大人オリジナル小説
- 裏ネットゲーム
- 日時: 2011/12/29 12:16
- 名前: 名無しさん
─名無しさんが入室しました
26 美紗>>名無しさん、いらっしゃい!
27 名無し>>こんばんは
28 黒猫>>おー、いらっしゃい!
29 絵里>>こんばんはー
30 黒猫>>「skyランド」へようこそ!
<< 目次 >>
0章>>1 1章>>2 2章>>3 3章>>4 4章>>5
- Re: 裏ネットゲーム ( No.4 )
- 日時: 2011/12/29 12:13
- 名前: 名無しさん ◆tr.t4dJfuU
4章 脱出
美沙>>ねえ、もしかして、此処が別館じゃないの?
黒猫>>確かに・・・
名無し>>でも、まだ決め付けるのは早いと思うよ
絵里>>でも、あんな事したからここにいるんじゃん!
名無し>>別に、あれが本当に正しいとは誰も言ってないし
絵里>>じゃあ、ここの空間は何なの!?
美沙>>二人とも、落ち着きなよ!!
落ち着けるかっての・・・
本当は、自分で自覚するのが怖かった。
本当にここが呪いランドだとしたら・・・本当にここが・・・
黒猫>>あのさ・・・もう1人、いなかったっけ?
名無し>>あ、トリプルQさん・・・
美沙>>まだおきてないのかな?
絵里>>まさか・・・
黒猫>>マイナス思考は、やめよ
それから、私たちは10分もの間、「QQQ」を待った。
しかし、いくら待っても、姿を現さなかった。
名無し>>ねえ、もしかして、外に、出ちゃったのかな・・・
美沙>>でも、ドアなんか無いよ?この部屋
あ、本当だ・・・
黒猫>>あのさ・・・ここにずっと居たら、餓死するよ?
絵里>>じゃあ、どうしろっていうの?
美沙>>そうだよ。ドアもないし
黒猫>>この部屋、おんぼろだし、簡単に壊せると思う
名無し>>でも、何で壊すの?
美沙>>あ!!ちゃぶ台で?
絵里>>あぁ〜!
黒猫>>違うよ。このちゃぶ台、ずいぶん痛んでるし。
黒猫>>一発で壊れるよ?
名無し>>じゃあ、もう手段ないじゃん。
絵里>>そうだよ!・・・餓死は嫌だけど
黒猫>>これで壊せばいいじゃん?
一瞬の沈黙。私は正直、
「お前、アホじゃないの?」と、打ちたかった。
絵里>>黒猫さん、アホじゃないの?
名無し>>ちょ・・・
美沙>>これで脱出したら、絶対パソコン壊れるよ?
黒猫>>でも、それしか方法は無いよ?
確かに、そうだった。
このパソコンでしか、交渉方法はない。
しかし、そうと言って、餓死するのも嫌だ。
絵里>>・・・出よう
美沙>>え?
絵里>>だって、私、まだ13歳だよ!まだ死にたくない!
黒猫>>僕も、出るよ
美沙>>ちょ、皆・・・!
名無し>>美沙さんは、どうするの?
美沙>>どうするって・・・
しばらく、黒猫と絵里の返事は無かった。
そして、もうしばらくして、2人の通信は、途絶えた。
美沙>>な、名無しさん・・・
名無し>>何?
美沙>>あの、名前、教えていただけますか?
一瞬、迷ったが、
名無し>>由佳
そう告げ、5分後には、skyランドに、誰も居なかった。