大人なりきり掲示板
- 【参加制】散る間際まで【募集中】
- 日時: 2018/10/08 14:47
- 名前: のんこ (ID: OSKsdtHY)
<日常・恋愛>
はじめまして、のんこです。
今回は「花」の擬人化のスレを立ててみました。
花には花言葉がたくさんあり、その中には怖い意味を持つものや、その花の見た目からは想像出来ないような意味を持つものもあります。さらに 、色ごとに意味も違ってくるのでとても面白いです。そこで、花の擬人化を思い付きました!
遊苑亭は途中で断念してしまいました…笑
気が向けばまたスレ立てしてみようかと思います。
【参加者様】
・百合/男 スレ主【侑李/ゆうり(>>6)】
・鈴蘭/女 スレ主【レイチェル(>>6)】
・ダチュラ/女 クロッカ様【アインヘル(>>9)】
・菫/女 呉羽様【璃花/りか(>>13)】
・彼岸花/女 繰澪鴉様【瑠架/るか(>>16)】
・トリカブト/男 繰澪鴉様【リトレア(>>16)】
・アネモネ/男 菜穏様【リゼル(>>26)】
・マツバギク/男 しと様【バン(>>43)】
・向日葵/男 葉鈴珠様【葵/あおい(>>50)】
・アジサイ/女 葉鈴珠様【ハレ(>>50)】
・オダマキ/ Sugar BonBon様【アキレウス(>>53)】
*注意事項 >>1
*参考資料 >>2-4
*参加用紙 >>5
*書き方例 >>52
- Re: 【参加制】散る間際まで【募集中】 ( No.68 )
- 日時: 2018/10/15 22:21
- 名前: しと ◆qfOaznnCOg (ID: 9RGzBqtH)
【バン・日並町、木陰のある公園→通り】
日差しは地面を照りつける。
日並町なのだから当たり前であり仕方ないことなのだが。
うとうとしていた彼もむくりと起き上がり、とぼとぼと歩き出した。
先程まで彼を守ってくれた日陰も届かなくなり、かんと日が彼に当たる。
手をサンバイザーのようにしてなけなしの日陰を作ればやはりとぼとぼと歩き出した。
- Re: 【参加制】散る間際まで【募集中】 ( No.69 )
- 日時: 2018/10/15 22:25
- 名前: 菜穏 (ID: OBp0MA9U)
【あ、あの、しと様。
突然で申し訳ありませんが、絡み文を投稿して絡ませてもらってもよろしいでしょうか?
嫌なら蹴って下さい】
- Re: 【参加制】散る間際まで【募集中】 ( No.70 )
- 日時: 2018/10/15 22:50
- 名前: しと ◆qfOaznnCOg (ID: 9RGzBqtH)
>>69
菜穏様、こちらこそお願いします。
- Re: 【参加制】散る間際まで【募集中】 ( No.71 )
- 日時: 2018/10/16 08:39
- 名前: 菜穏 (ID: OBp0MA9U)
【しと様、誠にありがとうございます。お言葉に甘えて絡ませてもらいます】
【リゼル/日並町 通り】
目が、頭が、心が、痛い。激痛に襲われるまでの景色は灰色を帯びていたにも関わらず、それ以降の景色は眩しい程に鮮やかだ。あまりにも鮮やか過ぎて、目が痛くなる。逃げ場がなくて、頭が痛くなる。俺だけがこの景色を嫌っているという現実に、心が痛くなる。
こんな俺が、よく絵なんて描けてるよな。自分で自分に、皮肉めいた言葉を言う。こんな壊れて、楠んで、ねじ曲がった俺は、この性格や内側の自分からは全く想像が付かない絵を描く。いや、描ける。美しい湖だって、夕焼けに映る烏だって、言葉で表せれない空想だって描いてきた。ただ一つ、モデルを扱った絵を除いて。
かなり昔だっただろう。かつでの愛人は俺の絵のモデルとして最適だった。姿も、心も。姿を例えればカトレア、心を例えれば胡蝶蘭。そんな彼女は、もういない。この世を……俺を置いて去ってしまった。絵を見れば思い出しそうで、モデルの絵は全て焼き捨てた。彼女の写真も、映像も、全て闇に投げ捨てた。屋根裏はまだだった様な気がするが、探す気になれないし、もう無いだろう。
見て見ぬ振りをしていたのに。全て蘇ってしまった。
純粋な瞳のせいで、鮮やかな景色のせいで、壊れた思想のせいで。
もう、いっその事、
全て忘れてしまいたい。
気付く頃には肩に強い痛みを感じ、地面に倒れていた。ニィの慌てる鳴き声がくぐもってくる。視界に靄がかかってくる。もう脳が限界だ。少し休んで家に。
静かに目を閉じた。
気を失い、動かせなくなった姿を慌てて見ていたが、ニィは突然走り出し、一番近かった人物に軽く体当たりをしてニィニィ鳴いた。
