漢は、もはや自分以上に使い物にならなくなったのだろう。もしかしたらそのまま喋りもせずご臨終というコースかもしれない。
 人の死をたやすく考えたくはないが、吸血鬼などまさに人を殺しそうな妖怪の代表だし、普通に有り得そうだ。彼は最初の頃、妖怪を怖い存在という認識もなかったというか、妖怪なんて本当に存在しているはずがないと思っていたが、幻想郷で1週間程度で人間に対する妖怪の危険度くらいは理解した。幾ら人に姿が似ていていても――しかも、美男美女でも――彼らは種族が違い、思いの外たやすく人間を殺すことも。

「お前、そこをつっこむのか?」
 
 レミリアはなんとか息を整えてからそう問う。

「それ……以外ツッコミ、どころある?」
「いや、あるだろ? ……お前私に絞り殺されるかもしれなかったわけだぞ?」

 真顔で聞き返すかおにレミリアは、眉根を寄せ突っ込んでほしかった場所を述べる。 

「イヤだって、妖怪だし?」
「まぁ、たしかにそうだが。食い殺されるならともかくって思うだろ?」
 
 それに対してかおは真顔で言い返す。明確な殺意をみなぎらせて一瞬で殺されるならともかく、こんな風に回りくどくしかも相手に快楽を与えてなど、あまりありえることじゃないだろう。レミリアは少なくともそう思う。

「だって、死ぬのはどっちでも同じだし……何より死ぬのは生物の真理だし」

 黙ってかおの言葉を聞く。先程までは息絶え絶えだったのに、もう呼吸が整ったのか。肩で息をする用な素振りも見せず、自然体に彼は話している。改めて人間離れした体力だ。レミリアは内心で舌を打つ。ふいに笑い声がこみあげてくる。見誤っていたらしい。ただの頑是ない子供だと思っていた。それがこんな頭のイカれたようなガキだったとは。これなら八雲紫にも一泡吹かせるのではないか。

「くくっ、くっははははははははははっ……ふっ、ふふふっはははっ。面白い! やっぱり本当に面白いぞお前! 気に入った!」
 
 体を広げ小さな胸を揺らしながらレミリア、狂ったように笑う。嗤う哂う。その目は血走っていて、口元は異常なほどに裂けて吊り上がっている。まさに妖怪という風情だ。 

「えっ、なっ、何なのさ! なにが面白いって? 僕は普通だ!」
 
 そんなレミリアに恐怖を感じかおは叫ぶ。その場から1mほど離れるが、すぐにレミリアに肩を捕まれ引き寄せられる。

「やめろよガキ。普通気取ったって何にもならないぜ。お前の本質は世間一般の普通なんかとは程遠い場所にあるんだ。自分に素直になれよ……凡百のガキのままでいたって、ここじゃ利用されるだけだと理解しろ!」

 何を言っているのかかおは分からない。自分は普通に恐怖するし、痛みも感じるただの人間だ。そう思って反論しようとするが、それを許さないようにレミリアはかおの肩に歯を立てる。そして勢いよく血を啜った。 

「うっ、うああぁぁぁ! 痛いっ……痛い! 痛い? あれ……痛い?」

 吸血しながらさらに牙を突き立てていく。ぶちぶちとロープがちぎれる時のような不安で儚い音が響きだす。本来なら痛みで体中に変調をきたすはずだ。それなのに、なぜだろう。何も感じないのだ。

「あれ? 痛くない……」

 思い出す。能力の宿った右手を失った時のこと。あの時、自分は本当に痛みを感じていただろうか。血が視界を彩り世界が朱色に染まって初めて、痛みを感じる演技をしていなかったか。周りの状況や片腕の喪失に驚いていたのは確実だ。そもそもあの当時は幻想郷に有益である理由が、右手に宿った「戻す力」だと思っていたこともあり、余計に焦りを覚えたものだ。

「やっぱりね、あんたは痛みを感じない。心の痛みも……体が傷ついたことに対しても鈍感。それは強さでもあるけど、致命傷に気づけないリスクも内包しているわ」
「なにが言いたいの?」
 
