大人オリジナル小説
- 人生ゲーム
- 日時: 2011/08/17 21:15
- 名前: 凛
「あれ?何してたんだっけ」
この話は、ほぼ、実話です。
作者が体験して思ったことなど、、、、
短編小説も書く気でいます。
ちなみに作者は
「いじめはなくなるべきである」
「どんなに嫌いな人であろうと、やってはいけない」
「リスカはあってもいいと思う。」
「できればないほうがいい。」
という考えを持っています。
では、
- Re: 人生ゲーム ( No.5 )
- 日時: 2011/08/21 14:50
- 名前: 凛
『空に向かって笑いかける』
今日は雲ひとつない晴天だ。
こんな日に空を飛んだら気持ちがいいんだろうな。
なんて、授業も受けずに考えていた。
ここは屋上。
居場所がない教室なんて嫌いだ。
そういえば、この前やった席替えで、彼は窓側の席になっていたっけ。
不真面目な彼はきっと授業なんか聞いてないで、空を見ているんだろうな。
「ああ、いい事思いついた。」
俺は空に向かって笑いかける。
そろそろここともお別れかな、なんて。
フェンスを乗り越え、下を見る。
今日は雲ひとつない晴天だ。
「こんな日に空を飛べたらなんて素敵なんだろう。」
俺は落ちた。
風が頬に当たって気持ちがいい。
あ、俺の教室だ。
窓側にいた彼と目が合う。
俺はわざとらしく笑いかけてやった。
彼は目を見開いて、俺を見てた。
あ、口が動いてるなんて言ってるのかな。
『ご、め、ん、』?
もう遅いのにね。
ぐしゃり、いやな音がして
ああ、きっと俺は死んだんだ。
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