官能小説(オリジナル18禁小説)

聖なる夜に(短編.nl.r18)
日時: 2018/12/21 01:52
名前: 白楼雪

 クリスマス短編nlです。

短編なので、サクサク書ければと思っています。
荒らし等はご遠慮ください。
感想は雑談にて、お待ちしております。

さぁ、クリスマス迄まにあうかな?


※ どうにか、イブ前に書き終えました。
  結構後半厳しい感じでした。
  その他、作者の呟きは雑談の「私室」にて、つらつらと載せますので、良ければ遊びに来て下さいね。
  
  感想、ご意見、リクエスト等もお待ちしています。

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Re: 聖なる夜に(短編.nl.r18) ( No.4 )
日時: 2018/12/06 02:45
名前: 白楼雪

最寄り駅へと歩を進め始めた真柴の側を、二人の若い女性がすれ違う。
「クリスマスは彼に内緒で、ケーキを焼いてあげるの」
「私は二人で温泉に。前から予約していてくれて…」
彼女達の楽しげな会話に触れ、真柴自身の内にある案が浮かんだ。
日本のクリスマスでは、恋人同士でイブの夜を過ごすという事も珍しくはない。
そしてその際、特別な夜と称して彼女が彼氏の為にほんの少しの勇気を奮うのも多々ある事だ。
寄月にこのまま頼り続ける事は嫌だ。出来る事ならば何か彼を喜ばせるお返しもしてみたい。
そこに残り二週間と迫ったクリスマスイブ。これを利用しないてはないだろう。
「そうと決まれば、先ずは情報を集めないと」
突然の思い付きを与えてくれた女性二人組に心の内で感謝の言葉を呟き、軽さを得た足取りで駅前の書店へと歩を進める。
この時期の書店なら、男女に喜ばれるクリスマスについての情報誌等は充分揃っている事だろう。
ネット上の話題と照らし合わせて、自宅にて色々調べてみよう。
気楽な一人暮らしなのだから、落ち着いて調べるには自宅が一番だ。
デートの予定をキャンセルされた悲しみなど今の真柴には欠片ほどもなく、彼女の思考は二週間後の事で溢れていた。
肌寒い冬の寒さも、今の真柴の心の熱にはどうやら効かないらしい。

Re: 聖なる夜に(短編.nl.r18) ( No.5 )
日時: 2018/12/06 02:47
名前: 白楼雪



 *****


あれから二週間が経ち、現在彼女は夕闇の街を一人歩いていた。
クリスマスイブの今日は、一段と街中が華やかに輝き、その中を歩く家族連れや恋人達はとても幸せそうだ。
自身の両手にはスーパーのビニール袋と、大きな紙袋。
スーパーのビニール袋には寄月のマンションにて夕飯を作るための食材が、そして紙袋にはこの日のために用意した特別な衣装が入っている。
「雪、降ると良いな」
白い吐息と共に空を見上げると、朱い夕闇と夜空の闇がちょうど混ざりあっていた。
今朝の天気予報では、今夜は星空が映えるとのこと。ならば、雪は難しいかもしれない。
真柴としては星空も好きではあるが、イブの夜は雪が良く似合うと思う。
不意に鳴るスマホの通知音。寄月からである。
『少し遅くなりそうなので、先に上がっていてください』
そのメッセージに溜め息が溢れてしまう。

Re: 聖なる夜に(短編.nl.r18) ( No.6 )
日時: 2018/11/10 23:48
名前: 白楼雪

彼と付き合い始めて、溜め息をつく回数が増えた気がする。
互いに忙しい事も初めからわかっていたのだから、そこに不満はない。ないと思っていた。
彼の部屋の合鍵を渡された事も、小まめにメールをくれる事も、彼なりの思いやりなのだろう。
だが、それでも僅かなもの足りなさは募る。
感情を露にする小さな歩みも、十数分と道を進めば、見慣れた建物へと辿り着くらしい。
真柴の瞳には、寄月の住む十階建てマンション。
それを一階エントランス前にて見上げる。
右手には彼の部屋の鍵。左手には食材の入った袋と紙袋。

