官能小説(オリジナル18禁小説)

初恋ポイズン
日時: 2018/03/23 00:12
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw

みなさんどうも、とある少女と申します。
官能小説を書くのは初めてですが、美しく、そして切ない。そんな物語にしていきたいと思います
それから、初心者なのでアドバイスや感想待っています。
では、官能の世界へお連れ致しましょうー

プロローグ* >>1

第一話 偽物の私*  >>2-4

第二話 最悪な社長様* >>5-7

どこか遠い夢*    >>8

第三話 思い出せない、初恋* >>9-13

第四話 嫉妬しやすいメイド様* >>14-16

第五話 初恋探し*       >>17-21

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Re: 秘密の、恋。 ( No.7 )
日時: 2017/02/25 17:04
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw

「…社長、この後会議があります。新しいコスメを作るみたいなのですが…」
あのメイドが社長室から出て、静かになった後。
はぁ…仕事は山ずみ。秘書ってこんな大変なの!?
「あぁ、すぐ行く。」
社長はもう半分は仕事を終わらせてるみたいで、余裕そう…。なんなのよ、前いた部署で業績トップな私が。
ブツブツと愚痴を心の中で言いながら会議室へと向かう。
***********************************************************************************

「雪平はどう思う?この、赤のリップとピンクのリップ。」
「絶対、ピンクですよ!女の子らしいですし、この色のリップはあまりありませんよね。」
「賛成!ピンクのリップで!絶対売れます!」
…まずい。私はなんて答えるべきなの?この中の大半はピンクのリップがいいって言ってるし…
私は社長の質問に答えられないでいる。
「しゃ、社長は…どう思います?」
「俺は雪平の意見を聞いている。」
どうしよう、ここで間違えればクビの可能性は…
「ピ、ピンクで…」
この答えにみんなは、「ですよね!」とか言っているけど、社長は顔が…

「雪平、自分の答えを出せ。お前、いつもそうだな。
自分を見失ってる。偽物だろ?今のお前は。」
まずった。てかなんで…
聞きたいことは山ほどあるのに、なぜか言葉に出せない。
「赤…のリップがいいと思うの。鮮やかで、大人っぽい。赤って、あまりないでしょう?ピンクは同じ色に見えてしまっているから…若い人だけじゃなく、OLなどからも買って貰える気がするんです」
会議室中がザワつく中、
「今回は赤にしよう。よく言ったな、雪平。以上」
社長はそう言い、早々と会議室を出てしまう。それを私は追いかけてやっと社長の腕を掴む。

「待って!なんで…知ってるの?私が…」
「見て来たから。お前のこと。だから、俺だけには本物のお前でいろ。今日はもう帰れ。」
耳元で囁くと社長はまた社長室へ戻って行った。
なぜだろう、社長からする…懐かしい匂い。不思議な人…
私はしばらく、ぼーっとしていた

Re: 秘密の、恋。 ( No.8 )
日時: 2017/02/27 21:29
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw

どこか遠い夢

「茜ちゃん、ごめんね…。もう行かなくちゃだめなんだ。」
「え、もう?やだ、やだぁ!君がいないと、友達がいなくなっちゃうの!」
細い腕で男の子を引き留める少女は、今にも泣きだしそうな顔だった。
「大丈夫だよ、茜ちゃん!俺達は、どこへ行っても友達だよ!」
そう言っても少女の顔は泣き出しそうで。
男の子は、困っていた。

「今日は、暑いね。…そうだ!見て、このネックレス!西瓜なんだよ!」
今日は、真夏だった。空を見上げれば、青い空が広がっていた。
男の子は自分の首からネックレスをとると、
「これ、あげる。」
「わぁ!可愛い!でも、大事なものなんでしょ?」
「いいの!茜ちゃんは友達だから!」
そう言って、少女にネックレスをつけさせた。
「ありがとう!一生、大事にする…。忘れないでね、茜のこと…」
いつのまにか、少女は笑顔になっていた。
「うん、じゃあ行くから…。またね、茜ちゃん!」
そう言って、男の子は車に乗り込む。動きだした車に、少女の顔がまた暗くなってゆく。
「あ!茜ちゃん!俺、茜ちゃんのこ……」
窓を開けて何か言おうとしている男の子に、少女は「なんて言ったー?」と聞き返す。だけど、車の音で聞こえなくてー…
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「ん、んん…」
目覚まし時計がピピピ、と鳴る。
あれ、なんであんな夢見たんだろう。懐かしいなぁ、小学生の時だっけ。
最後まで、なんて言ったか分からなかったなぁ。たしか、あの男の子の名前はー…
思い出そうとしても、思い出せない。なぜだろう。
「んー…あんなに好きだった初恋の男の子の名前まで思い出せないなんて…」
背伸びをしながら思う。どうしてるんだろう、とか好きって言えば良かったって。
「眩しー…」
カーテンを開ければ、あの頃と同じ青空。後悔しか残らなかった初恋なんて、思い出にもならない。
ふらふらと歩き、カレンダ―6月に変える。
「もう、6月かぁ。たまには、あのネックレス、してみようかな」
もう一度、空を見てふとよぎる初恋の思い出。
真夏はもう、近づいている。

