官能小説(オリジナル18禁小説)
- 海夜空【R-18】
- 日時: 2016/04/29 03:54
- 名前: pocky
はじめまして、pockyです。
微グロだけど、
爽やかなR-18を書けるようにがんばります。
コメントも、お待ちしてます
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- Re: 海夜空【R-18】 ( No.4 )
- 日時: 2016/04/29 04:58
- 名前: pocky
午後3時______
ユキ「んん…ハルおはよ…」
ハルカ「…もう夕方だよ(笑)」
ユキ「うおぉ!!本当だ!!!!」
ハルカ「これからどーする?」
ユキ「あ、ユキ一旦家帰ってくるね!!」
ハルカ「あー…」
ユキ「ハルは〜?」
ハルカ「…うちも、一旦家帰る」
ユキ「そっか!!んじゃあ、またLINEしてね〜」
ハルカ「うん!!」
ということで、
家に帰らなくてはならなくなった。
このアパートにいてもいいんだけど、暇すぎる。
とりあえずこのアパートに家の荷物持ってくるか。
そう考えて、うちはアパートを出て、
自宅へ向かった。
- Re: 海夜空【R-18】 ( No.5 )
- 日時: 2016/05/02 11:22
- 名前: pocky
ガチャッ
家に着いて、ドアを開ける。
久しぶりに帰ったから、少し懐かしい感じがする。
ハルカ「…ふぅ」
ハルカ姉「誰…ハルカ!?」
ハルカ「…何?」
ハルカ姉「帰ってきたのね、おかえ「邪魔、どいて。」
ハルカ姉「あ…ごめん…」
別にお姉ちゃんのことが嫌いなわけじゃないけど、
父さんと母さんの葬式の時からずっと気まずいままだから、
仲良くはしてない。
今日、早く仕事終わったのかな。
とか考えたりしながら
階段を登り、自分の部屋へ入る。
ハルカ「メイク道具と…あ、これも持っていこ」
持っていく物をリュックに入れる。
コンコン、
ハルカ「…何」
ガチャッ
ハルカ姉「あの…今日のご飯、カレーなの!
ハル、食べない?」
ハルカ「いらない」
ハルカ姉「…そう」
ハルカ「今忙しいから用終わったら出てって」
ハルカ姉「あっ…えーと…」
ハルカ姉「その写真…懐かしいね」
ハルカ「………」
ハルカの姉、アキが、
部屋に飾ってあった写真を見て言った。
アキ「そういえば、もう4年だね」
____その話はやめて。
ハルカ「……」
アキ「あ、明日一緒にお墓参り行けない、かな?」
自然と、フラッシュバックする。
ハルカ「……」
アキ「あっ、だめだったらいいよ?また別の日に…」
血まみれの、父さんと母さんの姿が。
ハルカ「……行けるわけないでしょ」
アキ「え…?」
息が、荒くなってくる。
こうなったらもう、止まらない。
ハルカ「私が殺したのに、行けるわけないでしょう!?」
アキ「えっ…あ、だからハル、それはハルのせいじゃなくて…」
ハルカ「私のせいに決まってるでしょ!?」
アキ「だから、違…」
ハルカ「うるさい!!!!!!」
アキ姉が伸ばした手を振り払うと、
写真が床に落ち……割れた。
パリーーーーン………
それを見た瞬間、私はリュックを持って、急いで家の外に出た。
アキ「あ…………ハル!?」
アキ姉が呼んでいるけど、
そんなの聞こえなくなっていた。
バイクに乗り、少し暗くなった道の中をまっしぐらに走り抜ける。
無意識に、シュンのアパートへ向かっていた。
- Re: 海夜空【R-18】 ( No.6 )
- 日時: 2016/04/30 21:56
- 名前: pocky
シュンのアパートについた頃には、
気持ちも落ち着いていて、
辺りは暗くなっていた。
ハルカ「……はぁ」
フラッシュバックは、本当に厄介だ。
アパートのドアを開け………ガチャッ。
まだユキ帰ってないのか、じゃあ鍵………。
……………ない。
あ…玄関に置いてきちゃったんだ。
サイアク。
もー…何やってるんだか。
ハルカ「とりあえずコンビニで時間つぶすか…」
私は、もう1度バイクにまたがり、
エンジンをかけた。