Re: 聖なる夜に(短編.nl.r18) ( No.7 )
日時: 2018/12/06 02:52
名前: 白楼雪

交際から日が浅い為、彼に渡されたこの合鍵を使った事は未だない。
『良かったら、貰ってくれ』
そう言われたのは、彼と初めての朝を迎えた日の事だ。
大人同士の恋愛。交際を始め数日も経てば、自然と情事に触れるものだろう。
そして幾ばくかの夜を過ごし、初めて朝を迎えた日に手渡されたのが、この彼の部屋の鍵である。
「…良いよね。使っても」
彼には先に部屋に上がるよう言われている。
彼女に合鍵を渡したのも、寄月だ。
このままマンションの前に立っていても仕方がない。
そう思い、真柴は鍵を片手に彼のマンションへと足を踏み入れた。



 *****

暖かな室内。キッチンからの柔らかな食欲をそそる香り。
室内はそれなりに広く二DKと、一人暮らしには充分な部屋に思える。
自身の部屋も決して狭くはないが、洗練された余計な物のない部屋はどこか寄月の性格を思わせた。
「うん、そろそろかな」
グツグツと煮えた両手鍋の中には、ジャガイモ、人参、玉葱、シメジ、そして豚肉が美味しそうな香りをたてて煮えている。

Re: 聖なる夜に(短編.nl.r18) ( No.8 )
日時: 2018/12/06 03:00
名前: 白楼雪

十二月の真冬の夜。
温かなホワイトシチューは、身体が良く温まる。
手作りの鳥料理も考えたのだが、帰りに寄月が買ってくると先ほどメールがあった。
彼は真面目な人だ。任せておいて問題ないだろう。
冷蔵庫には手作りのティラミスも作って置いたし、寄月を迎えるための準備はあと少しだ。
鍋にシチューのもとと牛乳を入れ、軽く混ぜ一煮立させる。
良く混ぜ終えると、火を止め真柴はキッチンを離れた。
寄月から連絡が来たのは十数分前。彼が帰宅する迄、まだ少しかかるだろう。
リビングに移動した彼女の手には、とある大型雑貨店の紙袋。
「…少しは喜んでくれるかな」
紙袋の中身は、赤と白を基調にした、この時期に人気のある衣服。
室外で着るには些か薄く、布地の少ないそれは、俗に言う女性用サンタクロースのコスプレ衣装。
薄手の布地は柔らかく、ワンピースタイプのそれを着るのは、真柴にも僅かに抵抗があった。
だが、二週間前の夜。自宅で読んだ雑誌によると、男性というのはクリスマスの夜に、恋人がサンタの格好をすると喜ぶ事があるらしい。
迷信かもしれないし、寄月がそうとは限らないが、試してみる価値はある気がした。

