大人オリジナル小説
- 私が人見知りになった訳
- 日時: 2012/03/06 20:41
- 名前: ミナミ♯0122
- 参照: http://lost
初めまして、このサイトの別館に来たのは初めてで、文章も下手ですがミクロ単位でも良かったな、と思っていただければ幸いです。
ちなみに、コメントは歓迎ですが、荒らし・暴言は受け付けません。
基本的に、暗い友情関係です。あれ?と思っても、スルーしてください♪ 期待はずれだったら、諦めてください。
以上です。
- Re: 私が人見知りになった訳 ( No.3 )
- 日時: 2012/03/07 17:59
- 名前: ミナミ♯0122
- 参照: http://lost
一章 柚芽の夢
そこは、いつも登校する橋の上。誰かと一緒に歩いているが、誰だかわからない。会話はしているが声の特定が出来ず、これは夢だと思った。着ているものは、柚芽が通っている中学校の制服。橋からは見慣れた学校が、しっかりと見える。
そのまま、相手の子と適当な会話をしながら、橋の階段を下りて学校へ一直線の道に出ると、目の前にはクラスメイトの生徒会所属の男子が、数人の他クラスの仲間と歩いている。
学校に着くと、何ら変わったところはない。疑いもせず、自分の教室に入る。相手の子も入ってからは、自分の席に向かう。私は、席についてから気がついた。
『中学校のクラスメイト』と『小学校のクラスメイト』が混じっている。ならば、一緒に登校していた子は…
やっぱり、小五・六のときに途中まで仲が良かった、倉野美紗。あだ名はみー。周りには、同じクラスだった女子が数人集まって、話している。
すると、周りの風景が変わった。目前には、あのときと同じように、数人の女子がいる。その中には、あのみーも混じっていた。自分の教室なのに、縄が絞められるように体が恐怖に支配され始めた。
「嫌、やめて!もう嫌なの、あんた達の顔も見たくない!やめて、私に関わらないで!来ないで」
頭がぐるぐる回っているようで、顔が熱くなる。
そして、みーがそっと口を開いた。
「何で、あたしがゆーと一緒にいなくちゃいけないの?」
「やめてやめてやめてええぇぇ!」
「ゆーなんか…」
「い、や。嫌だぁ、それ以上言わないでぇ!!!」
「もう親友じゃない」
「い、や。嫌ああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ぱっと上体を起こして、目が覚めたことに気がつく。
「や、めて…」
私は怖くて怖くて、俯いて小さな声で言った。