- Re: 海夜空【R-18】 ( No.7 )
- 日時: 2016/04/30 22:06
- 名前: pocky
コンビニで立ち読みしてたら、
もう9時過ぎていた。
ユキに何度LINEしてもつながらない。
これはもう、こっそり家に帰るしかないか…。
コンビニを出て、バイクの方へ行く。
バイクに乗ろうとした瞬間、
肩に手を置かれた。
ハルカ「…ッ!?」
**「どーも。この前は世話になったな?」
ハルカ「…あぁ、お前か。」
この前喧嘩した、ここら辺を仕切っている奴だった。
しかも今回は、仲間を…10人ほど連れている。
めんどくさ。
ハルカ「え、何か用事?」
**「…この前のお返ししてやるから、ちょっと来いよ」
ハルカ「1人じゃ勝てないのわかってんだな、笑える」
**「…あ?お前調子乗ってんじゃねぇぞ!?」
ハルカ「あーはいはい」
ハルカ「んで、どこ行けばいいの?」
**「あそこの…ビルがあんだろ?そこまでついてき…ってオイ!?」
まあ、当然喧嘩する気なかったから、バイクに乗って逃げた。
…だけど。
- Re: 海夜空【R-18】 ( No.8 )
- 日時: 2016/05/01 19:32
- 名前: pocky
**「こんのッ………!!」
ハルカ「…ッ!?」
髪を掴まれて、
そのまま転倒してしまった。
髪なんて伸ばすんじゃなかった…。
しかも、足をくじいて、走れそうにない。
**「そう簡単に…逃がすかよ」
ハルカ「……だる」
- Re: 海夜空【R-18】 ( No.9 )
- 日時: 2016/05/01 21:56
- 名前: pocky
そのまま強引に担がれて、
廃墟のビルの駐車場まで来た。
ハルカ「なに、リンチでもするつもり?」
**「はっ、そんな汚いことするわけ「するんならさっさとしてくんない?」
ハルカ「暇じゃないんで。」
**「…気が変わった。
お前ら、やっちまえ」
「ハイッ!!!!」
______10分後。
**「あー、スッキリした。」
「先輩…これちょっとやりすぎなんじゃ…」
**「オイオイ、そんなんでビビってたらこの世界で生きていけねぇぞ?」
「まあ、そうですよね」
**「あぁ。そろそろ行くぞ」
「はい」
……行った、か……………。
ハルカ「ゲホッ……ゲホゲホ……」
咳をすると血が出てきた。
頭もくらくらするし、
体が思うように動かない。
それでも、ここにいたらなんか嫌だから、
力を振り絞って、
シュンのアパートへ行く途中の公園へ向かった。
- Re: 海夜空【R-18】 ( No.10 )
- 日時: 2016/05/02 13:29
- 名前: pocky
______ここは、どこだろう。
暗くて、よく見えない。
でも歩ける。
進む気がないのに、足が勝手に進んでる。
しばらくすると、光が見えてきた。
そこへ向かって歩くと、今度は建物が見えてきた。
ここは…私の、ピアノの発表会の会場だ。
………嫌な予感がする。
と、声が聞こえた。
「ねーお父さんお母さんー!」
「なに?ハルカ」
小さい頃の私…と、母と父だ。
その建物の駐車場から出てきた黒の車に、私たちは乗っていた。
ハルカ「ハル、ピアノうまく弾けたら欲しいもの買ってくれるって言ってたじゃん!」
父「ははっ、
ハルカそーゆーことだけは覚えてるんだな〜」
ハルカ「だってそのために練習したんだもん!!」
小さい頃の…………。
このあと…父さんと母さん………は…。
早く…終われ…ッ………。
母「ふふ、そうね。頑張ってたもんね?」
父「そうだな。
それで、何が欲しいんだ?」
ハルカ「それはねー!」
父「うん、何だ?何でも買ってあげるぞ〜!」
私が、こんなことを言わなければ。
ハルカ「うん!ハル、ピアノが欲しい!!」
父「お…おぉ、大きく出たな(笑)
でも今回は特別だ!!」
ハルカ「やった!!!!」
父「んじゃあ、今から行こうか!」
______行っちゃダメ。
母「あなた、今から行くの?」
父「確かに 、ここの近くに、楽器売ってるやつがいるんだ。
昔知り合いでな、」
母「あら、そうなの!