Re: 聖なる夜に(短編.nl.r18) ( No.9 )
日時: 2018/12/06 03:02
名前: 白楼雪

手元の衣服を片手に脱衣場へと向かう。
仕事帰りに一度自宅へ帰り、今の彼女は肩口の広い黒の長袖ニットに、ライトブラウンのロングフレアスカートという落ち着いた服装だ。
この部屋でシャワーを借りても良かったのだが、まだ数回しか来ていない寄月の部屋で借りるのは未だに慣れない。
前日に作っておいた手作りのティラミスを自宅に取りに行くついでに、軽く汗を流して着替えてきたのはその為だ。
腰まわりに触れる黒いウール素材に手をかけ、衣擦れの音と共に衣服を脱ぐ。
脱衣場はリビングと違い少し肌寒く、ひやりとした空気が程好く引き締まった腰回りを撫でる。
露になった肌は日に焼けてこそいないが、きめが細かく滑らかだ。
薄桃色の下着が包む胸は、豊かな育ちで弾力も申し分ない。
特別何かをしているわけでもなく、若いうちは基本肌艶が良いと聞いた事があるので、それが理由と言えるだろう。
「…っく、しゅ」
ふとそんな事を考えていたら、嚔(くしゃみ)が一つ出てしまった。
「急がないと」
腰もとのフオックとファスナーを緩め、スカートを床に落とす。
しなやかな足がスカートを跨ぎ、真柴の指が彼の為に用意したワンピースを絡め取った。
雑貨店で買ったそれは格安だったせいか、布地が薄く肌を透けさせたりしないか、それだけが心配だった。
しかしその不安は不要だったらしい。
袖のないその衣装は背から胸元にかけて白いファーで縁取られ、それはスカートの裾も同様。
それ以外の装飾はないが、天鵞絨(ビロード)調の赤が白のファーと良く合い、寄月に見せるぶんにも問題なさそうだ。
あとは、彼の帰宅を待つだけだが…。

Re: 聖なる夜に(短編.nl.r18) ( No.10 )
日時: 2018/12/06 03:07
名前: 白楼雪


 *****

それから十数分後。
料理中の連絡を合わせると、かれこれ半刻が過ぎた。
シチューもその他の料理も既に用意は出来ている。
飼い主を待つ犬のように、落ち着かない彼女の耳に玄関から物音が聞こえた。
アスファルトを歩く革靴の音。鍵穴を通す金属音。
そしてドアノブが小さく音を鳴らした時には、真柴の足は玄関に向かっていた。
「お帰りなさい。時雨先輩」
皺のないワイシャツに紺のスーツ。
それに映える深緑のネクタイは、先日真柴が贈ったものだ。
少し疲れた表情を、銀縁の眼鏡が引き締める。
だが、そんな寄月の表情も、今はどこか穏やかさを浮かべていた。
「ただいま。霞さん」
鞄を片手に手際良く靴を脱ぐその仕草も、柔らかな声も、心に暖かな幸福を灯してくれる。
不意に距離を詰める寄月。
その意味を察し真柴も手を伸ばす。
狭い廊下での抱擁は些か窮屈に思えるかもしれないが、二人にとってそんなものは関係ないらしい。
触れる布越しの感覚に酔いしれ、その温もりを全身で味わい吐息とともに離れる。
「ところで、その…霞さん。その服はいったい…」
今になって服装について訊ねる彼の反応は、どこか羞恥と躊躇いが入り雑じっていた。
「あの、雑誌でクリスマスイブに女性がサンタクロースの格好をすると、恋人が喜ぶと書いていたので着てみたのですが…」
やはり寄月には喜んで貰えなかったのだろうか。
それともこの格好が自分に似合っていないのかもしれない。
「…似合っていませんでしたか?」
頬を薄紅に染め、彼の瞳を見つめる。
彼が喜ばないのならこの格好に意味などない。
困惑したように寄月の言葉を待っていると、意外な声が聞こえた。

