大人オリジナル小説
- うらぎりのその後・・・
- 日時: 2011/03/07 17:50
- 名前: ぽてと
*プロローグ*
時々、ウチの頭の中で君の笑顔が交差する。
あの笑顔はどういう意味だったんだろう。
今のウチには、わかんないよ・・・
小4で引っ越してきたウチ。何にもわからなくて放課もずっと机とにらめっこしてた。そんな時、
「暇じゃない?これから遊具鬼するけどいっしょにしない?」
その言葉がすっごくうれしかったんだよ。
そう、小6の冬までは・・・
☆自己紹介☆
どうも、ぽてとです。名古屋市内にすむ、中一の女子です。
読んでくださったら、光栄です。
- Re: うらぎりのその後・・・ ( No.1 )
- 日時: 2011/03/08 16:21
- 名前: ぽてと
*第1章* 心の準備
「林檎は新しいクラスは何組がいいの?」
小6から仲良しであり、ウチの大親友である、坂本ナギは自分の長く黒い髪をいじりながら聞いてきた。
「別に何組でもいいよ。問題は、'人’でしょ?それで1年が決まるんだもん。ウチらも中2になるんだしさ。」
すると、
「あはッ、そだね♪今年も林檎と同じクラスがいいなあ。」
まったく、なんてノンキなんだろう。ウチなんか、あの人と同じクラスになるか心配なのに・・・。
「・・・・・・・」
「・・・林檎、またあの人のこと考えてるでしょ。」
「!!!何でわかったの。」
ナギは人の心を見抜くことが得意だ。いったいどこで学んだのやら。
「見てればわかるよ。それよりも、あの人、久遠芽衣って最近やばくない?」
「・・・らしいね。」
芽衣と初めて喋ったのは、ウチが小4のときだった。転校してきたウチに、とても優しくて、気がすごく合った。
けれど、小6になってナギと3人でいることが多くなると芽衣の態度が急激に変化した。
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