 零した血をぬぐい取り手の甲を舌で舐めながら、レミリアは嬉々とした様子でいう。痛みを感じないというのが強さなのは分かる。痛みを感じなければ何でもできるような気がする。でも感覚がなくても損傷と死はあることを思い出す。そういえば自分はどうして幻想郷に来たのか。自分の体は普通の肉体ではなくて精神体だと誰かから言われた記憶がある。誰だっただろうか。八雲紫だったような。
 
「あんたはここで利用されて終わりたい?」
 
 優しく手を握り、と息を吐きながらレミリアはささやくようにいう。
 
「……それは嫌だよ。僕は人を利用するのは好きだけど、されるのは我慢ならないんだ」
 
 なにも考えずにさらりとかおはつぶやく。自分の言葉が耳に入ってきて、自分を疑うがなぜだろうか。それが自分の本質のような気がして体中がむず痒い。

「だったら、見極める目を養え。言いよる女全員を疑ってかかって、篭絡させることを考えろ」
「急に何を言ってるの?」
「私はお前のことが気に入ったからな。簡単に死んでもらいたくないんだ。八雲のに一泡吹かせられる可能性もあるしな」

 つまりはこういうことだろうか。自分の楽しみのために死なないように身の回りの防御を固めろ。そして虎視眈々と反撃の機を待て。と。わかっている。このままでは紫達の計画に利用されて精液タンクとして一生を終えるだろう。それが嫌なら、誰かを味方側にしてでも、その楔を撥ね退けろ。その通りだ。今は我慢強く機を待つしかない。おそらくレミリアも仲間になってくれるだろうから。

「最初は疑っても仲間になったら……」
 
 ポツリとかおがつぶやく。

「そうだな。信頼できる仲間ってのはそういうもんだ……まぁ、あれだ八意やら八雲やらみたいな組織の長は一筋縄じゃ行かないだろうが、霊夢や魔理沙くらいは現時点でも信じてやれ。好意を寄せている相手に信じてもらえると、女ってのは弱いんだ」
 
 レミリアはブラをつけながら、思慮深げな表情を浮かべて諭すように言う。魔理沙や霊夢のことは今の時点で信用できる。彼女たちのことは知っているから。そうだ。こうやって相手を理解しながら、時には助け助けられ信頼関係を築いていく。時間はかかるだろうが、地盤を固めるということは、元々手間を惜しんでいては成り立たない。それに力や報酬での関係はつまらないだろう。そう心に言い聞かす。
 
「霊夢は僕に好意を持っているのかな?」
 
 少しはにかんで、かおはレミリアに問いかけた。

「……お前、鈍いな」

 どこから取り出したのか、煙草をふかしながらレミリアは笑う。どうやら誰の目からも霊夢が自分に好意を寄せていることは明らからしい。そんな時だった。

「かおーっ! どこーっ!」

 部屋の外からフランドールの声がした。姉と比べて甘目で少し間延びした響きだ。舌足らずな感じがかわいらしい。彼女は自分を探しているようだが、大分近づいてきているのだろう。それを聞くと微笑を浮かべてレミリアは立ち上がる。

「フランの奴、昨日は止めるの大変だったんだぞ。心配だ心配だってな」
 
 思い出しながらレミリアは呟く。そして部屋の外へと歩き出す。

「……まぁ、あれだ。フランは私と違って激しいからな。気をゲブン!!!? ザバダバダバダッ」
「お姉様、邪魔っ!」
 
 襖を開け、かおに最後の忠告という風情で話し始めたレミリアは台詞の途中で妹のドロップキックを受け、ギャグマンガのごとくきりもみ回転しながら意味不明な悲鳴とともに吹き飛んだ。きっちり3秒後、レミリアが何かに衝突したのであろう音が響き渡る。

「あっ、あっ……えっと、レミ……リア!?」
「大丈夫だよかおっ! お姉様だって吸血鬼の王の血脈だよ? あんなので死ぬわけないじゃーん」
『死ななけりゃ良いのかい……というか、服装といい喋り方といい今までと違うような』
 
 愕然とするかおにフランは、友好的で少しはやい口調で声をかけてきた。いつもの穏やかでかわいらしい様子とは違い、はっきりとした感じだ。どうやら文脈から察するに姉をそれなりには高く評価しているようだ。評価の仕方を間違っているようには感じるが。そして目を引くのがいつもとは違う、かなり薄地のマイクロビキニであるという点だ。あの格好で走り回っていたというのだから、まるで痴女である。