【追記:訳の分からない絡み文になってしまい申し訳ありません。
この時、ニィが軽く体当たりをして鳴いた人物がしとさんの……といった感じにしましたが、宜しかったでしょうか。
子猫の体当たりだから全然いたくないと思います……】
- Re: 【参加制】散る間際まで【募集中】 ( No.72 )
- 日時: 2018/10/16 20:53
- 名前: しと ◆qfOaznnCOg (ID: FpNTyiBw)
>>71
【バン・日並町、通り】
お空は気紛れだ。明るい時もあれば引き籠りたい時もあって、時には泣き出して、
それから怒り狂う。無情な冷たささえ向ける時もあれば、子供のように何もかもを散らかしてしまうこともある。
今日はどうやら機嫌が良かったらしい。まだ暖かい日差しが差し込んでくるこの町に、とぼとぼと一人が通りに。
それから先程から聞こえていた小さな鳴き声、
耳を澄ませばニィニィとだなんて聞こえてきた、
が次第に近付いてくるらしかった。
実際にそうだったらしく、質量の軽い何かが当たってきた。
下を見るとあのニィニィと鳴く、黒猫だったらしい。
どうしてわざわざ当たってきたんだろう、なんて思っていたが
周りを見渡すと何となくその理由が分かったような気がした。
【返信が遅れてしまい、すみません。状況の説明をしてくださり、助かりました。】
- Re: 【参加制】散る間際まで【募集中】 ( No.73 )
- 日時: 2018/10/16 21:39
- 名前: 菜穏 (ID: OBp0MA9U)
【いえ、私も浮上が遅いので、返信が遅くなるのは大丈夫ですよ。
リゼルが気絶したので、リゼル視点とニィ視点を切り替えます】
【リゼル/日並町 通り】
周りは、灰色の世界。目の前には血の海。紅の海に浮かぶのは、美しくも残酷な姿となった彼女。安らかな顔で眠り、心臓の所には鋭い包丁が突き刺さっている。側には俺が描いてきた絵。血に染まって見えなくなった、彼女の絵。見たくないと思って目を閉じ、開く。血の海は消え、彼女が俺の目の前に立っている。彼女は口パクで「ごめんね」と言い、消えていく。俺は、散りゆき消えていく花畑に取り残される。
俺は、失ってはいけないものを失ったらしい。
胸の痛みが、俺にそれを焼き付けていた。
ニィは男性に向かってニィニィと鳴いていたが、倒れたリゼルの所へと走り、リゼルが苦しそうにしているのを見てニィニィ鳴く。リゼルはある日を境に壊れ、変わってしまった。それでもニィにとっては大切にしてくれた人。このままだと大変なのではないかとかなり慌てた様子で鳴き、リゼルの周りをうろうろ歩く。
【……先程から暗い描写であることをお許し下さい。
キャラの性格上どうしても……】
- Re: 【参加制】散る間際まで【募集中】 ( No.74 )
- 日時: 2018/10/16 22:42
- 名前: しと ◆qfOaznnCOg (ID: RnkmdEze)
>>73
【バン・日並町、通り】
ニィニィと鳴く黒猫が体当たりする原因の方へ駆け寄り、それから心配するように鳴いた。実際にそうだったのかもしれない。
その彼はどうやら苦しそうな顔をしていた。
黒猫の慌てた様子を見るにきっとそうなのだろう。
道端で倒れてるからそれもそうか、と思ったが黒猫の真意が読めたかは分からないが、
恐らく彼のことをどうにかして欲しい、そんな思いがあって体当たりをしたのだろうか。
華奢で肌は白くて髪も白かったり赤かったり。
不思議な容姿をした彼をどうすれば良いか見た当初は分からなかったが、
こんな状況でも動く素振りも見せない彼が、というより黒猫の様子が気になって
バン自身が体を低くして誰かも知らない男性を軽く起こす、
それからどう運ぼうか、と悩んでいたが道の邪魔になるのも癪だからと
結局姫様抱っこの形になってしまった。彼に意識が無いとはいえ華奢で助かった。
彼のことを一番に心配していた黒猫には
「君に言葉が通じるかは分からないけど、取り敢えず俺に着いてきてよ」
そんな風に声を掛ければ、更にとぼとぼと歩き出す。
目的地は無い、先程の場所まで戻るだけだ。
【そうでしたか。ありがとうございます。視点については了解しました。│
大丈夫ですよ、とはいえ此方の行動に何かあれば指摘お願いします。】
- Re: 【参加制】散る間際まで【募集中】 ( No.75 )
- 日時: 2018/10/17 16:50
- 名前: 菜穏 (ID: OBp0MA9U)
【ありがとうございます。指摘の件は了解しました。
