大人オリジナル小説
- マッドシティ
- 日時: 2012/01/04 23:10
- 名前: ピエロ
エピソード1:[出現]
・・・・・・。
・・・何だ、このクソみてーに腐った街は?!
全部俺がぶち壊してやる!
私は刺激に飢えていた。今年も30代を行き来する年。別に私事に不満があるわけでわはない。ただ退屈なのだ。子どもはいないが、裕福にないにしても家庭を大事にしている。ごく普通の一般家庭だと思う。
しかし、“刺激”はごく身近に転がっていた。そう、ごく身近に・・・。
妻が死んだのだ。いや、殺されたのだ。警察にくまなく調べてもらっても、犯人の手がかりさえ掴めない。殺されたのは確実なのだ!私はその時、はっきり人影が見えたのだ!
私は今、怖い。自分が怖い。なぜ、涙が出ないのだ!?
ーその時、男に衝撃が走った。それは“最凶”が現れるほんの少し前の出来事だったー。
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- Re: マッドシティ ( No.6 )
- 日時: 2012/01/07 09:19
- 名前: ピエロ
エピソード5:[破壊]
徹底的に散々にしてみせよう。それを粉々に砕いてみせよう。儚い夢をも綴じてみせよう。
瞼を湛えず、永久の眠りを誘おう。
僅かに抱く微々の希望すら。
俺はこの街の神だ!王だ!ボスだ!俺に逆らう者は、誰も居ねェ。
そりゃそうだろう。表と裏と中立、全ての世界の頂点に成った俺様を敵に回す奴なんて1人も居しねェ。警察組織もマフィア組織もそれ以外の奴らも。
頂点に立つ奴の望みはいつも同じだ・・・退屈で仕方ねェ・・・。
そこで俺はふと思った。
もし、逆に俺が全てを敵に回したら?
そう思った瞬間、体が興奮しているのがわかる。
ハハっ!ハハハハハハハハハ!!フハハハハハ!!!こりゃ堪ンねェ!傑作だ!ワクワクすんゼェ!
手始めにどっかで爆発のメロディでも奏でてやるか。
どんだけの数の人が踊りやがるかな。
―誰も知らない楽譜を演奏する序曲の始まりだった―
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