「かおーっ! 大好きー! あたしを抱いてぇ!」
「ちょっ! 待っ!」

 あけすけなことを言いながらフランドールは服を脱ぎすてた。元々大事な部分しか隠せていなかったが、今は完全な全裸だ。彼女は言うが早いか、かおに馬乗りになりキスで彼の唇を奪いながら、前戯もなしに彼の巨根を下の口で食す。姉を上回る強烈な圧迫感と、暴力的なヒダの絡みつきにかおは喘ぐ。間違いなく今まででも最高クラスの快感だ。そんなことを感じていた数秒後。

「かおのチン〇オッキィっ! フランのま〇こ、捲れちゃうよぉ」
『えっ、なにこの音?』

 なにかがちぎれる音が響いた。指摘をしようにも口が防がれているので声が出ない。それどころかフランはあろうことか首に手をあてがい始め。

「かおっ! 気持ちいい? 気持ちいよね? みんなこうするとチン〇膨張させるんだよぉ……そのかわり何割か死んじゃうけど★」

 そんなことを言っている彼女の股からはなぜか血が流れ出ていた。そして、自分の股間にはあるべきものがない。痛みは感じないが、大きな損傷であることは分かった。

『え? 僕の性器……なくなってる。ははっ、これ絶対やばいだろ』

 本当にフランドールの膣に食べられてしまったのか。そんなことを思っていると、掘削機で岩が砕かれるような不快な音が耳に届く。かおの首がフランドールによって折られたのだった。

「ん? あれ? ボキ? かお……かおっ! うわあぁぁぁぁん! かおってばぁっ!!」

 フランの叫びに答えるものはもちろんいない。虚しい絶叫が八畳一間の個室に響く。

 
 
 デッドエンド……とはいきませんので……なんらかの手段で復活させようぜ★ 八意先生でも輝夜でもいいから……(本当のところ、死者を復活させる系の能力って、命が軽くなって嫌いだったりします)
 ワロタ……フランちゃん、やばいわぁ。彩都さん、かお君復活お願いします(オイ

Re: 東方桃源郷 ( No.6 )
日時: 2018/03/14 23:08
名前: 彩都

>>5
>>フランちゃん、やばいわぁ。彩都さん、かお君復活お願いします(オイ
 おいこらぁ!? とんでもないものをバトンタッチしてきたぁ!?

