大人オリジナル小説

復讐を決めました。
日時: 2011/09/13 15:27
名前: 佐々木さん(´・ω・`)

    


決めた。

そう、わたしは「復讐」を。




わたしは悪くない。



悪いのはすべてあいつらだ。
あいつら皆が悪いのだ。



こうさせたのはすべてあなた方の責任。



さぁ、最後まで苦しみを味わえ。
      

 

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Re: 復讐を決めました。 ( No.4 )
日時: 2011/09/13 16:15
名前: 佐々木さん(´・ω・`)

ガラガラッ...


「「おっはよー!遅いよー」」

けいちゃんと一緒に教室に入ると一番に揃えて声をかけてきたのは
2人で机をかこって話していた『徹』と『愛』の2人だった。


「ごめんごめん。でもセーフじゃんっ」
私が歯をみせて笑いながら言った。


「くるみー。またアンタが遅れたんでしょー?」
親友の愛はわざとらしく言ってきた。


「あは?バレたー?」


毎朝、当たり前のように笑い溢れる会話。


わたしたち4人は、入学当時からの仲良しでいわゆるいつめん≠ンたいなものだ。


不良な徹だったり、イケメンなけいちゃんだったり、優しい愛だったり、馬鹿でドジなわたしだったり...


全く共通点がないわたしたちのきっかけとなったのはあの春のこと...






入学して、同じ中学の子がいなくて一人で席に座っていたわたし。


そのときの隣が、けいちゃんで前が愛。そして愛の隣が徹。


わたしが黙りこんでるまわりで、3人はわやわや楽しく話している。

(いいなー同じ中学の人だったのかな...)


そう思っているときだった。


わたしの顔をいきなり覗き込んでくるなり

「ねねー君可愛いじゃんっ。どこ中?」

初めて声をかけてきたのはチャラチャラしていて少し怖そうな徹だった。

「あっ、ごめんね!!笹倉さん...?だっけ?こいつ女の子ばっか声かけててさ(笑)変に思わないでね。あたし小林愛。そんで、このチャラいのが徹で、あんたの横にいるのが慶太。あたしら、同じ中学なんだ♪」

愛は優しい笑顔を見せて話しかけてきた。

「わたし、さ、笹倉くるみ...!!よろしくね!!」


この3人は、高校生活での初めての友達。


最初はなんだか合わないなーなんて正直思っていたけど
話しているうちにお互い打ちとけ合って今じゃ有名なくらいの仲良し。


一人だったあたしに声をかけてくれて、ほんと感謝してるんだ。







「ねー聞いてよー!けいちゃん、バイト始めちゃうんだって...!!」

「えっそうなの!!?慶太、お前できんのかよ!!?」

わざとらしく人を馬鹿にするような口調で徹が口を挟んだ。

「ちょ、おま..失礼な!!できるわ!俺にだって...!!!」


「「あはははは」」



それぞれがそれぞれを見て笑った。


本当に幸せだったんだ。
この時のわたしは...


まだ何も知らないで、呑気にこのまま高校生活を送っていくつもりだった。


それなのに...




→NEXT

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