Re: 聖なる夜に(短編.nl.r18) ( No.11 )
日時: 2018/12/06 03:14
名前: 白楼雪

「似合い過ぎているから、困っているんですよ」
寄月の視線は彼女の艶がある背にまでかかる黒髪から、ファーに飾られた豊かな胸元。
華奢な腰を這う赤の天鵞絨に、柔らかそうな太股。
そしてそれを包む白いオーバーニーソックスへと流れていく。
白のニーソックスは、雑貨店にて衣装とともに勧められ買ったものだ。
「そんな服装をして、俺を誘っているんですか?」
微笑を交えた寄月の表情は口調こそ穏やかなものだが、その瞳に微かな熱を感じる。
「違っ…、その、これは…」
視線を逸らし、真柴の声は弱々しくなる。
どうやら彼を喜ばす事には成功したようだが、些かやり過ぎたかもしれない。
腰が引け、数歩後ろへと下がるが、その距離を詰めるよう寄月も歩みを進める。
「…普段、時雨先輩につい頼ってしまいがちなので、今夜くらいは時雨先輩を癒せれば…、と思っただけです」
逃げれないと悟った彼女の口から、漸く本音が溢れる。
視線を合わせる勇気などありはしない。
頬は既に羞恥で薄紅に染まっている。
既に真後ろにはリビングへと続く扉。
瞳を強く瞑り、寄月の言葉を待つ。それだけが今の彼女に出来る事だった。
「そうでしたか」
落ち着いた声が柔らかに耳に届く。
ふわりと抱き締められ、寄月自身の体温に真柴の心も僅かに安堵した。
「喜んで戴けましたか?」
その胸に抱かれ問う。
「ええ、とても」
彼の言葉に、彼女の表情にも笑みが生まれる。
そしてゆっくりと真柴を離した寄月はさらに言葉を続けた。
「ですが、今夜はもう少し、俺の為に頑張って貰いたいですね」
彼の瞳には先程よりも艶やかな熱を帯びている。
今までも情事の際、寄月の瞳に熱は灯されていた。
それは真柴の方もそうであっただろうし、何ら不思議な事でもない。
だが、今夜の彼の瞳はそれよりも熱く深いものだ。
もしかしたら、これが寄月時雨の内面の一つなのかもしれない。
「私は、何をすれば良いですか?」
彼の思いに応えたい。強い意思で寄月を見つめ返す。
「せっかく素敵な服装ですから…身に付けている下着だけ、外してください」
寄月の言葉に一瞬思考が白くなる。
「え…、あの、下着ですか?」
戸惑いを浮かべ、彼に問う。
だが寄月は小さく頷き肯定を露にするだけ。
「無理にとは言いませんが…」
残念そうな声はわざとだろうか。
『無理強いはしない』と言いたげな彼の表情に、真柴は自身の羞恥と彼への思いを秤にかける。
数秒間の沈黙。
「…わかりました。一先ず、リビングに行きましょう」
弱々しくも頷く彼女の頬は薄紅で、瞳も潤む。
しかし、彼を喜ばせられるのならばと、覚悟を決めたようだ。

Re: 聖なる夜に(短編.nl.r18) ( No.12 )
日時: 2018/12/06 03:20
名前: 白楼雪

 *****

時刻は既に遅く、既に夜の九時を廻っていた。
リビングのシックな黒いテーブルの上には、寄月が買ってきた某有名なチキンのバーレル。
キッチンにはシチューの鍋。そして冷蔵庫にはその他の料理やデザートなどが、静かに食べられるのを待っている。
「あの、先にお食事にしませんか?」
寝室には二人の影。
窓から流れる月の光だけが、その輪郭を映し出す。
「食事はあとで大丈夫です」
落ち着きのある寄月の声に、真柴の鼓動が甘く高鳴る。
彼の視線を受け止めかね、瞳を伏せる彼女の髪に、寄月の指先が触れた。
その感覚一つにも小さな反応を見せ、それでもと覚悟するよう彼に願う。
「…少しの間だけ、目を閉じていてくれませんか?」
下着を脱ぐという行為はしても良いが、それを見られているのは堪えられない。
寄月のお願いを一つ聞くのだ。ならば、こちらの願いも聞いてくれても良いものだろう。
「わかりました」
小さく微笑を溢し寄月がその瞳を伏せる。
月明かりに照らされた彼の顔は、とても綺麗だ。
艶やかで長い睫毛も、薄紅の唇も魅惑的で、繊細な肌は滑らかで繊細だ。
女性も嫉妬するようなその一つ一つが、真柴の心を捉えて離さない。
「霞さん?まだですか?」
寄月の言葉で我に返った真柴は、思わず慌てた声をあげてしまう。
「も、もう少し!待ってください」
焦りの混じる声に寄月の眉間に皺が寄る。
だが、半年以上も彼を見つめてきた彼女には、それが苛立ちを含んだものではなく、疑問を浮かべた時のものだとちゃんとわかっていた。
愛する人の仕草だ。わからないはずもない。
そして、そんな彼のためだからこそ、真柴の指先は大胆な行動も出来る。
微かな衣擦れとともに、胸元を被う細やかなレースの入った薄桃色の布が、露になる。
肩紐のないそれは、背に隠れた金具を僅かな音をたて外れると、はらりと柔らかな胸から滑り落ちた。
落ちた布はそのまま足下へと落ち、小さな音を散らす。
「…っ」
その音に反応したのだろうか。寄月の表情が小さく揺れた気がした。
それでも、敢えてそれを無視して、彼女の指先はワンピースの胸元を整えていく。
二人の吐息と、衣擦れの音。それらが寝室の中に溶ける。
太股を這うようにワンピースの中を探る細い指先は、揃いの小さな布に触れ、両端の布地を両手の指先で絡め取る。
素足からニーソックスへと布地が降りていく。
「…ぅ…」
素肌に触れる天鵞絨が、自身の行為を如実に示す。
羞恥に微かな声が鳴り、寄月へと視線を向けた。
辛抱強く瞳を伏せている彼の思いに答えたい。
小さな二つの布を片手に、真柴はそれらを着てきた衣服が入っている紙袋へとそっと収めた。
「…もう、良いですよ」
寄月の側に近づき、羞恥が滲む声を紡ぐ。
その声に反応した寄月がゆっくりと瞳を開くと、そこには薄闇の中でもわかるほどに頬を染めた、愛らしいサンタクロースが目の前にいた。