では本編。

 痛い、とはならない。では、どうだ? そう、『喋る事が出来ない』。だから、『叫ぶ事が出来ない』し、『助けを呼ぶ事も出来ない』のだ。一体全体どうすれば良いだろう? 自分がそう思っていると、空いた戸から腕を組んだ八意永琳が立っているのを視界の端で確認出来た。
「はぁ……実際、アンタ……不運な星の下に生まれたの?」
 八意永琳はそう言って、自身のか細い腕に謎の注射を行った。すると、急に『心臓の方が熱くなり、痒く感じた』、急にどうしたんだ自分の体は!? 自分はそう思いながら自身の胸を掻き毟る。そしてゆっくりと、『首が元に戻っている』感覚を理解し、そしてフランドールの股間から、自身の一物を元に戻され、強く押された。すると、『股間も段々と戻っている』感覚を思い出す。
「……! ……! あ、はぁ……はぁはぁ……え、永琳……こ、これは……?」
「今さっき注射したのは『超回復』の注射よ。姫様の能力を元に開発された一種のゾンビ薬ね。まさか貴方が被験者第一号にして、成功したわね」
「アンタは華扇に何をしてんだぁ!?」
 永琳にツッコミを入れるレミリア。た、確かに……自分がそう思っていると永琳が言う。
「あら? でも、面白い実験結果が出たわね? 貴方の体質かどうか分からないけれど、少し大きく感じるわ」
「す、少し大きく……?」
 そう思って永琳の視線を追う。するとその部分は自身の股間で自身の股間は少し太く、少しだけ長くなっていた。
「……外れたから成長した?」
「薬の過剰効果だろうが!? 完全に医療ミスだよなぁ!?」
 叫んで立ち上がる自分、そんな自分の股間を見つめるフランドール。フランドールは静かに自分の股間を掴んだ。
「あぅっ」
 変な声を出して、自分はフランドールを見つめる。すると掴んだ手で前後に、上下に擦る。
「あっ……ダメ……フラン……ドールさん? ダメですって……あの……」
 段々と切なく感じてくる股間、するとフランドールは『座って?』と言うので、座る。すると、フランドールは自身の股間にまた挿入しようとした。い、いや、また外れるって! そんな事を持っていると、永琳が言う。
「外れないと思うわ。だって、『超回復』を使っている間は『傷もすぐに回復する』、というか、壊れたら逆に『強化される』の。まるで骨折と同じ考えね」
「うーん、とんでもない薬を開発しましたね、永琳女史……」
 呆れる自分に対し、股間にとても気持ち良い感覚が流れる。
「いいっ! 華扇の……いい!」
 前後に動くフランドール、だ、ダメだ、擦られて、少しイきかけたから、こんな気持ちいいのは……! 自分は我慢出来ずに大量の熱い精を解き放つ。
「あぁっ……!」
『超回復』の薬を使っているのかは分からないが、股間に衝撃的な快感が流れる。あぁっ……今迄で、一番気持ち良い……自分は息を荒くして、フランドールから股間を抜く。だが、まだ硬さを誇っていた。
「……えっ?」
「えっ?」
 不思議に思う自分と永琳、すると自分は一種の仮説を立てた。
「も、もしかして……『精力も『超回復』している』のか……?」
「……てへぺろ」
 舌を出す永琳を見て、自分は永琳の前に移動し、胸倉を掴む。
「てめぇ……僕の体をどうする気だ……? ……これじゃあ、人前に現れないなぁ」
 自分はそう呟いて、頭を垂れる。すると目の前に永琳の胸が見えた。
「……永琳、一つ言ってもいい?」
「な、何かしら……?」
「え、永琳の、胸に、僕のを挟んでも良い?」
「……えぇ、良いわよ。……って、言うかぁ!? 誰が言うか! そう言う汚れ役はうどんげに任せる!」
「うっわ!? 諸悪の根源がとんでもない事を! レミリアさん! 永琳を捕まえて!」
「指図すんな! えぇい、仕方無い!」
 レミリアは永琳の背後に移動し、腕を拘束、すると急に一瞬で永琳の服が敗れた、すると『かおー? えーりんの服を『壊した』ぞー』と言う。
「有難う、フランドール。……さぁ、これで逃げられない!」
「くっ……万事休す、背水の陣……!」
 永琳の最後の言葉を聞いて、自分は発言する。
「永琳……ゴメン!」
 そう言って、自分は永琳の谷間に股間を挟んだ。するとフランドール、レミリアの股間のように熱く、柔らかい感覚が股間を走った。
「あっ、気持ちい……」
 口から涎を垂らしながら、胸を掴んで、前後に自身の一物を擦る。こ、こんな気持ち良いの、我慢出来ない……自分は『あぅっ……』と言いながら、永琳の顔面に精を放った。
 こ、こんなに気持ち良いのは凄いな……自分はそう思いながら、勃った一物を前後に擦り、残った粘液を外に出す。
「はぁはぁ……ま、まだ収まらないのか……」
 そう呟くと、『仕方無いわねぇ』、『そーだねー』と言って、レミリア、フランドールが自分に抱き付きながら、自身の一物を掴んで擦る。あぅっ……幼い手で擦られるのは……あっ……あぁっ……そう思いながら、またも熱い精を放つ。……って、永琳に二回もぶっかけた事に気が付き、『エロいなぁ』と思うと、また、股間をおっきくさせてしまった──

 何か知らないけれど、永琳は巨乳設定になってた。
 多分『挟む』という行為を描写したかったからだと思う。
 なので、『華扇の部屋に来る前に試薬の副作用で巨乳になってた』って解釈で良いか。

『超回復』の薬を服用し、かお君復活、これでどうですかダモクレイトスさん!?

