大人オリジナル小説

耐えて耐えて・・・
日時: 2012/02/05 09:32
名前: 音異羅 ◆XuYU1tsir.

いじめってどうしてあるんだろう?

どうして人を平気で傷つけられるんだろう?

どうして人の気持ちになれないんだろう?

どうして気付かれないんだろう?



これは、いじめを耐えていた女の子の、悲しい哀しい物語


藍那
 プロローグ >>01
 憂鬱 >>02
 視線 >>03
 友達 >>04
 他学年フロア >>05
 先輩 >>06
 悪魔 >>07
 震え >>13
 出会い >>14
 教室 >>15
 あだ名 >>16
 お姉さん >>17
 同じクラス >>24
 おはよう >>25
 見たものは・・ >>30
 強張る >>33
 伝言 >>34
 私たち・・・ >>37

??
 人形遊び >>18

??
 意見 >>35

??
 リストカット >>19
 所詮・・・ >>36

有影藍那 プロフィール >>08
館野宮奈々 プロフィール >>09
雛耶要 プロフィール >>10
初季百夜 プロフィール >>11
日野矢燐 プロフィール >>12

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Re: 耐えて耐えて・・・ ( No.6 )
日時: 2011/11/20 23:49
名前: 音異羅 ◆XuYU1tsir.

先輩



「おはよう御座います」


目の前の先輩に挨拶をする

先輩はクスリと笑った

たぶん、あたしの声が震えていたからだろう


「初めまして、うちは藍那の友達の館野宮奈々って言います!」


あたしの隣から自己紹介をする奈々


「初めまして。私は雛耶要(ひなや かなめ)っていうの。よろしくね、奈々ちゃん」

「はい、よろしくお願いします!」


あっという間に仲良くなった二人

あたしは奈々に、少しだけ嫉妬心を抱いた


「二人はどうしてここに?」

「いや、理由は・・・ないんですよね・・・」

「理由は無いですね、アハハハ〜」


奈々が笑う

なんで笑えるのかが不思議だよ、本当に・・・


「早く戻らないと。副部長がうるさいよー」


悪戯っぽく笑う先輩


「そうですねー・・・」


我らが副部長は、かったい人

機械人間ですか?って感じ


「じゃあ、あたしたちは戻りますね」

「うん。バイバイ」

「さようならー!あ、またメアド教えてもらってもいいですか!?」

「もちろん」


やっぱり、優しいな〜・・

雛耶先輩は!

先輩が部長になってくれればいいのに・・・

あたしはそんなことを考えながら、階段を下りた

と、上から声がかかった


「藍那ちゃん、私の事名前で呼んでくれないかな?」

「名前・・ですか?」

「うん!」


少し恥ずかしいけれど、嬉しかった


「はい!要先輩!」

「良く出来ましたーッ♪じゃあ、また部活でね」


あたしは嬉しくて嬉しくて、上機嫌で階段を下りた

なんか、先輩に認められたっていうか・・・

特別っていう感じがしたから

今日はいい一日になりそうだな!

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