大人オリジナル小説
- 晴れのち雨 明日は快晴
- 日時: 2011/11/04 11:23
- 名前: 順風満帆@夜凪(´・ω・`) ◆kve1O/TN9c
- 参照: ameblo.jp/pokemon19/
どうもー、はじめましての方はハジメマシテー。
シリアスのほうで活躍しております、別名月夜の救世主こと順風満帆(ryですー
初めてこの別館へ来させていただきました、はい!
よろしくおねがいします。(´・ω・`)
■注意事項
・荒らしはスルーで
・あかん、コイツ性格無理wwwwってかたは直ぐに戻るを。
■皆で楽しく読もう!
・喧嘩ナシで皆さんで楽しく読みましょう!
・他の住人の方の中傷なんて言語道断!!
※ここ重要です※
この話は3分の1リアル要素入ってます。
モデルになった友達などがいますが、皆本名ではないのでご了承ください。
■登場人物データ
・主な登場人物>>6
・1-6データ>>7
■物語一覧
プロローグ>>1
第一章:壊れゆく秩序
#1>>2
#2>>3
#3>>4
- Re: 晴れのち雨 明日は快晴 ( No.5 )
- 日時: 2011/11/04 10:40
- 名前: 順風満帆@夜凪(´・ω・`) ◆kve1O/TN9c
- 参照: 風邪ひいた(m´・ω・`)m
数学が終わって、国語のプリントを配っていた私にぶつかってきた女子がいた。慌てて頭を下げて、「すみません!」と敬語を使う彼女。
『辻本奈美子』だ。かなり礼儀正しく、友達になった今なお敬語を使うと、本人はまだそんなに慣れていない様子だ。だが、彼女はいろんな人から避けられる一人だった。
私は何度か見たことがある。
友達と喋っていた彼女に不良軍団(私はこう呼びます)の一人、
『山澤梨花』に、
「どけよ、クソババァ!!くせぇ〜んだよ。」
と、ボロカス言われていた。
奈美子は黙ってそこを退き、また友達と喋っていた。
見ていた私はかなり不愉快で、かわいそうだなと思うことしかできなかった。
「あぁ、いや……だいじょぶだよっ。」
私は再びプリントを配った。
彼女と同じ風野小である私はこうも避けられている理由を知っている。
彼女は『アトピー』なのだ。
まだ体だけならいい。
だが、彼女は顔までアトピーに襲われて、沢山出来物ができていた。
それを気持ち悪がった人々が一方的に避けて、虐めていたのだ。
だが、私は、アトピーなんかどうしようもないのに虐めるなんてどうかと密かに憤っていた。
その内、きっと花園の奴らにも虐められる……。私は自分が虐められるかのようにそれを恐れていた。
それでもやさしく手を差し伸べてくれる人はそうも少なくない。
このクラスにもちゃんといた。
よかった。
本当に、よかったよ。
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時は経って、昼食。
班の体形になって、ごはんを食べる。
最初はこの体形にかなり緊張した。
花園率が高かった私の班。不運にも花園の男子と向かい合って食べるために、経験したことのないはずの合コンを連想させた。
だが、気さくに喋ってくれて安心した。今は楽しく昼食をとっている。
「お前、バカだろ〜!」
「馬鹿じゃないよ!何言ってんのッ?!」
班中が大笑いする。
私のアホ話を快く聞いてくれた。バカと言われても、なんだか悪くない感じがしたが、偽りの怒りをぶつけた。
ケタケタと笑う、ぽっちゃりした男子、『稲江拓司』。サッカー部のGKかと思われる。それにピッタリの体格で、本当にぽっちゃりだ。
「まあ、小野寺は昔っから馬鹿だからしょうがないよ。稲江くん」
「アンタねぇ!!」
嫌味っぽく言う、色黒の男子。『田島怜』。結構モテる?のではないかと思われる私公認のイケメンだ。だが、少しメタボ気味。
「でもいつ聞いても面白いよ、弥生の話。」
「え、ありがとうw」
やはり女子は味方してくれる。
同じ吹奏楽部の『国貞杏美』だ。少々不良要素が入っているが根は優しいコワモテ女子というわけか。
「でも馬鹿なものは馬鹿だよね〜」
「ちょ!!酷い!!」
毒を吐く、強烈な女子。『山根華世』。彼女も同じ吹奏楽部だ。女子とは思えぬオヤジっぷり。そして時々毒を吐く。彼女も不良要素が入るが、根は優しい。
「いいライバルだね、輝帆と。」
「輝帆には及ばないよ……。あの人は本当に面白いから」
そして最後に、声がちょっと高いのが特徴の『中川空良』。クールでちょっと怖い彼女。だが、頭が良く、いいリーダー的存在だ。
そんなこんなで私ら2班は楽しくごはんを食べている。
話はだんだんソレて、愚痴へと変わった。
「最近、野倉……ウザイよね。」
「うんうん。いっちいち五月蝿いっていうか。」
「ほっとけよなーって話だよね。」
野倉先生、いい先生だよとは言えなかった。
心から尊敬していた先生をアンチされた。またか。
先生はマイペースながらも血液型Aの力を発揮するのか、ちょっとの乱れも許さない。そのため、五月蝿かったら全く話を進めない。
そして細かいところまで、見逃さないためにたくさん注意してくる。それが正しいことだと私は信じて疑わなかったが……反抗期真っただ中の皆さんにとってはどこかでつかみ間違えをし、「いちいち」というふうにとってしまったのだろう。
それは確かに鬱陶しく思うのもわかるが……。
「あぁ〜、美味しかった。次は、技術か。やった、サボれる!」
食べ終わった華世が目を輝かせた。
「高校行けないぞー!」
私は弁当箱をしまいながら言った。
「大丈夫だっつーの。多少成績下がっても頭良きゃいいんだから〜。」
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そんなこんなで、時間は経ち……
放課後の部活動の時間となった。