Re: 東方桃源郷 ( No.8 )
日時: 2018/05/20 22:49
名前: ダモクレイトス  ◆MGHRd/ALSk

>>6  

 華扇の部屋に来る前に試薬の副作用で巨乳になってた……八意先生が自分で試すとは考えづらいんですがね。いや、さすがにそれ位の責任感はあるのか。むしろ責任感強い人のはずなんですがね。うーん、まぁ、元々巨乳でいいのではと思いますが。
 にしても、レミリア……芸人の鏡だな。フランちゃんのドロップキックで1qくらい吹っ飛ばされていたはずなんだけど。
 レミリア「そんなに吹っ飛んでたのかよ!?」
 フランちゃんはナイスファイトですね★


 本題

 午前9時半となっていた。両手に花どころか3人もの女性を1人で相手にしているかお。ふと思い出す。2回目に文と交わったときも椛やにとりとの4Pだったなと。レミリアたちも気持ちいけど、文や椛のほうが大人でエロくて気持ちよかったなぁ、などと独り言ちる。そんな表情が顔に出ていたのか、それを見逃さなかったレミリアが恥じらい顔で。

「お前、今ほかの女のこと考えてたろ?」

顔の耳に唇を当てがい問いかける。 

「いいえ、滅相もありません! 文が気持ちよかったなぁなんて考えていません!」

 体を震わせながら、かおは素直に胸中を吐露してしまう。初めて自分の一物を女性(あや)の口で舐られた時のことを思い出す。下品なことをやっているはずなのに、恥ずかしいはずなのに、自分の股間は熱くなって体に衝撃が走って。吐息が漏れた。その行為をしている文の横顔が、とても気品があって大人で。いつもの元気でお茶らけている彼女とは全く違って見えたことも。でもあれからまだ、1週間も経っていない事実。

「……お前、文屋ともやったのか! 無理矢理か……レ〇プだろ! あいつみたいないい女が、お前みたいなへんちくりんに簡単になびくはずがないからな!」

 隣ではキーキーとうるさいレミリア。大分嫉妬しているようだ。どうやら文とレミリアは知り合いらしい。そして彼女は文のことを女として相当高く見ているようだ。口調と発言内容から、少なくとも女性としては自分より文が上だ。そう思っているように感じる。

「えっ、それは相対的に這い寄ってるレミリアさんが、いい女じゃないって話になりませんか!?」

 冷静さを保てずたどたどしい敬語でかおは反撃する。レミリアの締め付けが強いため、少し涙目だ。間違っていないと思う。そもそも本人が認めているのだから。

「なんで敬語なんだお前!?」
「お姉様、それよりかお分かってるのかな?」

 ノリ突込みのような口調でレミリアは言う。そんなレミリアに対してのんびりした口調で妹が話しかける。だが彼女の表情は、少女とは思えない翳りが覗く。

「あっ! 何をだよフラン?」
「守矢神社が決起したってことはさ、あの烏天狗さんたちも敵側になるってことじゃない?」

 良い所で話しかけられて苛立ちを露にするレミリア。それに対して、姉を宥めているかのように薄く白い背中をさすりながらフランは続きを口にする。今現在、妖怪の山は守矢神社と懇意にしている。守矢に住まう二柱の強大な神々と、天才的な才能を持った巫女によるとこ炉だ。彼女らから得られる知恵と恩恵は偉なるもので、妖怪の山が幻想郷最大勢力として盤石な地位を得るにあたって最大の功労をなしているといえるだろう。そんな者たちが意思を示せば、当然妖怪の山もそれに乗らないわけにもいかない。

「……あぁ? いや、流石に知ってんだろ? 妖怪の山の連中は守矢と懇意にしているし……」
「えっ、それはどういうことだい? 文は敵……っていうか敵って」

 レミリアはフランのほうを向きながら、流石に知っているだろうという体で話す。フランはなお疑問を持ったような表情を浮かべているが。そんな2人の会話をよそに、かおは愕然となる。どういうことだ。かおは目を白黒させながらレミリアに問う。彼には幻想郷の知識が欠乏しい。その無知を利用されかねないと危惧した八雲紫及び博麗霊夢が、寺子屋への通学を許可したが、その日の瞬間に事件は起こった。そう守矢によるかおの誘拐。かおの真実を知っている紫なら、当然予想されたことだ。しかし、霊夢もまた常に彼につき続けられるわけではない。可能性のある現世の少年より、幻想郷の直接的な危機。そう、霊夢を動かした異変は、守矢家が仕組んだものだった。