じゃあ、お店探す必要はないわね〜」
父「あぁ、確かここを左に曲がって…」
曲がっちゃ、ダメ。
やめて………。
お父さん、ちゃんと、前見て…。
父「そういえば、ハル、どんなピアノがいいんだ?」
母「ちょっとあなた、ちゃんと前…
………ッあ、あなた!!前___ッ」
父「え…ッうわっ…うわああああああああああ!!!!!!!!!!」
母「キャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」
ハルカ「え?どうしたの…!?きゃっ…」
キィィィィィッ______
ガタンッッ…………………。
- Re: 海夜空【R-18】 ( No.11 )
- 日時: 2016/05/02 16:06
- 名前: pocky
ハルカ「やだっ…!!!!!!!!!!」
思わず大声で叫ぶ。
__________目が覚めた。
なんだかあたりがまぶしい。
ここ…どこ…?
あ、怪我したところ、手当てされてる…。
何か…白い部屋…ってことはもしかして病院!?
いや、でも何か写真飾ってある………え。
これって_________。
その時、足音が近づいてきた。
急いで涙をぬぐう。
ガチャッ
??「あ、気がついた?」
ハルカ「誰…」
??「あ、ごめんごめん!
俺は、 コウキ って言います!」
ハルカ「…………」
コウキ「そんな変な顔しないでよ、笑
何もしてないから!」
ハルカ「手当てはしたんでしょ」
コウキ「あ、まあそれはノーカウントで。笑」
ハルカ「なにそれ」
コウキ「ははっ、まあいいじゃん!
てかあんなとこでどーしたの?」
ハルカ「あんなとこ…って?」
コウキ「道の真ん中に倒れてたじゃん!」
こいついわく、
道の真ん中に倒れていて、ひどい怪我だったので、
近くの自分の家で看病してくれてたそう。
ハルカ「まじか…」
コウキ「うん!笑
しかも話しかけても反応ないから死んでるかと思っちゃったよ〜笑」
ハルカ「…はあ。」
コウキ「え、ちょっと反応薄すぎじゃない!?
今のヤンキーってもっとがっつくのかと思ってた!あははっ!笑」
ハルカ「何がおかしいの…」←小声
コウキ「んー、こんなカワイイ子がヤンキーやってるのがおかしくて…」
…何かムカついた。
だから、こいつの手を握ると、
そのまま柔道の技でひっぱり、
ベットへ押し付けた。
そのまま両手を上で抑え、
もう一つの手で、のどをおさえる。
コウキ「わ、これ床ドンってやつじゃない?
なんかドキドキす「何が目的なの?」
へらへらしてるこいつと真逆の態度で、言った。
するとこいつは、少し笑って、
コウキ「…目的、って?」
…目が一気に、変わった。
何か、ギラッ…て、した。
笑ってるのに、目が笑ってない。
- Re: 海夜空【R-18】 ( No.12 )
- 日時: 2016/07/29 15:21
- 名前: pocky
少し怯えたけど、続けて言う。
ハルカ「怪我してたんなら、救急車呼べばいいじゃん?
何でわざわざ……」
コウキ「んー、それはねぇ」
ハルカ「…それは?」
なかなか言わないこいつに苛立ってきて、
もう帰ろうと、
こいつの手を抑えていた自分の手をゆるめ…
一瞬だった。
ゆるめた瞬間、私の身体はベットに押さえつけられた。
さっきと、逆。
つまり床ドンをされている側。
ハルカ「…え、ちょっ!?」
コウキ「………ため」
ハルカ「はあ!?」
手の力をさらにつよくされて、動けない。
ハルカ「おいっ… 離せって!!」
そう言うと、耳元に口を持っていかれる。
ハルカ「わぁっ!?何して「襲うため」
ハルカ「………は?」
コウキ「ここに連れ込んだのは、君を襲うため。
あ、もちろん犯す方のね?」
ハルカ「えっ…やだ、ちょっ…!?」
コウキ「やめない」
そう言ってこいつは、首筋に口を持ってきて…
ぺろっ
ハルカ「へぁっ!?」
コウキ「……………ブハッ!!!! アハハハッ!!!!!!!!!!」
いきなり笑い出すこいつについていけない。
手を離されて、自由の身になっても、
放心状態で、動けない。
顔を見ると、本気で笑っている。
ハルカ「…え?」
コウキ「もー、こーゆーときは逃げなきゃだめでしょ〜?
