大人オリジナル小説
- 人生ゲーム
- 日時: 2011/08/17 21:15
- 名前: 凛
「あれ?何してたんだっけ」
この話は、ほぼ、実話です。
作者が体験して思ったことなど、、、、
短編小説も書く気でいます。
ちなみに作者は
「いじめはなくなるべきである」
「どんなに嫌いな人であろうと、やってはいけない」
「リスカはあってもいいと思う。」
「できればないほうがいい。」
という考えを持っています。
では、
- Re: 人生ゲーム ( No.3 )
- 日時: 2011/08/19 20:51
- 名前: 凛
第二話
「お前林と仲良いのな、嫉妬するぜ?」
「ふふ、なんでよ。」
坂本と私は席が隣。
すごくすごくうれしいこと。
「山崎は、強くていいな。」
「えっ?」
「おれだったら、あんな風にいじめられてたら耐えらんねぇもん。」
「べつに私相手にしてないもの。」
「へぇ、そっか。」
坂本は、坂本は私と昔付き合ってた。
この前分かれたばっかり。
それでも優しくしてくれる坂本に私は甘えてたんだ。
「お前はいいよな。」
「へ?」
「少なくたって、優しくしてくれるやつがいるじゃないか。」
「それなら坂本にもたくさん・・・」
「いるわけねぇじゃん。みんな陰で何言ってんだか。」
坂本は、顔がきれいで、女の子からすごく人気で、だから男子からはうとまれていて。
「私は……。」
そこで、チャイムが鳴った。
小さく言った私の言葉が消えた。
なんでだか、涙が出そうだった。
もう、わかってた。これから何が起きるか。
私は坂本をひどく傷つけていたんだって、はじめて知った。
「ごめん、坂本。」
私と仲良くしたせいで、みんなから悪口言われたんだね。
もう、次の休み時間から、君も敵になるんだね。
授業はぜんぜん頭に入らなかった。
でも、国語の授業だったので安心だ。
私は国語だけは得意だから。
「これで終わりにします。」
先生の声と同時にチャイムが鳴る。
なんて憂鬱だ。
「えー、アイツきてたのー?キモ過ぎて分かんなかった!」
きゃははは、とクラスメイトは私を笑った。
その中に坂本はいた。
眉間にしわを寄せ、今にも泣きだしそうに、坂本は笑ってた。
「坂本まで。本当嫌な奴ら。」
いつの間にか私の隣にいた西野さん。
その目はたしかに坂本を見ていて。
ねぇ、西野さん。私は自分がいけないことを知ったんだ。
もう、いいんだよ。
いっそ、授業抜け出して屋上行って飛び降りてしまおうかな。
そうしたら窓際にいる佳奈美には、落ちていく私が見えるわけで、
ああ!なんて素敵な考え。でも実行は無理かな。
だって、私には彼女がいるから。