「八意……お前」

 いかに彼に知識がないとて、八意が伝えているものだろうと思っていた。そういう風情でレミリアは八意永琳に疑念の目を向ける。

「あの場で言っても、混乱するだけでしょう。今日伝える予定だったのよ」
 
 永琳は溜息交じりにいう。細められた双眸からは、我ながら言い訳のようだなという自責の感情が浮かぶ。彼女なりの配慮があったのだと読み取り、レミリアも思案気な表情を浮かべる。
 
「もう9時半だよぉ、お腹減ったねぇ。ご飯食べながら話すことにしようよぉ?」

 そんな微妙な空気の中、フランが壁をぶち破るように、あっけらかんとした口調で皆に案を出す。腹の虫を泣かせながら、かおのほうを向きウィンクする彼女。どうやら、場を整えようと機転を利かせたようだ。
 
「名案ね。食事はリラックス効果があるわ」
「……肉、赤身たっぷりの肉が食いたいなぁ」

 永琳もとくに反論することなく、彼女の意見に乗る。妹に機転の良さで負けたと思ったのだろうレミリアだけがバツの悪い表情を一瞬浮かべたが、すぐにそれも引っ込め吐息を漏らす。そして溜息ながらに彼女自身も腹を鳴らす。
 
『流石に遅いなと思って呼びに来たら、なに4Pとかやってんのよ! っていうか師匠の胸なんかだいぶ大きくなってない? 元々結構大きいけど! ってかこの状況あたしどう話しかけりゃ良いのよ? この部屋すごく生臭いんだけど……はっ、あたしもヤッテルときってこんな感じなのか!? いやいやいやいや、こんな乱れてない乱れてないはず!』

 そんな4人の姿を交互に見ながら、襖の陰でこそこそとやっている兎が一匹。ブレザー姿の長身。優曇華だ。膝を折って障子戸に影が映らないようにしながら、頭を抱え部屋の中の様子に頭を抱える。自分はどうしたらいい。朝食ができてそれが冷めそうなので、そろっていないメンバーを呼びに来ただけなのに。料理を作った同志――妖夢や咲夜、アリス、ミスティ――たちに、自分の居城ということもあり大見えきって「すぐに呼んでくるわ! なんせ私の波長操作はセンサーにもなるからね」なんて、ドヤ顔で言ったのに。実際、すぐに見つけたけど、ここから全然動けず25分が立つ。心臓が波打つ。親指噛みすぎて血が滲む。頭が痛い、臭い。
 
「…………まさかこんな淫靡な状況とは。呆れがくるわね」

 混乱の最中、怜悧さを帯びた声が響く。良く知っている声。先ほどまで一緒に料理を作った同志。長身銀髪の冷静な美女、十六夜咲夜だ。

「あっ、咲夜? あんたなんで……」

 理由は分かっている。時間が掛かり過ぎているからに違いない。ドヤ顔で調子に乗ってタイムオーバー。格好悪い。こんな情けない様見られたら、振られてしまう。使えない女なんていらないといわれるに決まっている。誰に。あの炎のように強い魅力を持った少年。自分の師匠とまで行為をしているあの少年だ。いやまだ自分が一番だ。そもそも彼の見ていないところで、頭がぐるぐる回る。

「えぇ、貴方が20分近くも戻ってこないんだもの。心配になってね。まぁ、あれでは話しかけられないのも……あっ、お嬢様の大〇唇がちらり……というか、大分広がってる。中まで……」
 
 優曇華の心情など察していない風情で、咲夜は煙草を吹かす。センサーを使ってここまで2分で自分はここまで来たのに、地の利がないはずの咲夜はどうやって、5分やそこらでここまで来たのだろう。そんなことをふと頭をよぎると、自分の無能さを責めずにはいられない。彼女の能力を知っている鈴仙が少し思索を巡らせれば、時間を止めて移動していたのだろうと考察できることだが、今の彼女にはそれさえできないのだろう。しかし、まるでおっさんのような変態発言に優曇華は、咲夜が何も考えていないのだろうと察し。ため息交じりに。