Re: 秘密の、恋。 ( No.9 )
日時: 2017/02/28 19:51
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw

第三章 思い出せない、初恋。
「お、遅れる!また社長に怒られちゃうわっ!」
ぼーっと、西瓜のネックレスを見ていたら、こんな時間になってしまっていた。急いで私はネックレスを身に着けて、会社へ向かう。
遅れたらクビ、逆らったらクビなんて、おかしいじゃないっ!

「はぁっ…は…お、おはようございます」
挨拶してくれた後輩達まで無視して、社長室へ飛び込んだ。あー…やっちゃった。
好感度下がったわね…。私が弄ぶ筈だったのに、社長に弄ばれるなんて…!
「よし、ギリギリだが遅刻は防いだな」
「当たり前でしょ!秘書なんだから!」
社長の前だけでは、本物の私でいることにした。…めんどくさいしね。
社長はそう言って頭を撫でてくる。私が顔を赤くすると、ニヤリと意地悪に笑う社長に
「社長、セクハラです!」と、頭を撫でる手を掴む。
「はいはい、じゃ…仕事に戻るぞ」
「はい!」
これが、いつもの日課。社長といると、ドキドキしてしまうのはなんなの?
…恋?いやいや、絶対違う!この状況を変えるためには、社長のことを知ることが必要!
あ…!そうだ!
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「第一回!質問し合う会ー!」
いっえーい!と盛り上げようとする私に、社長は呆れている。
「なんだよ、それ?」
「社長の事、知りたいの」
そう!何か知ればきっと変わるはず!

Re: 秘密の、恋。 ( No.10 )
日時: 2017/03/03 19:05
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw

「好きなものは?」
「女」
「す、好きな食べ物は?」
「女」
「真面目に答えなさいよ!」
いつまでも相手にされない私は、いい加減にキレた。
「真面目答えてんだけど」
「むぅ…」
睨みつける私に、クスクスと笑う。わかったことと言えば、歳は同い年、女好き…てとこぐらい?

「は、初恋は!?」
「小学生ン時。親が離婚して、離ればなれでなったんだよ。好きだったな、泣き虫でバカで単純で。」
嬉しそうに話す社長にドキっとしてしまう。だって、似てるから…。私の初恋と。
ち、違うよね?もし…!
「…俺も聞いていい?」
「ど、どうぞ」
「お前の初恋は?」
「小学生の時。好きな男の子が引っ越したのよ、それっきり。ただ…ネックレスをくれたの。それが、嬉しくて。大事にしてるの!たまに、つけてて。初恋を思い出せるから…!」
私は顔を赤くして話す。社長は驚いてた。
「なんだよ、まだ、持ってたのかよ」
「え?」
ボソッと何かを言う社長に、聞き返す。顔を覗けば、すごく赤い。

「…社長?どうして…んっ!」
「…っせぇよ。ボロボロだな、そのネックレス。」
口を塞ぐ様なキスに、思わず社長を突き飛ばす。
「な、なにするの!」
「いてぇ…ったく。いくぞ」
抱き上げられたと思えば、車の中。
「え、なに!?」
「あそこまで、頼む」
車が動き出す。
「恰好悪りぃな…俺。無理やりキスなんて。ごめん」
珍しく反省してる社長に思わず吹き出す。
「ぷっ…別にいいわよ。社長が弱気なんてらしくないよ」
あれ、なんで私優しくしてんだろ…?

Re: 秘密の、恋。 ( No.11 )
日時: 2017/03/05 13:41
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw

「ほら、着いた」
社長と話してるのが楽しくて、行き先も気にしてなかった私に、車の出て行ってしまった。
「ま、待って…!え…?」
「そんな安っぽいネックレスなんて、いらねーだろ。」
アクセサリーショップだった。それも、すごく高級そう。
「いいわよ、いらないって!」
「こいつに、似合いそうなのを頼む。」
「かしこまりました」
私の言葉なんて無視して、真剣に選んでくれてる。
もしこの人が、私の恋人だったら。なんて…。だめだ、惚れちゃダメ…。
言い聞かせなきゃ、みんなにもやってるんだから!

