大人オリジナル小説

マッドシティ
日時: 2012/01/04 23:10
名前: ピエロ

エピソード1:[出現]

・・・・・・。
・・・何だ、このクソみてーに腐った街は?!
全部俺がぶち壊してやる!

私は刺激に飢えていた。今年も30代を行き来する年。別に私事に不満があるわけでわはない。ただ退屈なのだ。子どもはいないが、裕福にないにしても家庭を大事にしている。ごく普通の一般家庭だと思う。

しかし、“刺激”はごく身近に転がっていた。そう、ごく身近に・・・。
妻が死んだのだ。いや、殺されたのだ。警察にくまなく調べてもらっても、犯人の手がかりさえ掴めない。殺されたのは確実なのだ!私はその時、はっきり人影が見えたのだ!
私は今、怖い。自分が怖い。なぜ、涙が出ないのだ!?

ーその時、男に衝撃が走った。それは“最凶”が現れるほんの少し前の出来事だったー。

エピソード2へ

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Re: マッドシティ ( No.7 )
日時: 2012/01/07 19:00
名前: ピエロ

エピソード6:[恋愛]


お前は俺と居るといつも笑顔だったな。俺はその笑顔がまた見たい。
今も俺の腕の中にいるのに、お前はどうしてずっと、目をさましてはくれないんだろう。





あれから1週間、あたしは今、同棲生活をしている。この男と。
この男、名前をマークと言い、あたしの同級生である。
このマーク、どうやらあたしの事が好きらしい。家に居候させてもらってるのも、それが理由みたいだ。マークは1人暮らしをしていた。今は家にはマーク
とあたしの二人だけ。そのせいか、マークは緊張しまくってて、ろくに会話も出来ない。爆発から護ってくれたのは感謝してるが、その理由がストーキング行為中でたまたま近くにいたからって。気持ち悪いどころか呆れてものも言えない。しかし、こういうのもまた、巡り会ったというものだろうか。
バレエはあれから行っていない。今の気持ちでとてもバレエなんて。

ふとマークをみた。様子がなんかいつもよりおかしい。マーク、大丈夫?!
マークはビックリして、慌てて自分のお皿を下げに台所にいった。
本当にあの子、大丈夫だろうか?あたしはそう思いながら、お皿を下げにマークの所にいった。すると、マークが震えながら花束を向けながら赤面でこうあたしに言ってきた。


シ、シドリーさん!あああああなたのこ、事がすすす好きなんなんでです!!
べべ別にだからといって、なんか、あったりするわけじゃないんですけど、でも、す、少しだけでも気持ちが伝わったらって!!

言葉はむちゃくちゃだけど、言いたい事は分かる。要するに告白?
あたしは、何故か息切れしてるマークに笑顔でこういってあげた。

うん、充分伝わってるよ。花束もありがとう。今まで―――

あたしが喋ってる途中にマークは少し涙目になりながら、パン買って来ますと叫んで家を飛び出した。

今まで嫌いと思ってたのかなあって、ちょっと不安だったの。って言おうとしたのに。でも、ちょっとかわいいかな。
ベッドの上でそう思う自分がいるのがわかった。


―引き出しの中の腕時計は相変わらず0時前で止まっていた―


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