指摘なんて滅相な……そんな感じで大丈夫です。
早めに帰宅が出来ましたが、次の浮上は21時以降となるかもしれません】
【リゼル/日並町 通り】
全ての花が散ってしまった灰色の花畑。何処からか聞き慣れた音が聞こえてくる。小さく聞こえる、俺の身を案じての心配の音が。ニィ、ニィの声だった。
ニィ、何処にいるんだ。もし近くにいるのなら姿を見せてくれ。
灰色の花畑は灰色の町並みに姿を変える。耳障りな救急車とパトカーのサイレン。一件の家に群がる人々。瞬くシャッターの光。ニィの声が掻き消された瞬間、咄嗟に耳を塞ぐ。ニィの鳴き声がハッキリと聞こえてくる。
何処にいるんだよ……俺が見たいのはこの光景じゃないのに。
とぼとぼと歩き出した男性を見て、ニィは鳴きながら走って付いていく。男性の後ろに並んだ所で鳴くのを止めて、時々ニィと鳴きながらとてとてと歩いていく。リゼルは相変わらず苦しそうで、一体何を見ているのかと心配になる程だ。只でさえ色白な肌も真っ青になっている。病気? 発作? ……もしかしたら心の病かもしれない。
- Re: 【参加制】散る間際まで【募集中】 ( No.76 )
- 日時: 2018/10/18 20:45
- 名前: しと ◆qfOaznnCOg (ID: XnbZDj7O)
>>75
【了解しました】
【バン・日並町、通りから戻る】
とぼとぼと歩いていくと定期的にニィと聞こえてくる。
あの黒猫はしっかりと着いてきているらしい。
言葉が通じているのか、それとも黒猫が彼のことをよっぽど心配しているのか。
恐らく後者なのだろうが、まぁ疑問に上げる必要もないだろう。
日差しが収まったことに心の安息を得れば奥に公園が見えてきた。
先程まで居た、目的地だ。
それからベンチまで辿り着くと彼を横たわらせ、寝かせた。
- Re: 【参加制】散る間際まで【募集中】 ( No.77 )
- 日時: 2018/10/18 20:35
- 名前: 菜穏 (ID: OBp0MA9U)
【浮上が出来た為載せますが、予定があって今日はこれ以上の浮上は出来ません。
申し訳ありませんが、次に絡みに返しがあった場合、かなり遅くなる場合があります。
いい加減リゼルの目を覚まさせるので、視点変化は無くなります】
【リゼル/日並町 通り→公園】
あぁ、一体誰がこんな事を。
人混みの中から聞こえる一言が、胸に突き刺さる。そんなの分からない。分からないんだ。俺が帰ってきた時には……
友達が少なかった俺に唯一、話しかけてくれた彼女。心の支えとなってくれた彼女。俺の……心だったのかもしれない。失った時の喪失感は計り知れず、皆に笑顔を振り撒く爽やかな姿を消し去った。あの時一緒に行かないかと声を掛けていたら。あの時一人にさせてなかったら。あの時、俺が代わりと成れたなら。憎しみに勝った、絶望と、虚ろと、後悔。
ニィ、と再び声が聞こえるや否や、俺は走り出していた。灰色の町並みを、止まること無く。走る度に、鳴き声は大きくなる。
こんな世界、嫌いだ。俺に居場所なんて無いんだ。眠っても、起きてても、俺に居場所なんて無い。
光が、見えた。
静かに目を開ける。目に見えたのは木の優しい緑と、俺の上に乗って顔を覗きこむニィ。
「ニィ? 俺は……」
此処が何処なのか分からず、ニィの頭を撫でようと手を伸ばした時、ニィが俺の手の甲に強烈な猫パンチをくらわせた。突然の事に一瞬固まってしまう。しかしニィは一回だけニィと無くと、俺の顔にすりよってきた。
「あぁ……俺……道端で倒れたんだな……それでお前に心配を……」
恐らくあの猫パンチは、心配を掛けた事に対するニィの返事だろう。鉛の様に重く感じる体を起こす。するとニィは俺から飛び降り、側にいた男性の足元まで来ると俺を見てニィと鳴いた。
恐らく、彼が俺を此処まで連れてきてくれたのだろう。男性と目を合わせたが、纏まりの無い髪が鮮やかな髪の色で、目の奥に痛みを感じて目を逸らしてしまう。
「……わざわざ、此処まで連れてきてくれたんだな……すまなかった……」
ベンチから立ち上がりながら言う。一瞬だけよろけたがなんとか立ち上がり、目の痛みを覚悟で男性と目を合わせた。光を失った虚ろな瞳では失礼だっただろうか。
「……時々家でも気絶するが……道で倒れるのは初めてだ……
……しかし、俺は恩の返し方を知らない……どうやってこの恩を返したら良いか? 」
生憎、俺は借りた恩をすぐに返したがる人だ。ずっと恩を返さないでいると後悔する。俺は彼女から借りた恩を、返せなくなってしまったのだから。同じ後悔は御断りだ。