大人オリジナル小説

*守ってくれる人がそこにいた
日時: 2011/12/17 13:28
名前: 柏木 沙妃 ◆xl07otBYAw




 *   *   *   *   *


ずっと一人ぼっち。

いつまでも一人ぼっち。

助けてくれる人なんていない。

頼れる人もいない。





そんな私の生活が明るくなった。



私は一人じゃなかった。





――守ってくれる人がそこにいた。


 *   *   *   *   *


はじめまして、柏木 沙妃≪かしわぎ さき≫です。
社会問題系は初めてなので、
どうなるかわかりませんが@


頑張りたいと思います!*


 *   *   *   *   *


テーマソング:≫AKB48/軽蔑していた愛情

社会問題系についての曲です。
とても心に響く曲なので、
AKB48が嫌いな人も是非聞いてみてください。


 *   *   *   *   *


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Re: *守ってくれる人がそこにいた ( No.4 )
日時: 2011/12/25 10:38
名前: 柏木 沙妃 ◆xl07otBYAw


 :≫3話


「でもさー、転校してきたばっかで
 ちょっと疲れてるんじゃないの?」

佐藤夏海はそう多田さんに言う。
多田さんはちょっと考えこんでから言った。

「そうよね。大目にみてあげましょうね」

不敵な笑みをこぼす多田さん。
私はその様子をじっと見つめていた。
それに気づいた多田さんは私を睨みながら
強くこう言った。

「あんたさ、日南と仲良くなるわけじゃないよね。
 自分の仲間にしようとしてないよね?」

首を縦に振らせようとしない怖い目で私を見る。
当然首を縦に触れるわけもなく、私は静かに
首を横に振った。

多田さんは口角を少しあげると、取り巻きに行った。

「次の授業めんどくさいからさぼろうね」

取り巻き達は笑いながら頷く。
そして教室を出て行った。

それと同時に、日南さんが教室へ入って来る。
片手に携帯を持ち、もう一方の手にはコーヒー牛乳。
教室を出て行ったのはコーヒー牛乳を買うためだったのか。

私も実はコーヒー牛乳好きなんだよね。
今日も持ってきてるし。

密かにコーヒー牛乳好きなんです。

「授業始めるから席につけ」

理科の木村先生がそう言いながら
教室へ入ってきた。

理科か。

私はバッグから理科一式を取り出す。
流れでちらっ、と隣を見てみる。
日南さんは真剣に授業を受けている。

秋の窓側の席って気持ちがいいんだよね。
程良い暖かさっていうのかな。

ふと窓の外を見てみると、多田さん達。
多田さん達が校庭を歩いて門へ向かっている。
本当にサボりにいくんだ。

ってことは……、学校にはしばらくの間戻って来ないのかな。



――日南さんに話しかけてみてもバレないのかな。

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