大人オリジナル小説
- 手を振り上げて泣き叫び
- 日時: 2011/11/28 18:36
- 名前: みねる
私はお腹に命を宿しています
知ったのは今日でした。
検査薬で反応が出たので病院へ行くと、妊娠反応がでていました。
すごく嬉しくて、たまらなかった。
でも、安定期をすぎるまで、子供には言わないことにした。
すごく、すごく、すごく嬉しかったのに・・・
11月28日
- Re: 手を振り上げて泣き叫び ( No.5 )
- 日時: 2011/12/21 18:09
- 名前: みねる
「お母さん?どうしたの?」
保育園の教室の前に立っている私を、胡桃は心配そうに見ている
まだ妊娠していることすら認識できないお腹には
もうすぐいなくなってしまう赤ちゃん
・・・どうして・・・・・・・・・
「お母さんっ!ねえ、大丈夫?」
胡桃の声が耳を滑っていく
滑って、滑って、滑って
届かない場所まで落ちてゆく
「なんでもない」
それだけいい、私は胡桃の暖かい手を引いた
「お母さん、くるみね、お母さんの言うとおりに、赤ちゃんのこと
皆には内緒にしたんだよっ。」
ズキィ・・・
心が軋むのを感じた
「ママァ!赤ちゃん、元気ぃ?」
「えぇ、元気よ。ふふっ」
向こうから来る子供と
お腹が丸い女の人
あぁ、私はなんて不幸なんだろう
PR