「あんた、意外と好き物よね」

 ちらりと室内を一瞥しつぶやく。

「そんなことはないわ……感じないあの二人に。熱いパトスを」
「あぁ、いや、あんたが大変なんじゃなくてあの500歳児たちが大変なのね本当は……」

 目を爛々と輝かせ、自分の主人たちを進めてくる従者の鑑に対し、優曇華は明後日のほうを見ながら適当に答える。適当ではあるが、この女に異様な目で見られているのは、実際苦痛だろうなと心中を考察し笑っているような引いているような妙な表情が生まれた。そんな苦虫を噛みながら笑点でも見ているような優曇華の絶妙な表情に、「気持ち悪いわね」と咲夜は毒づく。
 そんな中、突然襖が開く。それに持たれていた優曇華が、「うぶわぁ」などと情けない叫び声をあげながら見事に倒れこむ。 

「……あっ、咲夜に優曇華ちゃんだぁ。混ざる?」
「いっ、妹様!?」

 そこにいたのは朝食を提案したフラン。2人を見つけて、天真爛漫な表情で乱交を申し込む。レミリアは先程言ったことをもう忘れたのか、といった風情で若干引き気味だ。 

「優曇華……食事の準備はできたの?」

 胸を隠しながら永琳が弟子である兎に問う。

「あっ、はい。もう冷めてるかもしれないですけど……なので、急ぎましょう」

 レイセンはすぐに立ち上がり、敬礼をしながら彼女らをせかすように言う。永琳には敬礼はいらないと再三言われているが、彼女の教え子である綿月姉妹により教え込まれた敬礼は簡単に、消せるものでもなく。平常時はしないようにできるが、こういう不測の事態だとついついでてしまう。結局、染み付いた癖のようなもので、そうするほうが楽なのだ。

「優曇華って、なんか敬礼がきっちりしてて軍人みたいだねぇ」

 その様子を見て、かおは何気なくつぶやく。他意はないのだが、レイセンとしては軍人女子イコール行き遅れイコール売れ残りイコール永久未婚という方程式があり。

「えっ、優曇華!? 優曇華!? なっ、泣いてる!?」
「なっ、泣いてなんてないもん!」
「わー、かおー、女の子を泣かせちゃダメなんだよぉ?」

 ふいに涙が頬をつたう。言葉にしがたい寂寥感が胸中を支配し、はらはらと止め処なく流れ出す。そのさまを見て、フランが蠱惑的な笑みを浮かべながらかおに話しかける。明らかに、見た目だけ年上で本当はずっと年下な兎と、初心な彼氏(かお)を弄って楽しんでいるのが丸分かりだ。レミリアは邪気を含んだ楽しそうな笑みを浮かべ、永琳は額に手を当て、弟子の失態を嘆き、心中を察す。咲夜はといえば、胸中で「弱みを見せておくのも作戦よ」などとエールを送っていたりする。

「えっ、えっと、泣かせてごめん! なんで泣いてるのかわかんないけど、優曇華に涙は似合わないよ? 涙拭いて」

 たどたどしく謝りながら、かおは――冷静な判断力を欠いているためかハンカチと間違えて――自分の服を渡す。そしてそれで涙を拭けなどと言う。

「だっ、だから泣いてないっっての! ぐず……ていうか、それハンカチじゃなくてあんたの服じゃない!」

 内心で泣いてる彼女(レイセン)がかわいいと思ったのは秘密である。


Re: 東方桃源郷 ( No.9 )
日時: 2018/05/27 21:06
名前: 彩都

「それじゃあ、華扇、貴方もさっさとご飯を食べに来なさい?」
「あぁ、分かった、でも、少しだけトイレに行ってからにするよ」
「そう? 分かったわ」
「という事でお嬢様、ご飯をいただきましょうか」
「そうね、フランドール? 咲夜に着いていきましょう?」
「うん、分かったー」
 鈴泉はそう言って、先に部屋を出る、そして、咲夜、レミリア、フランドール、他の面々も部屋を出た。
 そして残ったのは自分、てゐの二人だけになった。
「さぁ、私もご飯を食べようかねぇ?」
 そう言うてゐを止める自分、そしててゐに言う。
「あっ、待って? 少し話が」
「話? 何?」
 そう言うてゐに対し、自分はてゐの真正面に立って、発言する。
「……てゐ、君の力、貸してくれるかい?」
「えっ……?」
 そう言って、自分は隣にいるてゐを抱き締めて、てゐの頭皮を匂う。
 彼女の匂いは優しい匂いだった──