「これにする。」
社長は札束を渡し、満足そうにしていた。
「あ、買っちゃたの!?」
「車に戻るぞ」
また社長は私を軽々と抱き上げると、ドンッと乱暴に車に乗せる。
「おい、ちょっと席を外してくれ」
「な、なんで!」
運転手さんは「ごゆっくり」と言って外へ出てしまう。ま、まずい。
このエロ社長とふたりっきり、なんて!
「ほら、付けてやる。」
暴れないように後ろから抱きしめられる。
「や、だ…っ!」
あのネックレスを外されて、新しくまたネックレスがつけられる。
耳にかかる吐息に声を出してしまいそうになる。
「可愛いじゃん…」
「わ…か、可愛い!」
解放されて、ネックレスを見る。鍵みたいな形のネックレス。
貰いものなんて、他の男からも貰ったことがあるのに何故かすごく嬉しく感じてしまう。
そう思ったのもつかの間、
「んっ…ふ…っ!や、なに…っ!」
突然のキスに拒むことが出来ない。
「ふーん…?感じやすいんじゃん、ただのビッチかと思ってた」
「ん…ふぅ…っは、なし…んんっ!」
舌が丁寧に歯茎をなぞる。上手くしゃべれない。
「なんだよ、すげー感じてる。聞いた話とはちげぇな…?ヤりたい時にヤれて、都合のいい女。
 感じやすくないって、部長に言われてたのにな…」
「ん…っちがっ…!」
都合のいい女…?私、利用されてたの…?
「他の事考えるなよ、俺だけを感じろ」
唇を離されて、耳元で囁かれる。
「俺だから、感じるって…自惚れてもいいんだよな?
 やばい、止まんないかも。雪平が、可愛すぎて」
「しゃ、ちょ…!」
甘い言葉、吐息…やめてよー
拒めなく、なっちゃうじゃない。

Re: 秘密の、恋。 ( No.12 )
日時: 2017/03/05 13:47
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw

やっと、ここまで来ました。
見てる皆さんを焦らしに焦らして社長とのキスシーンまでやっといけました。
文章力のない私ですが、少しずつ成長していきますのでよろしくお願いします!

Re: 秘密の、恋。 ( No.13 )
日時: 2017/03/05 17:04
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw

「嫌なら…さぁ、ちゃんと抵抗すれば?」
首筋を舐められ、ビクつく私にクスクスと笑う社長。
ロクな前戯も無しにいれてたから、丁寧にやられたら感じてしまう。自慰行為以外感じたことの無かった私は動揺しまくりだし…!
なんで、感じてしまうの…?そんな事を考えてる今でも、社長の手は止まらないばかりだし。
「声、我慢するなよ。それ、煽ってるようにしか見えねぇよ?」
「ん…!ふぁぁっ…!胸、はぁっ…!」
「あれ、思ったより小さい?気にしてる?」
手が服の中まで入ってきて、やわやわと胸を揉む。
小さいことを気にしてる私は図星で、顔をさらに赤くする。予想通りの反応で、気を良くしたのか胸の頂きをきゅぅっと摘ままれて。
「やぁぁ…!ちく…びぃ…」
「なあに?乳首好きなんだ…?んむ…っ」
頂きを口に頬張り、片手はいじられ…
恥ずかしさと気持ちよさで、もう達してしまいそうなほど…。こんな男にイかされるなんて、やだっ!
「美味しいなぁ…雪平の乳首。小さい癖に厭らしいおっぱい」
カリッと頂きを甘噛みされ、おかしくなってしまいそう。
「イくなよ、まだ。」
また首筋に戻ってチロチロと舐めてくる。そして、ちゅうっと吸われ
「俺の物っていう印。何度でもつけてやる」
何回もキスマークを付けられ、それだけの刺激でも感じてしまう。

「こっちは、どうなってんの…?」
「ひっ…あぁぁっ…!」
クロッチの上からなぞられただけなのに、達してしまった私に
「もうイッたのかよ…?淫乱」
囁かれて、感じてしまう。社長はクロッチをずらし、触ろうとー


