大人オリジナル小説
- カケラ
- 日時: 2011/09/02 17:03
- 名前: 海月
どうもこんにちは、海月と言います。
この話が、名前を変えてから初投稿です。
海月は学生のため更新が非常に遅いです。
登場人物&プロローグ>>1
第1章・>>2・>>5・>>8・>>13・>>14
第2章・>>15・>>16・>>17・>>18・>>23・>>24
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- Re: カケラ ( No.18 )
- 日時: 2011/08/29 11:20
- 名前: 海月
―穣視点―
今、俺様たちは下校してる途中なんだけど…。
なんか、環が元気ない?愛美も元気ないし…。でも、気づいてるはずなのに亜子も俊介も皓我も何も言わないし。俺様どうしよう。
んー…愛美が元気ない原因は分かってるんだけどな。環は原因が分かんないな。
環が先輩に呼び出されたぐらいで落ち込むわけないし。っていうか中学の時は俺様たちの方が先輩呼び出してたくらいだし。
『学校内最強』っていう呼び名は伊達じゃねぇ、ってことだな。
………環、もしかして……………
まぁ俺様たちのやり方は『苛められたら徹底的に苛めかえす』だもんな。
これを決めたのは環だし。…もしかしてあの先輩に啖呵でも切られたか?
あの先輩もつくづく馬鹿だよねぇ。過去の失敗をまた繰り返すなんてさ。
「…穣。なんか顔ニヤけてる」
おおっと…。俺様ニヤけてた?ホント、俊介にはかなわないなぁ…。読書してるようで、皆のこと見てるんだもん。
「あははー俺様そんなに分かりやすかった?」
そう聞くと俊介は、
「お前の考えてる事なんぞ、顔を見ればすぐに分かる。………啖呵切られたんだろうな、環」
……俺様ビックリしちゃったよ。そんなに顔に出てる…っていうかただ単にそれは俊介が凄いからだよね?
俺様悪くないよね?
それにしても環とか愛美の居る前で「啖呵切られたんだろうな、環」って言っちゃうって…。
俊介ったらだいたーん。
「…変なこと考えるな」
と、バシッって音が頭の方からした。え、何?つーか痛い!え、え、あ、本か。本の角で殴られたのか。…って!
「本で叩いちゃ駄目でしょーが!俺様これでも図書委員なんだよ!」
「はっ、貴様の言う事など…」
き、貴様!?なんか俊介キャラ変わってきてるけど!?
いや、俺様も初期に比べればだいぶキャラ変わってきた―って!そんなことじゃなくて!
「あははは!何、俊介『貴様』って!じゃあ自分の事は『我』?あははははは!」
亜子サン大爆笑中。亜子…そんなに笑える?あぁ…でも、俊介が自分の事を「我」…。
「ぷっ、あははははは!我は無いわ我は!!」
結局俺様も大笑い。それにつられたように環も、愛美も、皓我も笑ってるし。
「…はーっ。すっきりしたっ!」
亜子サンは大爆笑してすっきりしたご様子。まぁ最近大爆笑とかしてないからね!
…話してる間にいつの間にか俺様たちの家の近くまで来ていた。
「あ。んじゃ、また明日」
と、愛美が家の方へ向かう。
「じゃぁね、愛美嬢!良い夢を」
って俺様が言うと、
「うん、穣君も良い夢を」
ってニッコリ笑って返してくれた。やっぱり優しいな、愛美は。
「はー…あんたも相変わらず…」
って亜子が呆れてるけど…これは俺様が認めていない子にしかやらないんだよ?
証拠に亜子とか環にはやったこと、ないでしょ?
…この5人の中で。
一番愛美を快く思っていないのは、
多分俺様だ。
To Be Continued…
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