 てゐを抱き締めた後、自分はトイレで一服し、食事をする為に鈴泉が待つ場所に向かう。
 そしてその場所に向かうと、結構な人数が部屋に滞在していた、勿論賢者、八雲紫もいる。
「……紫、か」
「あら? 居て欲しくないような言い方ね?」
 扇子で口を隠し、微笑む彼女に向かって、静かに発言する。
「いや? 逆に好都合なんだよ? 『言いたい事』があったからね?」
 自分は周りにいる面々に向かって発言する。
「君達は何時か守谷神社と対決する、そうだろう?」
「……えぇ、そうね?」
「だから……『今週中に守谷神社に向かって、戦争を行う』事にする、君達だって、その気だろ? だから、僕は『守谷神社に行って自殺をする』事に決定した」
「!?」
 驚愕する皆の表情を見ながら、静かに、ゆっくりと、僕は同じ事を繰り返す。
「僕は……守谷神社で自殺を行うよ、皆?」
 優しく微笑んだ僕、だが、周りの面々からしてみれば、『恐怖の笑顔』と、取られたかもしれなかった──

 何を考えているのかかお君は? ……実は今、とあるマンガを読んで、主人公の闇落ちに気に入っていて、こんな内容に……申し訳ないです。




 この後の展開は、
『華扇、小さな脳味噌で作戦を立てる』

『そして作戦執行』

『守谷神社へ向かう』

『華扇の作戦が成功し、騙し討ち成功』(鈴泉の能力をてゐに使用し、『身長』を誤魔化す、そして華扇に擬態させる。擬態したてゐを守谷神社に向かわせる、そして華扇(てゐ)が来て、首を取ろうとする早苗、だが、てゐが擬態しているだけなので、首を切ったら、本体のてゐが現れ、早苗混乱)

『早苗、華扇に手足を縛られる』

『残りのメンバーで二神と戦う』

『二神と戦い、何とか勝利』

『そして紫、「華扇に手出しをしない」条約を二神、早苗に課し、渋々締結させる』

『そして華扇、早苗に許されないと思いつつ、謝る』

『そして守谷神社との戦争終結』って感じです。

 改変した方がいい所は言ってください。




「……貴方は、貴方は何を言っているの?」
 目を細める紫、そんな紫に臆せず自分は発言する。
「『死ぬ』と言っているんですが?」
「それは分かる、でも、貴方は私達にとって必要──」
「知っている、だからだよ」
 自分はそう言って立ち上がり、てゐの頭を掴む。
「だから……『今からコイツは僕』だ」
「……はぁ? そんなウサギ風情が?」
「そう、そしてこの作戦には鈴泉、君の能力が必要だ」
「えっ!? 私!?」
 いきなりの発言で鈴泉は驚愕してしまう、そして自分は鈴泉を指指しながら、発言する。
「鈴泉の能力で『てゐを僕にする』んだ、そうする事でてゐは僕になる」
「…………」
「そして『僕になったてゐで守谷神社に向かう』、てゐは煙幕とかで守谷神社の面々の視界を遮ってくれ、煙幕で目が見えない間に残りのメンバーで守谷神社の面々の手足を縛る」
「ちょっと待ちなさい? それじゃあ、ウサギは……?」
 そう言う紫に対し、自分は静かに返答する。
「まぁ、待てよ? このウサギ、『僕より小さい』だろ?」
「確かにそうね」
「じゃあ、『僕の身長を維持したまま、このウサギが僕の姿になった』ら……?」
「……貴方よりウサギの方が頭一個分低い、つまり頭一個分、空く?」
「そう! だから、いきなり頭部に攻撃を受けても、回避出来る! 死ぬ事はあまりない!」
「……貴方、酷いわね」
「酷くて結構? でも、今、僕が考え得る奇襲なんだけどなぁ?」
 自分がそう言うと、紫は静かに自分を見つめる。
 さぁ、紫、この作戦を受け入れるかは君次第だ、自分はそう思いながら、震えるてゐを抱き締める──

 ……こうして見ると、結構ガバガバな作戦だなぁ? でも、これ位しか、今の所、思いつかないしなぁ……うーん、どうしよう……? 改変を要求されるのが目に見えるぞぉ……(汗)
 ……それにしても、本当、てゐが好きだなぁ、自分。
 原作だと、一輪より出番が多いから、贔屓してる気分だなぁ(汗)

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