「セクハラです、蓮様。警察をお呼びいたしましょうか?」
聞き覚えのある声が、聞こえた。

Re: 秘密の、恋。 ( No.14 )
日時: 2017/03/07 19:28
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw

第四章 嫉妬しやすいメイド様

「…チッ」
社長が舌打ちを機嫌悪そうにしながら、私の乱れた髪や服をただす。
「舌打ちはおやめ下さい。行儀が悪いです。」
「えーと、神楽さんは何しに…」
神楽さんは運転席に座るとミラー越しに私を見て
「不純行為の取り締まりです。社長室に戻りますよ。」
と言い、車を動かせた。

まだ…社長に触られたとこが熱い。むず痒くうずくソコに私はずっと耐えていた。
それに気づいたのか、
「我慢してろ、またやってやるよ」
「や、だ」
耳元をぺロッと一舐めすると、意地悪く社長が言った。
私はそれに、期待を膨らませるばかりだった。
*****************************************************************************
「…着きましたよ。蓮様は戻っていてください。雪平さんには、お話があるので。」
「あぁ、わかった」
社長は、車を出て行っていく。
「え、と。なんの用ですか?」
「…蓮様のことです。」
その神楽さんの真剣な目に、私は少し怖くなった。

Re: 秘密の、恋。 ( No.15 )
日時: 2017/03/10 21:50
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw

「…こんなに長く秘書をやられる方は初めてです。」
「え?」
「一か月なんて…」
神楽さんは一人でブツブツと何か言いながら、私を睨んでくる。
「それって、すごいの?」
「すごいですよ。みんな一週間も続きません」
「へぇ…言いたいことはそれだけ?」
「…あまり、蓮様に近づかないでください。」
その予想通りすぎる言葉に私は目を見開いて、びっくりする。

「好きなの?社長の事。」
「そ、そりゃあ!大好きです!」
顔を赤くして言う神楽さんにちょっと可愛いな、なんて思ってしまう。前々から気づいていたけど、やっぱり好きだったんだ。社長の事。
この純粋すぎるこの子は、社長は似合わない。
「…そっか。いいよ。協力してあげる。」
「え?協…力?」
どうせ手も触れられてないんだから、社長に特別扱いされてるのは確かなのよね…
「神楽さんが、秘書になればいいじゃない!」
「え、私が…?」
「私にはあいつは似合わない。神楽さんの方が似合うわよ」
社長なんて、私には釣り合わない。そこらへんの後輩や部長の方が気楽。最初から、そうすれば良かったのに。
初恋の人を探せば…!うん、そうしよう。
「じゃ、明日にはやめるから…それじゃ!」
「あ、ありがとうございます!」

「やめる」なんて言葉を発するのは何故か少し抵抗があった。自分に未完成の言い訳を心の中で強く言い聞かせると、タクシーを呼んで家まで帰った。車の中で、私は社長がくれたネックレスをぎゅっと握り締めた。

Re: 秘密の、恋。 ( No.16 )
日時: 2017/03/16 19:43
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw

「…辞めます。」
「どうして、急に…。神楽になんか言われたのか?」
「前の部署に戻して!」
社長の落ち込んだ顔に、私も申し訳ない様な顔をすると、
「神楽の言うことなんて、聞くなよ。」
「私が決めたことなのよ、別にいいでしょ?」
まぁ、これでセクハラもされないし、元の生活に戻れる。また後輩や部長を喰い散らかしていけばいいの。それが、私のやりかただから。
社長は、少し躊躇ったものの、
「わかった。嫌だったんだな、ごめん。」と言って、仕事に戻る。
「あっ!」
「ん?」
だめ、もう引き返せない。私は荷物を持ち明るい顔で言った。

「今まで、ありがと!社長!神楽さんが、秘書をやってくれるんだから仲良くね。また!……さよなら。」
「またね」と言おうと思ったけどもう会えないんだと思って「さよなら」と口にする。バタッ、とドアを閉めてから後悔するなんて…おそいわよ、私。
だめ、次に進まなきゃ。

****************************************************************************************
神楽side

ガチャ。
「…聞いてたのか、神楽。」
「寂しいですか」
「ああ、ずっと好きだった初恋の相手に振られるとはな。
 やっと、手に入れたと思ったんだ。」
「あっちは気づいていないようですが。」
「いいんだよ、それでも。あーあ、もう二度と会えないかもな」
蓮様のこんな顔、見たことがない。罪悪感が心に残る。

「蓮様。」
「んっ!?」
急に抱きついた私に、驚いた顔をする蓮様。

「私じゃ…だめなんですか?」

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