Re: 聖なる夜に(短編.nl.r18) ( No.13 )
日時: 2018/12/06 03:22
名前: 白楼雪

手を伸ばせば触れる距離。
寄月の視線が、羞恥に染まるその姿を這う。
細い首筋に淡い色の唇。華奢な鎖骨に胸元を隠すよう握りしめた両手。
赤い布地は薄い素材のせいか、その胸の二つの尖りを僅かに浮かび上がらせている。
細い腰の括れからふわりと広がる裾は先程と代わり映えしないが、内腿を恥ずかしそうに擦りあわせるその仕草が、その内を充分に伝えていた。
不意に寄月の指先がぴくりと動く。
それに気づいた真柴の身体が、反射的に一歩後ろへと下がる。
「あっ…」
戸惑いと羞恥に乱れた心に、余裕などあるわけもない。
倒れる事こそ逃れたが、真後ろのベッドに躓き、腰と手をつくようベッドに落ちる。
「…先輩」
熱に潤んだ瞳が寄月を捕らえる。
二人の距離を詰める寄月は、何故か触れはしない。
「触れられたいですか?」
囁くような低い声。
「…っ、…」
その声に彼女の心は酷く乱れる。
鼓動は既に強く高鳴り、体温は高まっていく。
彼の表情は変わらず優しいが、その声は熱く艶めいていた。
言葉にして答える事など出来ない。
瞳を伏せ頷くのが精一杯だった。
だが、今の寄月がその程度で満足するわけがない。
「裾を捲って、ちゃんと答えてください」
穏やかなその言葉は、今の彼女をより強く責め立てるものだった。
ベッドのシーツを握りしめる指先は震えていた。
「……あの、もう…これ以上は……」
潤んだ瞳には許しを乞う色が滲む。
「何を言っているんですか」
意地の悪い微笑を浮かべ、寄月の指先が真柴の指を緩める。
仕草こそ柔らかだが、何故か彼の声には逆らえないものを感じた。
「これからがメインでしょう?」
絡み合う指に熱が籠る。ほどけていく指先とは違い、乱れた心は彼の熱に犯され縛られていった。
震える指先が自身の柔らかな股を伝いスカートの裾に触れる。
「時雨先輩…、っ…触って、ください…」
両手の指先によって捲られなた裾は、白く柔らかな太股と、艶やかに濡れた秘部を微かに覗かせていた。

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