大人オリジナル小説
- 学校のない世界は、
- 日時: 2012/05/17 20:23
- 名前: 銀桜 ◆8ux1c8TcRU
最近、学校に真剣に行きたくない銀桜です。
初めまして、おはこんばんちわ。
タイトルの通り、この世から学校が消えたらどうなるのかなーなんて妄想しながら過ごしてました。
それをネタにおっ始めてみましたよと。
何かアイデアとか意見がありましたら雑談のスレで受け付けています。
誹謗・中傷は無い感じで、アドバイスはどしどしもらえると嬉しいです。
たまに病む危険性があります。ほっとけば直るはずです。
そしてお約束の亀更新です。頑張ります。許して。
仕方ないわね、あたしがいないと何にもできないんだから!的な俺得娘がいらっしゃいましたら、汚い部屋ですがどうぞずずいと奥へ→→
- Re: 学校のない世界は、 ( No.6 )
- 日時: 2012/06/15 18:44
- 名前: 銀桜 ◆8ux1c8TcRU
夢を見た。長い長い、夢。
あの人がいた。
見慣れた僕の部屋に、立っていた。
僕がそこだけを見て育ってきた背中は、いつもと変わらず僕の理想のままだった。
「お前は、大丈夫か?」
あの人が夢に出てくるのは珍しい事じゃなかったけど、声を聞いたのは初めてだ。
大丈夫かって、どういう事だろう。
そりゃ、僕のことだろうけど。体のことかな。
「 」
大丈夫だよ、寝たら治る、そういったはずなのに。
声が出なかった。でも、
「そうじゃない、お前はその世界にいて大丈夫なのか?」
あの人には伝わったらしい。
大丈夫、と言いきれるほど僕は強くも気遣いができる訳でもなかった。
「もう無理、かな」
それから、はは、なんて自嘲気味にわらってみる。
できもしない強がりのつもりだった。
あれ、変だな声が出る。
「お前がホントに思ってることは声に出るんだよ。
耐えられないんだろ?ホントに。」
うん、と頷くとあの人が頭をなでてくれた。
ちょっと涙が出そうになった。かっこわる。
「じゃ、行こうか。」
まるで散歩にでも行くように、軽い足取りで僕の手を引いてくれた。
僕は聞きたいことがたくさんあったんだけど、あんまりあの人が楽しそうなもんだからそのままついて行くしかなかった。
まあ、夢だし。楽しい夢だったなあ。
夢、だったんだよな?
目が覚めた僕は、部屋を出てから疑問に思ってしまった。
第一章 終