大人オリジナル小説

愛したっていいじゃないか
日時: 2011/03/26 18:42
名前: 千愛 ◆/qHTzufVAQ

はじめまして千愛と申します!
この作品が初投稿となります。文章がおかしいところもあるかと思いますが、どうか最後までお付き合い下さい。

注意書き
・荒らし目的の人は閲覧をご遠慮願います。
・私のことを知っている人も、見る分には良いのですがコメントははあまりされたくないです。ネットと現実は割り切っていきましょうね。(我ままですみません…)
・某ボーカロイド曲(モザイクロール)とは一切関係ないです。(どうしても変えてほしい、という方がいらっしゃったら検討します)


登場人物

葛西 茅(かさい かや)
本作の主人公。いつも自分を偽って生きてきた。(詳しくは本編で)

葛西 真菜(かさい まな)
茅の双子の姉。成績も良く、運動も出来る。蓮と良くつるんでいる。

桜 彩花(さくら あやか)
クラスの委員長。茅の親友。真菜の事はあまり良く思っていない。

都築 光希(つづき こうき)
クラスのボス的存在。気が強い。

佐伯 紘生(さえき こうせい)
光希と良くつるんでいる。モテる。

瑞樹 蓮(みずき れん)
クラス内で一番派手な女の子。気が強い。

浅岡 紫音(あさおか しおん)
絵を描くのが好きな地味な子。蓮と真菜に逆らえない。

山本 紅陽(やまもと こうよう)
馬鹿。煩い。良い言い方をするとムードメーカー。


基本このメンバーで話が進みます。
では、本編は次回からです。

Page:1 2 3 4



Re: 愛したっていいじゃないか ( No.1 )
日時: 2011/03/27 12:48
名前: 千愛 ◆/qHTzufVAQ



テストで100点を取った。


先生は「よく頑張りました」と褒めてくれた。

純粋に嬉しかった。このテストは少し難しくて、100点は私だけだった。お姉ちゃんは90点だった。



「ねぇお母さん。私、テストで100点取ったよ」
「良かったね。真菜ちゃんは?何点だったの?」
「……90点」

お姉ちゃんがそう答えた瞬間、お母さんが私を睨んできた。
何で?そんな眼しないで。私、頑張って100点取ったよ?





運動会の徒競争で1位になった。


練習の時はいつもお姉ちゃんに負けて3位だったから、とても嬉しかった。

お姉ちゃんは途中で転んでしまって3位だった。



「お父さん!見てた?私、1位だったよ!」
「真菜、転んだ所見せてみなさい」
お父さんが私の言葉を無視した。お母さんも無視した。
お姉ちゃんは涙目になりながらお父さんに擦り傷を見せた。
「さ、真菜ちゃん水道行きましょう?」
お母さんは傷の様子を見てそう言った。
「真菜、大丈夫か?」
お父さんはお姉ちゃんの手を引いた。お母さんもお姉ちゃんの手を引いた。



私は、一人になった。




私は幼いながらに悟った。


あぁこれが現実か、と。


私はいらない子なんだ、と。


私なんかじゃお姉ちゃんにはかなわない、と。



この日から私は自分を偽ったんだ。

Page:1 2 3 4



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。