てか、へぁっ!?って何 (笑) 」
ハルカ「…………え。」
コウキ「もー、久しぶりに笑えたわー
へぁっ だって、へぁっwwww」
ハルカ「…………」
コウキ「まじで傑作。あー、面白かった!」
コウキ「で?何で逃げようとしてんの?」
ハルカ「…バレてた」←小声
コウキ「そりゃあ、こんな狭い部屋だからね?」
自分で言っちゃった!って言って、また笑いだした。
なに、この人。
ほんと、くだらない。
くだらない。
けど。
ハルカ「ふふっ…」
コウキ「…笑った」
ハルカ「え?」
コウキ「今、笑ったでしょ!!」
ハルカ「は、笑ってないし」
コウキ「今更クールぶってもむだだよ、
…えっと、名前は?」
誰が言うか。
って、三分前の私は言ってた。
でも。
ハルカ「………ハル」
コウキ「ハルってゆーの?」
ハルカ「違う、ハルカ」
コウキ「ハルカ…おし、覚えた!!」
なんだろ…
なんか…この人、
信用してもいいような…。
…あ。やば、今何時だろ。
ハルカ「今…何時………ですか」
コウキ「ん?12時過ぎ、だよ」
ハルカ「………あの、帰ります」
コウキ「いきなり敬語になったね?」
ハルカ「なんとなく、です」
- Re: 海夜空【R-18】 ( No.13 )
- 日時: 2016/05/02 18:22
- 名前: pocky
コウキ「そっか、おっけ。
送るよ、家どこ?………って怪しいかな(笑)」
ハルカ「別に…1人で歩けるんで」
コウキ「ふーん?ほんと?」
ハルカ「そんな弱くないんで」
コウキ「そ? んじゃ、気をつけてね!」
ハルカ「はい、ありがとうございまし…た」
立ち上がった瞬間。
忘れてた。
足くじいてた。痛い。
でも今更……。
コウキ「ん?なに?」←ニコニコスマイル
言えない…気もしないけど。
まあ、これくらいなら…玄関まで行って、
ユキに迎えに来てもらお。
私は、足をできるだけ引きずらないように歩いて、部屋の外へ出た。
階段を降りると、玄関の扉が見えた。
安心してその扉に近づくと、
トンッ と後ろから軽く押された。
でも足をくじいていて、そのまま転倒してしまう。
…と、思ったら。
ハルカ「わっ…」
コウキ「……」
グイッ
コウキ「そんなんで帰れるわけないでしょ?
ほら、送るから…………そんな…暴れないでって」
ハルカ「いやいやこんなん暴れない方がおかしいから!!!!」
今、されているのは
いわゆるお姫様抱っこってやつ。
恋愛経験豊富な人はこんなんどーってことないのかもだけど、
私にとっては赤面&暴れるってゆー発作がでる。←
ハルカ「ちょっ…まじで「いたっ…だから暴れないでって…」
コウキ「よいしょっと…
けっこー軽いんだな、ハルカって」
ハルカ「………もおぉ…/////」
こんな…女の子みたいに大事に扱わないでほしい。
心臓に悪い…ッ………。
そんな私の気持ちを知ってか知らないのか、
そのままガレージまで連れていかれて、
車の助手席へ………。
ここでお姫様抱っこは終了。
コウキ「よし、シートベルトしてー?
家どこ?」
ハルカ「あ…**のとこの……」
自分の家はまずいから、
シュンのアパートの住所を言う。
コウキ「ん、りょーかい。」
エンジンがかかり、
そのまま発車する。
ハルカ「あの…仕事とか大丈夫なんですか?」
コウキ「だいじょーぶ×2!!
明日休みなんだ〜」
ハルカ「そう…なんですか」
コウキ「うん」
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