大人オリジナル小説
- 魔法の粉〜憑かれた少女達〜
- 日時: 2012/01/17 22:50
- 名前: まちこ
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まちこと言います!
この話は、『いじめ』じゃなくて『覚せい剤』などの薬物の話です
薬物などの種類の名前を間違えてしまったら教えて下さい!訂正します
プロローグ
サラサラ流れる白い粉…可愛い色の錠剤…小さな瓶に入ってる気体…
これらは、全て薬物…
一度使ったらもう、使わずには、いられない…
依存性が強いのだ…
ダメだとわかっているのに使ってしまう…
ほら、ココにもその魔法の粉に魅入られてしまった少女たちが…
その少女たちがどんな道を歩んでいるのか?
最後まで見届ける勇気は、ありますか?
プロローグ 〜完〜
- Re: 魔法の粉〜憑かれた少女達〜 ( No.4 )
- 日時: 2012/01/20 21:13
- 名前: まちこ
第4話
目が覚めると公園じゃない室内にいた…
どこかの店の裏側らしく賑やかな音が少しだけ響いてる…
あたしが寝ていた場所は、ソファーの上だった…
そっと起き上ると声をかけられた…
「…大丈夫か?」
さっきの不良の一人だった…
髪は、金髪に染めてあり胸元には、銀色の十字架のネックレスが掛かっていた…
「はい…もう、大丈夫です…すみませんでした…」
そう言って立ち上がろうとした時…
ドアが乱暴に開いた…
「おう!目が覚めたか?」
この人は、あたしが殴ってしまった人…
丸刈りで耳にピアスが開いている…
顔には、絆創膏が貼ってある…
「あの…さっきは…ごめんなさい…」
「まぁ…いいってことよ…こっちもちょっと乱暴だったからな」
そう言って笑って話す…
「ところでさぁ、自己紹介まだだったよな?俺は、洋介でこっちの丸刈りが、東間よろしく…」
「よろしくな!」
「え…っとあたしは、美野里って言います…」
「へぇ〜そうなんだ〜」
「…で…質問なんだけど、何であの時間、街ぶらついてた?普通、なら家にいる時間だろ?」
「それは…」
「今日の午前中だって…」
「まぁ…確かに言われてみれば…」
東間が考えながら言う…
「もしかして…家で何かあった?それとも学校?いじめか虐待か…どっち?」
洋介は、鋭い目つきをしていた…
「洋介!美野里ちゃん怖がるって…」
東間が焦りながら言うけど洋介は、聞いていない…
「…どっち?」
「それを聞いてどうするつもりですか?」
聞いてみた「そうだね〜」金髪の髪をかき上げて耳元で囁いた…
「
助けてあげるよ…その地獄から…」
顔をあげると洋介は、笑っていた…
「ホント?」
洋介は、静かに頷いた…
あたしは、毎日が苦しくて仕方がなかった…
だけど、救いの手が差し出された…
それは、白い天使の物ではなく黒い悪魔の物だった…
そして、そのことを知るのは、もう少し先だった…