大人オリジナル小説

石楠花の叫び
日時: 2011/06/20 20:09
名前: えす・えいち ◆kO8qp1Z8Wo

いらっはい。
山葵で悶絶しているときに思いついたお話です←
気軽に手軽に読んで頂けると嬉しゅうございます。
読み逃げは禁止って言いたいね。

※守って頂きたい事柄※
中傷、荒らし、チェンメなどの幼稚な行動は慎みください。
また、作品に対しての行動も同様にお守りください。
(作品に対してのアドバイスはありがたく受け取らせて頂きます)
またしょぼっちぃですが、‘著作権’は尊重させて頂きます。
類似の作品を見かけましたら注意させて頂くのでよろしくお願いします。

【人物紹介】※紹介は簡易なので後々増える予定※
風間 百合架(カザマ ユリカ)
クラスの女王様的存在。
密かに委員長が好き。

荒井 弓(アライ ユミ)
風間の親友であり、腰巾着でもある。
強い者が絶対との考えを持つ。

飯田 茉莉(イイダ マツリ)
風間の親友で天然。
見た目とは裏腹に過激な発言が目立つ。

小山内 カヲル(オサナイ カヲル)
クラスで一、二を争う可愛い子。
いじめのターゲット。

八坂 睦実(ヤサカ ムツミ)
クラスの人気者で委員長。
小山内のことも気にかける優しい人柄。


では、気ままにお読みください。

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Re: 石楠花の叫び ( No.4 )
日時: 2011/06/21 16:22
名前: えす・えいち ◆kO8qp1Z8Wo

【一章・朝一番】

アタシとユミはアイツの数学のノートを取り上げて遊んでいた。

「きったない字!!!これ何語〜?」
「ユリカこっちこっち!!パス、プリーズ」
「OK!!」

数学のノートが宙に舞う。
アイツは困惑した顔で必死に追いかけてくる。
でも運動ができるユミはそれをサッと避けた。
そして黒板まで歩み寄ってチョークを手にとった。

「か、返して!!」
「ウチがこのノートを綺麗にデコってあげるよ!!」

言うが早いがユミがチョークでノートに落書きを始めた。
今日の課題のページに何かを殴り描いている。
アイツは今にも泣き出しそうだ。

「じゃーん!!チューリップ」

そう言ってユミはこちらにノートを向ける。
しかしユミに画力はまったくもってない。
ノートにはグチャグチャの何かしか描かれてなかった。

「汚いしわかんないよ。」
「えー、じゃあもう一回」

そう言って新たなチョークを手に取ったとき、教室のドアが開いた。

「オハヨ、みんな。」
「オハヨウ、マツリ。」
「オッハー。」
「何してるの?」
「お絵かき!!」

マツリはゆっくりとノートを除きこみ、

「やーだ、何コレ?私が描いてあげる。」
「しゃーないなー。ほい。」

落書きに参加した。
そして数秒後には立派な蝶がノートに残っていた。
チョークで書いたにしては凄すぎる。

「さっすがマツリ。すげー」
「でしょ?はい返すわ、ノート」

そう言ってチョークの粉でパッサパサのアイツに返す。
アイツは涙ぐみながら席に着いた。

「あぁ、楽しい。」

アタシは今日も朝一番の楽しみを噛み締めた。

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