大人オリジナル小説
- カケラ
- 日時: 2011/09/02 17:03
- 名前: 海月
どうもこんにちは、海月と言います。
この話が、名前を変えてから初投稿です。
海月は学生のため更新が非常に遅いです。
登場人物&プロローグ>>1
第1章・>>2・>>5・>>8・>>13・>>14
第2章・>>15・>>16・>>17・>>18・>>23・>>24
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- Re: カケラ ( No.5 )
- 日時: 2011/08/29 17:23
- 名前: 海月
「皓我おっそい!」
男――もとい皓我を呼び出したのは亜子だった。
「ごめんって。女の子のお話の相手してたんだよ」
「え、なにお前。お前そんなにタラシだったっけ…?」
「ちげーよ」
やはり小学校からの腐れ縁の皓我と亜子。息ピッタリだ。
環、亜子、穣、皓我と、あともう2人は小学校からの仲なのだ。
その中で亜子と皓我は唯一の幼稚園からの仲だった。
「あれ、でも亜子の言うこともわかるよ?皓我ってタラシじゃなかったよね。っていうかタラシは穣だけで十分」
穣は誰がどう見ても生粋のタラシだった。街に出れば可愛い子に声をかけ、フラれる。
こうしたやり取りを環たちは何百回と見てきた。
「俺と穣を一緒にすんな!」
皓我も穣と一緒にされるのは嫌らしい。かなりの拒絶反応を起こしている。
「ひっどくなーい?こ・う・が・くん?」
後ろから声が聞こえた。この声は、そう。今さっき話題になった穣だった。
「わぁー穣くんオハヨー。今一番アイタクナカッタナー」
見事な皓我の棒読み。
亜子は笑いを耐えられないらしく、太ももをバンバン叩きながら声を殺して笑っている。
環も、口元を右手で押さえながら笑っている。
「あははー。俺も皓我と一緒にされるのは嫌だなー」
「俺も一緒にされるのは嫌、っつか女子2名!お前ら笑いすぎだろ!」
びしっと、右手の人差し指を亜子と環に向ける。
「っはは、指差しちゃ、あはは、いけ、ないんだぁははは」
「笑うか注意するかどっちかにしろっ」
結局その後も笑い続ける2人だった。
To Be Continued…
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